情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【触らぬPGに祟りなし】

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■原典:

 触らぬ神に祟りなし

■意味:

 とりあえ動いているプログラムは、触らなければ、余計な災いを受けることもないということ。

■解説:

 コードが気に入らない、とか、処理方法がスマートじゃない、とかいう理由だけで、動いているプログラムを変更したりすると、余計なトラブルに巻き込まれるという意味。基本的に原典と同じ。

実際は、処理が遅いとか、バグっているとかの理由で修正が必要になることは、ままありますが、そういうときに限って、担当が回ってきたりするものです。

●用例:

 

川伊さん

現木さん。この間、すごいトラブルに巻き込まれてましたけど、なんだったんですか?

 

現木さん

ああ、ヨソノ工業様から、ちょっと思いついた機能があったので入れてほしいという要望があってね。

 

川伊さん

それで。

 

現木さん

プログラムを変更したら、なんかおかしな動きをするようになって。とりあえず元に戻したんだ。

 

川伊さん

原因は分かったの?

 

現木さん

マルチタスクで同時にコールされたときの処理に問題があって、それも潜在バグ。変更前は、たまたま、処理が早く終わってたから現れなかっただけなんだ。

 

川伊さん

それで、テスト環境で動かしたときも、問題なかったんだね。

 

現木さん

そういうこと。結局、潜在バグも合わせて修正する羽目にあったよ。

 

軽井主任

「触らぬPGに祟りなし」ってか。

 

川伊さん

今回ばかりは、実感ね。


登場人物と相関図

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