進化を続けるFlashcards Deluxeー翻訳/辞書引きの自動化でカードの作成を支援
本コラムで何度も取り上げている高機能単語帳アプリFlashcards Deluxeは、今も進化を続けています。
この度のアップデートでは、iOS版は4.1、Android版は2.3.1になり、自動的に翻訳/辞書引きする機能(Translate/Define)が導入されました。
■翻訳/辞書引きの自動化
文献を読みながら、わからない単語を記録して自分で単語帳を作る場合など、辞書引きが面倒なことがあります。
そんなときのための機能がTranslate/Defineです。たとえば、オモテ面(Text 1)にメモした単語や文章から、ウラ面(Text 2)の内容を自動的に作成することができます。
■設定は少し分かりづらい
Translate/Defineの設定は、Deck Optionsではなく、Card Detailsから設定します。つまり、個々のカードを設定する画面です。Card Details画面の一番下に、Translate/Defineが追加されています。
Translate/Defineをタップすると、面ごとに翻訳/辞書引きの設定ができます。たとえば、オモテ面(Text 1)が日本語の原文、ウラ面(Text 2)をオモテ面(Text 1)に対応する英語とした場合には、Text 2の設定で"Translate Text 1”を選択します。
いずれかの面(Text)でTranslate/Defineを設定すると、Translate/Define画面に原文と訳文の言語設定が現れます。前記の例ではText 1とText 2で言語を設定する必要があるので、Text 1ではJapanse、Text 2ではEnglishを選択します。
そうすると、Text 2の編集画面には、Text 1の翻訳/辞書引きのためのボタンが表示されます。たとえば、カードのText 1が「結核」、設定が翻訳(Translate)であった場合には、「Translate: 結核」が表示されます。これをタップすると、編集エリアに"Tuberculosis"が入力されます。
■翻訳/辞書引きにはインターネット接続が必須
インターネットに接続していない場合には、"An unknown error occured. Are you connected to the internet?"というエラーメッセージが表示されます。
なお、辞書引き(Define)する場合は、原文が日本語だとうまくいかないようです。言語設定が表示されず、そのため辞書引きをすることができません。翻訳(Translate)はできますが、原文が文章でないと主語や目的語が適当に補われるので、翻訳を自動入力したあとで適宜編集する必要があります。
(追記)
最後の1文で「原文が単語だと」とあったところを「原文が文章でないと」に修正しました。