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ここだけのはなし 海外出張秘話 〜韓国編〜

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 リーディング・エッジ社 教育サービスマネージャの満岡です。

 今回はいつもの連載をお休みして、海外出張で自らが感じたことをお伝えします。最近、SIerである自社のマネージャーとしての立場と、Androidの社団法人(Open Embedded Software Foundation(OESF))の運営を行う立場から、出張が多くなってきました。ビジネスを作る側にシフトしているため、各社・各国の状況を把握するうえでも多くの方々と直接お話しするよう心掛けています。今回は、韓国・ソウルに行ってきました。

・韓国ってどんな国?

 皆さんは「韓国」と聞いてどのような単語を思い浮かべるでしょうか?K-Pop、韓流スター、キムチ、サムスン、サッカー、兵役……さまざまかと思います。日本と時差がなく、約3時間弱で行ける最も行きやすい海外です。まず、仁川国際空港に到着すると、真新しく近代的な設備に驚くと思います。まさに最先端なイメージです。街には派手な広告が溢れながらも、裏通りには下町らしい光景も残っているため、アジアと欧米がミックスしている不思議な感覚です。

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・日本より進んでいる?!

 ここ数年に渡り韓国IT企業の世界進出は目覚しく、日本の全家電メーカーの売上を合わせてもサムスン1社に勝てないのはご存じかと思います。社会インフラには電子マネーをはじめとしたIT技術が使われ、行き来きする人々の手には子供から年配の方までスマフォが握られています(出張中に、フィーチャーフォン(ガラケー)タイプは1台も見ませんでした……)。特に若い女性は、5インチ前後の大きめなスマフォを巧みに扱う人が多く、中でも5.3インチのGalaxyNoteを多く見かけました。政府がITを推進していることもあり、一気に普及させているようです。

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・「これは勝てない」と感じたこと

 街に溢れるハングル語は、とにかく読めず不便です。日本に来る海外の方も、漢字に同じ印象を持っているはずです。韓国でも日本でも、やはり英語化推進は行っていること(レベルは別……)として、実は、私は新聞に衝撃を受けたのです。すべて横書きなのです。1990年ごろから縦書きを政府主導で一気に変更をさせ、世界を見据えた活字体制を取っているようです。日本の新聞はアルファベットを縦書きするなど、国際化とは乖離している記述をしています。電子書籍の国際フォーマットに対する対応の遅さも、縦書きが問題なのかもしれません。また、政府主導で一気に変更するスピードと勢いが、今の日本には欠如していると感じました。さらに、韓国の子供は、漢字の授業を減らし、英語にシフトしているそうです。

 半日で移動できる最も近い海外です。連休を利用してさまざまな違いを体感してみるのはいかがですか? もしかして、すでに韓国人は日本に来て「昔の韓国みたい」と思っているかも……。

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