<<【東北人魂】仙台遷都、福島東北オリンピックの実現へ>>

健康について第5回 健康的に、システム屋主導で。

»

 お世話になります。龍澤と申します。

 なかなか本題に入っていけず、概念的な説明に終始しており申し訳ないです(読んでもらっている知人より指摘あり……)。

 もっと具体的な、皆様に直接、即お役に立てる話を書きたいのですが……でも、やはりその前段として概念的な説明は必要である、と考えています。ので、続けます(まだ、序章です)。

 皆様に即お役に立てる話を具体的に書きたい、と考えているとはいえ、私は「健康になるためのHow To(安易なHow To化)」にはかなり否定的です。

 安易に画一的なHow Toを拡めていこうとする勢力にも、また、安易にそれを受け入れる(けども結局自分に合わないので長続きしない)ユーザー側にも、どちらに対しても否定的です。

 前者は、ほとんどの企業、団体が金儲けという目的のためにやっているだけであって、個々のエンドユーザーの「健康」のことについてホンキで考えてはいません。

 でも、やはりある程度は、How Toにまでは落とし込まなければなりません(そのような企業、団体とは違うやり方で)。

 第1回で書いたとおり、「IT業界に特化した、健康になるためのHow To」を具体的に提示できればと思っています。

 後者(安易に画一的なHow Toを受け入れてしまうユーザー)にはある程度の「リテラシー」が求められます。

 以前、別媒体に投稿したことがあるのですが、なぜこの業界の人間は、システムテストやベータ版では躍起になって重箱の隅を突ついてバグ出しをするのに、世の中に出まわっている食品(添加物、加工食品etc)は盲目的に受け入れるのか……分からなくなることがあります。しかも、自分の体内に入れるものを、です。

 もっと具体的に言えば、我々はケミカルなものをナチュラルなものよりも、喜んで体内に取り入れる傾向がありますよね。

 「不健康なりたがり」を積極的に実践しているわけです。それが、「この業界に特化した」事情の1つです。

 世の中に出まわっているいわゆる「製品」が、すべて厳密なテスト工程を経て流通していると考えたら、(おそらく)大間違いです。

 それは、残念ながら我々の業界を見渡せばわかると思います……人間の体内に入る薬品や、食品についてもしかり、です。

 私がこのようにコラムを執筆する動機は、結果として「健康食品を買ってくれ」商法につなげるため、ではありません(一応、システム屋を自認してますから、健康食品の開発はできません……)。もちろん誰かに頼まれているわけでもないです。

 IT業界の方々が健康になってゆくことにより業界の生産性やシステム品質が底上げされ、他の業界からも一目おかれるようになり、さらには世界に伍してゆけるようになるための一助になれば、とホンキで考えています。今のところ、かなり滑稽にうつるかもしれませんが、動機はそれだけです。

 なんとなくほんわかとした感じの「みんなが幸せになれれば……」などといった考え方は持っていません。もっと具体的で、ビジネスライクなものです。この業界の生産性や品質がもっと上がってくれれば、私も具体的に助かります(早く家に帰れてもっと家族サービスできるかもしれない……)。

 まずは、とても重要なのはシステム屋がユーザーの言いなり、下請けに堕していかないこと。そのために、自助努力をして我々自身の品質を上げてゆくこと。

 「健康になる」というのはそのための1つのソリューションであり、私は、そのソリューションがもっとも効果的で即効性があると、信じています。

 そして将来的には、システム屋が日本を引っ張ってゆく。政治主導でも官僚主導でも民間主導でもない、「システム屋主導」(笑)になるのが理想です。

 この業界がこのままずっとこの「不健康なりたがり」体質をひきずっていってしまったらいつまでたっても世界に伍していくことはできないと感じています。それどころかいつまでたっても、日本のビジネスシーンの中で、ユーザーの下請けに甘んじ続けることになります。

 能力や人材は、十分なはずです。日本人にシステム屋はかなり向いていると思います。あとは、業界体質を少しずつ変えていって、もっともっと「健康的」な業界にしてゆくことが必要です(この場合の「健康的」というのは複数の意味があります)。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する