電子辞書ワードタンクC50(その2)
2013年11月3日、八洲学園大学で公開講座を行いました。通信制の大学ですので、公開講座はインターネット受講(ライブおよび録画によるオンデマンド配信)も可能となっています。オンデマンド受講の申込みは12月2日まで可能とのことです。
ここだけの話ですが(?)、受講者特典で、拙著を御購入いただいた方にはAmazonギフトで400ポイント差し上げます。
公開講座の模様を事務局の方が撮影してくださったのですが、ビジュアル的にアップに堪えないため(残念)、やや遠景にて……。
さて、今回は電子辞書の話題の続きです。
ガジェット | 読む | 書く | 聴く | 話す |
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Kindle | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆ |
ラジオ付きICレコーダー (ICR-RS110MF) |
― | ― | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
電子辞書 (ワードタンクC50) |
☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ― | ― |
iPhone | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ |
■履歴を活用しよう
電子辞書でぜひ利用したい機能に「履歴」があります。
履歴を利用する目的は、忘却曲線を活用して、きっちり記憶するためです。エビングハウスの実験は、脈絡のないランダムな数字を用いている点で批判されていますが、復習の効果は誰しも実体験として持っていると思います。
辞書なしでどんどん読んだときは、分からなかった単語や熟語が何だったか、そもそもよく把握できません。辞書を引きながら読んだときでも、電子辞書は簡単に検索でき、手間がかからないだけに、記憶に残っていません。結果的には、復習しないとやはり頭に残らないと思うのです。
手間が増えますが、寝る前に電子辞書の履歴を書き出して復習し、さらに書き留めた履歴を翌日あるいは一週間後など決まったときに振り返れば、随分と記憶に定着していきます。
ボキャブラリービルディングには、是非「履歴」機能を利用したいものです。
履歴に関してひとつ残念に思うことは、ジャンプした先の辞書には履歴が残らない点です。例えば、英和辞典で調べた単語を、ジャンプでさらに英英辞典を使って調べた場合には、英英辞典の方には履歴が残りません。このため、確かに調べた記憶があっても、履歴がないという場合があるのです。
この点については、読書をする場合には、主に参照する辞書を決めておくという対応がよいと思います。英和辞典と英英辞典のどちらを主とするかを決めておけば、参照すべき履歴が自ずと分かります。