LE社のエンジニアたちの風がふくまま気の向くまま本音コラム

ホスピタリティは地球を救う!!

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 リーディング・エッジ社の嶺です。受託チームに所属しながら、常駐でJava開発に携わっています。

 IT業界に携わって10年ぐらいになりますが、いまだに、常駐など関係なく、会社の対人関係で悩まされることが多いです。

 例えば、同じプロジェクトの方とささいな会話をしている中で、そっけない反応をされることが多々ありました。

 特に作業が忙しいとか、会話ができない状況ではないのに。

 このような関係をどのように改善していけばいいのか、いろいろ模索していました。そんな折、ふとしたきっかけでタイトルとなっている言葉を耳にしたのです。

■ホスピタリティとは?

 題名にもある「ホスピタリティ」の意味は「究極のおもてなし」です。「ホスピタリティ」は特にサービス業でよく使われています。

 行動などでの表現「マナー」に「相手を思いやる気持ち」を付加したものが「ホスピタリティ」となります。相手側が心地良く感じることで、信頼や信用、安心感が生まれます。

■サービスとホスピタリティの違い

 サービスの語源は、ラテン語のServus(奴隷)です。一方で、ホスピタリティの語源は、ラテン語のHospics(宿泊所)です。

 それが英語のHospital(病院)Hotel(宿泊施設)Host(男性の接待役)Hostess(女性の接待役)といろいろな言葉に発展しました。簡単に言えば、サービスはタテの関係、ホスピタリティはヨコの関係になります。

■どうして地球を救うのか?

 ここからは私の個人的な考えになりますが、ホスピタリティとは、利他主義的な観点なのだと思います。利他主義であるがゆえに、他人に危害を及ばせようとせず、ともに幸せになろうと考えて、行動するからです。

 これが利己主義的な観点だと、「自分だけなら、やっても大丈夫」などと思いながら行動するため、環境汚染や自然破壊の一要因になるのではないでしょうか。

 要するに「塵も積もれば山となる」状態です。些細なことの積み重ねで大規模なことに発展するという事です。

 規模が大きくになればなるほど、良い方向に進めば地球を救えるのだと思います。

■結論

 「地球を救う」と規模が大きくなってしまいましたが、私の上司が昔「IT業界はサービス業に近いものがある」と言っていたことを思い出しました。

 プログラムを提供するのは「サービス」の観点ですが、それだけではなく、対人関係においては「ホスピタリティ」が望ましい、ということを上司は伝えたかったのかもしれません。

 前述したような、そっけない反応をなぜされたのかを考えた時に、まず、相手に対して、自分がどのように接しているかを見直してみました。そして、自分から相手に対して思いやりを持ち接することで、その関係を改善させることができたのです。

 ぜひ、皆さんも人と接する際には「ホスピタリティ」を気にかけてみてください。

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