【複雑な物件にふたをする】
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■原典:
臭い物にふたをする
■意味:
原典と同じ。複雑な物件は、やりたくないので、なかったことにしてしまいたいという心情を表した言葉。
■解説:
複雑な物件は、できることなら受けたくありません。でも、仕方なく受けることもあるでしょう。
その場合、なかったことにしてしまいたいところですが、やっぱりなくすことはできないものです。
●用例:
今市君。ヨソノ工業様で、現場の進捗を捉えたいという要望があるんだ。
現場進捗管理ですか? もしかして、タブレット端末を導入したいとかですか。
でも、ヨソノ工業様の工場は、無線LANは施設できないから、毎朝事務所でデータ転送して、現場でその情報を元に進捗管理して、夕方に集計することになりますよ。
たぶん、タブレット側はそれで何とかなると思いますが、計画データの作成が、結構複雑ですよ。
当然、今、行われている計画データの作成支援も必要だよ。さらに、工場側の情報はリアルタイムで集計して、進捗に合わせた人員再配置も行いたいらしいんだ。
無線LANなしで、リアルタイム通信ですか? 有線LANですか? まさか、RS-232Cをあちこちに配置するとか?
そのあたりは任せるよ。まあ、何か良い方法を考えてくれ。
ちょっと課題が多すぎます。もう少し何とか譲歩いただけないでしょうか? せめて無線LANの設置くらいは……。
まあ、無理だね。
……。
「複雑な物件にふたを」したいところですね。
代われるものなら代わってほしいよ。
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