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健康について第1回 なぜ健康である必要があるのか。

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 お世話になります。龍澤と申します。 

 「健康診断で引っかかった、再検査だ!」という(半ば恥ずべき)ことがなぜかプチ自慢になってしまうような、相変わらずなこのギョーカイにおいては、「なぜ健康である必要があるのか」を明確にしておけばそれがモチベーションになります。

 どうやったら健康になれるのか、の議論(How)に入る前になぜ健康である必要があるのか(Why)を整理しておきたいと思います。

 なぜわれわれが健康である必要があるかといいますと、それは心身ともに健康な生活を送っている方が仕事の生産性が上がるからです。

 皆様におかれましては、「不健康がたたって仕事に影響が出る」という経験は必ずされていることと思います。

 二日酔いにより翌日の午前中は仕事にならない、というのは顕著な例です。

 非常に単純な図式ですね。

  1. 体調悪。⇒仕事がはかどらない
  2. 体調ふつう(いつもどおり)⇒いつもどおりの仕事
  3. 体調が良い ⇒いつもより仕事がはかどる感じ。いい感じ

 3番目の「体調が良い」という状態を、経験したことがない、という方が多いようです。

 あるいは、気付いていない。あるいは身体が、そもそも平日は体調が良くならないバイオリズムになっている……(休日のアソビは絶好調だけど! みたいな)。

 言い方を変えると、健康である必要性はすべて「仕事のため」と私は結論づけています。

 仕事で最高のパフォーマンスを維持するために、「戦略的に」健康である必要がある、といってもよいでしょう。

 なぜならば、仕事が順調であれば人生すべてが順調になるからです。

 確かに、プライベートが順調であれば、それが仕事に波及して仕事が順調になる、ということもあります。

 ですが、それは100%ではありません。プライベートにうつつを抜かして仕事がおろそかになる方が、人間というのは多いのかもしれません。

 先立つものはカネです。仕事が順調になるということは、ほぼイコールで安定した収入を確保できるということですから、人生が順調になってゆくのは自明なのです。

 平日に体調がすごく良い、という経験をしたことがない方、月曜の朝はいつも憂うつだ、という方には、まずはほんのちょっとでもいいから、「すがすがしい」という形容詞がぴったりな状態を、経験してほしいと思うのです。

 「すがすがしい!」という状態は、当たり前のことですが「すがすがしくない」という状態よりはより「快」です。

 人間は自然と、「快」の方向へ向かおうとします。ですので、いったんすがすがしい状態を経験すれば、毎日すがすがしい状態になりたい、と、身体の方が思うのです。そうなったらもう、しめたものですね(なかなか、そうはいかないものですが……)。

 春や秋の気候の良い頃に、平日、朝から快晴で気温もほどほど、という状況ですと、いやでもすがすがしい気分に「させられ」ますね。

 ですが、そんなときは得てして「こんな天気のいい日に仕事なんかしてらんねーよ……」と思ってしまい、事態はネガティブな方向へ進んでしまいます。

 ですので、われわれがやるべきことは、外的要因ですがすがしく「させられる」のではなく、自らの内的要因で常にすがすがしく「ある」ように、自分をコントロールすることです。

 どうやってコントロールするか? を一言で書いてしまうとこの連載は終わってしまうので……(一言で言い表すことは可能ですが、そこに至るまでの説明がある程度必要なのです)

 もう少し続けてみます。

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