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IT業界を生き抜く健康生活<序論/ご挨拶>

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 お世話になります。龍澤と申します。

 CNETブログより若干の充電期間を経て、引っ越ししてまいりました。今後ともよろしくお願いいたします。CNETブログの頃から、タイトルも変更してみました。

 システムエンジニアおよび「IT業界」周辺の各職種の方向けに、健康法の確立および健康維持のための生活習慣について、フォーカスして書かせていただきたいと思っています。

 システムエンジニアの健康、といいますと、メンタルヘルスに特化した文章はいろいろなところで読むことができますが、フィジカル面の健康についてSE向けに特化して正面から論じている文章は(私のきわめて狭い情報取得範囲では)見たことがありません。

 私の持論では、SEの皆さんが大なり小なり抱えているメンタルの問題、ストレスというのは、フィジカルのほうを調(ととの)えることによって、ほぼ解決できるものです。

 一般的な健康論ではなく、この業界の特殊事情(基本的に夜が遅い業界体質や、不健康が礼賛される空気など……それはおいおい書いてゆきます)に鑑みた議論、健康法の確立が必要であると思います。

 つまり、一般的な健康論は、この業界においてはほぼ適用できません。

 例えば、ごく「一般的な」勤務形態のSEに対して「健康のために早寝早起きすべし」と大上段から指南してみたところで、ほとんど意味はないのです。

 (もし私だったら「んなこた分かってるよ!」と、年甲斐もなくキレてしまうかもしれません……)

 この業界に棲息しながら健康を維持してゆくための方法、解は、シンプルな二次方程式を解くような単純な問題ではないのです。

 SEに対して「早寝早起きしろ」という前に、本来論でいえばSIerの経営層に、抱えているエンジニアを早く家に帰すよう指導するのが先……(で、誰が指導するの? という問題はありますが……)。

 業界体質の浄化、抜本的改革のほうが先なはずなのですが、そうもいっていられません(業界体質は今後も変わらないと考えておいたほうがよい)。

 われわれは、自衛する必要があります。

 以前の私は、健康的な生活を実現するためには結局、この業界から離れるしかないのだろうな……と諦観していたのですが、最近は考え方を変えました。

 IT業界の最底辺層に棲息し、それなりにキツめな労働に従事しながら、そんな状況下であっても「健康で文化的な生活」を営む手段について常に考え続けてきた結果、おぼろげではありますが、ある種の光明は見えてきました(つまり、この業界に棲息していても健康な生活は実現できる、と……)。

 そもそも、この私ですら現在、毎日健康に日々を送れているわけですから、どなたでも実現できます。

 私の場合「健康」という観点では、残念ながら、この業界において手本となるべき先輩を見つけることができませんでした。

 エンジニアとして尊敬できる方はたくさんいらっしゃるのですが、多くの場合不健康を絵に書いたような生活をされていますね……。

 真似をする先輩を見つけられなかったのが幸いしてか、自分で模索しながら方法論を確立するしかないのだという結論に達しました。

 私の尊敬する人生の先輩(「この業界の」ではなく)の方々は、過酷なビジネスシーンをいったん離れていわゆる「スローライフ」を実践する方向に進んだりしていますが、私の場合どうも、「スローライフ」や「田舎暮らし」といったキーワードに若干の(いや、相当の)違和感があり……。

 自分はこの東京という大都会、デフォルトで汚れた空気がかなり気に入っているので、この高度に情報化された社会の底辺で(一応)センタンの情報産業に従事し、業界にどっぷり浸かりながらも健康に生きてゆく方法をこれからも模索してゆくのだと思います。

 これは、私の個人的な考え方なので、ヒトはヒト、ではあるのですが……。われわれ(この業界に棲息する人間)には田舎暮らしは似合いません。われわれには都会がお似合いなのです。

 都会に暮らしているからといって、健康を手放す必要はまったくありません。都会暮らしと健康、もっといえば都会暮らしとIT業界での仕事と健康、はすべて両立できます。

 その方法論はまだ私の中で(確信はあるのですが)体系的になっていないため、ここの媒体を利用させていただいて(すみません……)書いてゆきながら、そしてご意見や反論を承りながら、皆さまにもお役に立てるような理論を構築してゆきたいと思います。

 序論はこのへんにさせていただいて、このような感じでぼちぼち書いてゆきたいと思います。

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