情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【危ない橋をたたいて渡る】

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■原典:

 危ない橋を渡る、石橋を叩いて渡る

■意味:

 1.危険を冒しているにも関わらず慎重になっているという意味。

 2.そもそも危ない橋をたたくと、それが原因で壊れかねない、つまり、逆効果な行為をしていること。

■解説:

 「危ない橋を渡る」と「石橋を叩いて渡る」は、対義語になります。つまり、「危ない橋を渡る」は、危険を冒して物事を行うことであり、「石橋を叩いて渡る」は、堅固な石橋を、さらにたたいて安全を確かめてから渡ること、つまり、非常に用心深いことのたとえになります。

 それらが混ざると、意味のないこと、または、逆効果なことを意味します。

●用例:

 

川伊さん

現木さん。この前、今市課長から依頼されてた、ヨソノ工業様で、現場進捗のシステム化の件って、目処はたったの?

 

現木さん

とりあえずリアルタイム通信なしということで進めているよ。

 

川伊さん

でも、それって、元々の要件に合ってるの?

 

現木さん

さあ、この間、今市課長が、工場の管理者の方に説明に行っていたけど、進捗管理したいんじゃなくって、現場担当者の出退勤管理が目的みたいなんだ。

 

川伊さん

え? それって、根本的に、要件がずれてるんじゃない。危ない物件になりそうね。

 

現木さん

今市課長としては、慎重に進めているようだけど、下手に進めるより仕切り直したほうがよさそうだよ。

 

軽井主任

「危ない橋をたたいて渡る」ってか。

 

川伊さん

そういえば、今市課長が、軽井主任と担当者変更するとか言ってたわよ。


登場人物と相関図

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