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「英語で『仕事を』する」フェーズ(その7)ATOK Padを使い倒す

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 今回は、「英語で『仕事を』する」フェーズ(その7)として、ATOK Padを取り上げます。例によって、記事で「仕事」とあるところは「仕事または趣味」と思ってお読みください。また、仕事では腰を据えて取り組むので、本コラムで取り上げているガジェットだけではなく、PC、Mac、タブレットも活用します。

■ATOK Padがメモアプリである理由

 iOSには、その設計思想ゆえにサードパーティが独自のテキスト入力機能(IM)を実装することができません。

 そのため、日本語入力システムの老舗であるジャストシステムが用意した答えは、ATOKをメモアプリとして実装することでした。それならば、IMとする必要はありません。

 しかし、アプリであるが故に、ATOKが使えるのはATOK Padの内部に限られてしまいます。

 ATOK Padで作成したメモはタグを使って整理することができます。タグの間で親子関係を定義できるので、整理するのが楽です。

■Evernote連携でデバイスを横断するATOK Pad

 あまり知られていないと思いますが、ATOK PadにはiOS以外にMac版とWindows版があります。Android版は、残念ながら存在しません。

 iOS機器だけでもiPhone/iPod touch/iPadの複数をお使いの方は少なくないでしょうし、MacやWindowsを含めると、複数のデバイスをお使いの方はさらに多くなります。

 ATOK PadにはEvernote連携機能があり、これを活用することで、どのデバイスでも同じメモを参照することができます。作成したメモはATOKというノートとしてEvernoteに保存されているので、Evernoteアプリやブラウザで参照することも可能です。

■英文作成の道具としてのATOK Pad

 iOS版のATOK Padでアルファベット入力すると、予測変換の要領で英単語の候補が提示されます。これを選択することで、物理キーボードを使わずとも、効率よく英文を入力することができます。

 iOSは辞書を備えているので、ATOKに限らず、どのアプリでも単語を選択して辞書を検索することができます。

 筆者は、iOS機器に多数の英語辞典(英英、英和、和英)を入れているので、内蔵辞書で足りない場合は、辞書アプリを駆使して調べられるのが便利です。筆者が使っているアプリについては、以下のコラムで紹介していますので、こちらをご覧ください。

*「英語『で』勉強する」フェーズでのガジェット活用 − ESL向け教材でガンガン学ぶ!

■仕事をする道具としてのATOK Pad

 筆者の場合、電車で移動している間に、主に物書きのネタを書き留めるために、ATOK PadをiPod touchで使うことがよくあります。ふと思いついたときにiPod touchでメモしておき、あとからMacで参照して完成させるというスタイルです。

 原理的には逆も可能ですが、iPod touchで校正をするのは少々難しいので、やっていません。

■各プラットフォームへのATOK Padの対応はカオス状態

 Android版のATOK Padがないことはすでに述べましたが、実はATOK Padはプラットフォームによって利用条件や機能、それにコンセプトがまちまちなので、かなり混沌としています。

iOSMacWindows
価格1,500円無料無料
利用条件購入なしATOK所有
コンセプトIM+メモメモメモ
機能フルセットタグ利用不可タグ利用不可

 Android版でATOK Padのノートを参照するには、Evernoteアプリかブラウザを使います。メモを作成する場合、筆者は大抵Evernoteアプリを使いますが、リマインダーを利用したい場合などはGoogle Keepを使っています。

 Mac版ATOK Padを使っているときには、お約束に従ってMac OSが備えている辞書を参照できるのが便利です。

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