「英語『で』勉強する」フェーズでのガジェット活用 − ESL向け教材でガンガン学ぶ!
前回のコラムでは、「ブートストラップ」英語学習法の第1段階、「英語を勉強する」フェーズでのガジェット活用をご紹介しました。今回は、第2段階の「英語で勉強する」フェーズのガジェット活用法について、過去の記事をまとめます。
■「ブートストラップ」英語学習法の復習
「ブートストラップ」英語学習法は、以下の3つのフェーズからなります。
- 英語を勉強する
- 英語で勉強する
- 英語で仕事をする
■英語で勉強する
このフェーズの学習法をひとことでまとめれば、ESL向けの教材を使って学習するということです。
※ESL:English as a Second Language
(余談)a second languageは第二外国語ではなく第二言語、つまり母語(ぼご)とは異なる言語という意味です。
英英辞典、シソーラス、語彙(ごい)集、文法書など、2000語程度の語彙と平易な文法で説明されている、英語で書かれた優れた教材がたくさんあります。余力があれば、語源学(etymology)に取り組むのもお奨めです。
文法については、文法書を頭から読むのは効率が悪く、そもそもやる気が萎えてしまうので、お奨めしません。第1のフェーズで特定した苦手なところを重点的に学習のがよいと思います。
■教材
これまでにご紹介したものも含めて、筆者が使っている/いた教材を列挙します。参考までに、本稿執筆時点での価格を併せて記載します。
- iOS辞書アプリ
- Merriam-Webster Dictionary(無料、有料版あり)
- Oxford Advanced Learner's Dictionary(3,100円)
- Collins COBUILD Advanced Dictionary of American English(2,300円)
- Dictionary.com(無料、App内課金あり)
- 電子書籍
- The Elements of Style(300円)
- Basic American Grammar and Usage(1,019円)
- Collins COBUILD Active English Grammar(332円)
- Collins easy learning Writing(380円)
- Collins easy learning English Vocabulary(380円)
- 書籍
辞書アプリと電子書籍の魅力は、いつも持ち歩けるということです。そして、概ね金額が安いというのは、やはり魅力です。高価だと買うのをためらったりしてしまいますが、安ければ迷わずに買うことができます。ESL向け教材をお得にそろえて、ガンガン学んでください!
ちなみに、Oxford Advanced Learner's DictionaryとCollins COBUILD Advanced Dictionary of American Englishは高額に思えますが、筆者はどちらもキャンペーンのときに購入しました。半額程度だったように思います。筆者がときどきチェックしている値下げ情報は、こちらです。
The Elements of Styleには邦訳がありましたが、絶版になっています。筆者は邦訳を手放したことを後悔したこともありますが、英文で読んだときとはやはり印象がだいぶ違いましたので、邦訳をがんばって探したりせずに英文で読むことをお勧めします。
Merriam-Webster's Vocabulary Builderは、現在はKindle版(465円)もありますが、筆者はボキャビル(vocabulary building)のときにはアクセントを書き込んで覚える習慣があり、Kindle版を買い直さずにいます。