英語の勉強のススメ
リーディング・エッジの吉永彰成です。これまでプログラミング言語やプログラミングコンテストについての記事を執筆してきましたが、今回は趣向を変えて、英語の勉強について書いてみようと思います。私は空き時間に趣味で数学と英語を勉強しており、特に最近は専ら英語ばかり勉強しています。また、日常的に英語の勉強に関する情報をブログや市販の書籍から集めています。今回はオンライン上で無料で利用できる英語の学習リソースを3つ紹介します。
私は音声CD付きの教材で勉強するときは、原則的に英文を音読しています。音読はプロのナレーターが読み上げる音声を聴きながら、その音声から少し遅れて本文を見ながら行っています。プロのナレーターの発音をできるだけ自分で再現できるようになるまで音読を繰り返します。このときカタカナ英語で発音すると英語の発音のために必要な口や舌の筋肉が鍛えられず音読の効果が期待できないため、必ず音読の前に英語の個々の音素の発音を確認するようにしています。私は市販の書籍で発音を確認しているのですが、Webにも発音の教材がいくつかあります。[英語発音入門]はその中の一つであり、大学の先生が作成された教材です。日本人が苦手な音素の発音が分かりやすく解説されています。
「ニュースで英会話」は、NHK国際放送局で放送された英語ニュースを題材として、さまざまな方法で英語のトレーニングができるサイトです。まず、英語のトランスクリプト(音声を文字に書き下ろしたもの)があるため、音読の教材として利用できます。また、プロのアナウンサーが読み上げたゆっくりめのスピードの音声とナチュラルスピードの音声が聴けます。これは音読のお手本としてだけでなく、シャドーイング(音声に少し遅れて発音すること)の教材としても利用できます。さらに、センテンス(文)毎の音声の再生もできるため、ディクテーション(聞き取った音声を書き取る事)の練習もできます。
アメリカのCNNやイギリスのBBCのニュースを聴いて、リスニングの練習をしている方も多いと思います。その中でも特におすすめなのがBBC Learning Englishです。このサイトには英語の学習者向けのニュース教材が数多くあるのですが、個々のニュース教材の音声(MP3ファイル)とテキスト(PDFファイル)がダウンロードできるため、「ニュースで英会話」と同様にさまざまなトレーニングが可能です。
私のお気に入りは「6 Minute English」です。教材1回分が約6分で構成されており、BBCで放送された世界中のニュースを題材として、少しゆっくりめのスピードでニュースの解説が聞けます。日本のニュースが話題になることもあります。また、テキストには重要語彙(ごい)の意味が英英辞書のように英語で書いてあり、教材の最後にはアナウンサーが重要語彙を1つずつ発音してくれます。さらに、毎回ニュースの内容に関するクイズが一つあるので、聴いた英語の理解度を試せます。
以上で教材の紹介を終わります。今回は3つのサイトを紹介しましたが、英語に関心のあるエンジニアの皆さんに少しでも役に立てれば幸いです。日常の英語の勉強の結果を定量的に計る方法として、TOEICテストを受験することが考えられます。私の友人のエンジニアの一人は、英語の勉強を継続的に行った結果、400点から900点にスコアを上げました。私は今年の10月からTOEICの公開試験を連続で受験し始めました。今年11月と12月の試験は申し込み済みです。
オンラインの英文添削サービスを利用して英作文の勉強もしているので、TOEIC Speaking & Writingテストも近い将来にチャレンジしたいと思います(ちなみに、Speakingテストには音読の問題があります)。英語の勉強の成果を客観的に確認したいため、今のところ特にTOEICに特化したテクニックの勉強は行っていません。普段は、市販のCD・DVD付き発音教本やTOEIC新公式問題集Vol.1~Vol.5で音読・シャドーイング・ディクテーションの方法で勉強しているのですが、発音の参考にしたり、違う教材で気分転換をしたりするために上記のサイトも利用しています。