疲れた身体と心に響く書籍をご紹介

書籍「朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」を読んでみた。疲れやストレスは『飲み物』で改善できる!【第19回】

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ありがとうございます。平岡麻奈です。1日の過ごし方が最近変わってきました。変わってきた、というよりも無理矢理「変えた」のですが、2日に1回ジムに通っています。凝り固まった体で仕事をしていると、疲れがとれない。寝不足だからといって、ギリギリまで寝てもだるさが抜けない。ふと、私には何が足りなくて、何を避けてるのか考えてみました。そうすると、「体を動かすことを避けていた」ことに気づきました。小さな努力はしていたものの(階段を使う、電車では座らない、など)、よし運動するぞ!と意気込むことはしていませんでした。仕事の質を上げることは、思考であったり、頭の回転の良さは重要かもしれません。ですが、健康でなければ大好きな仕事も続けられません。働くことと、健康であることは深い関係があると解っていながら避けていた自分にようやく見切りをつけることが出来ました。

体を動かすことは、今までの自分にプラスした取り組みですが、これまでの自分を思い返して、改めるべきところを探しました。ひとつひとつ朝起きてからの行動を振り返り、私の疲れがとれない理由のひとつかもしれない習慣を見つけました。それは、『飲み物』です。私はエナジードリンクや、コーヒー、コーラが大好きで、欠かさず飲んでしまいます。「飲みたいな」という気持ちではなく、「買いに行かなきゃ」という義務の気持ちです。コーヒーは読書や仕事をする時には欠かせません。ですが、眠気を抑える為に飲んでいても眠くなります。またエナジードリンクでも、飲んでいる時はやる気が出るように感じるのですが、更にドッと疲れる時間が巡ってきます。疲れない為の行動がもっと自分を苦しめているのでは?と疑問を抱くようになりました。また、お酒も大好きな為、ついつい呑みすぎます。ビールを呑んでから焼酎を呑むこの上ない幸せ、なのですが、翌日が休みでないと体がだるくて仕事どころではありません。

疲れていたり、集中力を上げたい為にコーヒーなどを飲むのに、何故か逆効果になってしまう時があるのはどうしてだろう?「カフェイン」と「アルコール」が含まれる『飲み物』との付き合い方を変えていく必要があると感じました。仕事や遊びも、体のコンディションが整ってこそ楽しめます。また、お酒も体のダルさなく楽しく付き合っていきたい。これから生きていく上でも全く「カフェイン」と「アルコール」を摂取しない、という生活も果たして現実的かな?とも思い、なんとなくの情報に惑わされない、正しい情報を学ぼう!と思いました。またエンジニアライフコラム「平岡麻奈のちょっと一息」の第19回は「飲み物」をテーマに、「朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」を紹介します。

コーヒー.jpg朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる

【著】馬淵 知子

https://www.amazon.co.jp/dp/4295401072/

本書では、コーヒーとビールに秘めらた力を紹介しています。「嗜好品」として味わうだけでなく、飲み方次第で「メンタルや体調を支える」働きを持ち合わせています。本書を読み進めていく上で、著者の以下の言葉が重要となります。

「あまりにも身近な存在になっているだけに、今まであまり着目されてきませんでしたが、このコーヒー&ビールを飲みこなすことができる人こそ、自らの健康を管理し仕事の成果を上げられる、真のビジネスパーソンなのだと、私は信じています。」(はじめに P.15)

疲れやストレスを軽減する為の方法は沢山存在しますが、今回のコーヒーとビールに関しては、これまで摂取してきた時間や量を変えたりなど、取り入れ方を変えることが主になるので、今からでも日常生活で実践することが可能です。一度、今の習慣を振り返ってみてはいかがでしょうか。

・「朝イチ」コーヒーが慢性的なだるさを招く
・コーヒーには「飲んではいけない時間帯」がある
(第1章 パフォーマンスを下げる コーヒー&ビールのイケてない飲み方 P.42-P.45)

私が常々習慣にしていたことです。仕事前にコーヒーを飲む、朝食にはコーヒーをセットで注文するという方、多いのではないでしょうか。仕事前に早起きして、まず朝にコーヒーを飲み、目を覚ませて仕事に行くという習慣がついていたのですが、時間帯によって効果が左右されることに驚きでした。私達の体内では、1日のバランスや働きをサポートするために、様々なホルモンが分泌されており、中でも大きく関わりを持つホルモンが「コルチゾール」です。コルチゾールは早朝から分泌量を増やし、9時頃までにピークを迎えます。分泌されることにより、眠っていた体が覚醒し、やる気が湧いてくるですが、コーヒーを飲むことで、コルチゾールが抑制されてしまい、かえって「覚醒効果が得られない」と知りました。なにかを取り入れることにだけに目を向けないで、自らが生み出す効果も大切にしていくべきだと感じました。

・「とりあえず生!」は科学的に正しい。
(第3章 太らないビール、酔わないビール P.130-P.133)

飲みに行くと、最初にまずビールを注文します。これが『正しい』というのであれば嬉しい限りです。多くの日本人は酔いの原因ともなるアルコール分解物【アセトアルデヒド】を速やかに分解できない体質であり、ビールは1杯目として最適なアルコール度数となります。ビールのアルコール度数は5~6%に対し、シャンパンであれば11~12%、ハイボールは40%程度のウイスキーを炭酸水で割っているので、1杯目には強すぎるお酒となります。また、ビールには食前酒(アペリティフ)の働きとして『食欲増進や場の空気を和らげる効果』も備わっている為、「とりあえず生!」は正しい選択となります。お酒に強い・弱いという意識で自由にお酒を選んでいましたが、生まれ持った体質にまで気を留めることはありませんでした。

『飲み物は食べ物よりも50倍速く体内を巡る』ことが本書で取り上げられています。食べ物に比べて圧倒的に「身近」で「手軽」、「即効性」のある飲み物に秘められたパワーを活かして、上手に使いこなすことを始めてみてはいかがでしょうか。本書は「水分補給のルール」も取り上げており、その中で「炭酸水」の効果に着目しました。疲労回復効果があるとされ、少量であれば食欲を高めますが、多めに飲むと満腹感が得られます。私は『カフェイン』の摂りすぎを抑える為にもコーラから炭酸水に移行しました。あのシュワッと感は味わえるので(コーラの味は恋しいですが)、なんとか慣れていこうと思います。日々のダルさは、毎日選択するものが影響しているかもしれません。本書には取り入れやすい方法が他にも沢山紹介されています。飲む習慣の見直しをして、「うまい飲みこなし方」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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