髪盛ってるから森姫

Google TVとはハグできないの?

»

◆先月のホットなニュース

 またまたお久しぶりになってしまいました。森姫です。

 前回「退職しました」と書きましたが、その数日後には就職しました。

 そのお話をいろいろ書きたいところですが、「Google TV発売」というホットなニュースが舞い込んできたのでそちらを先に書きます。

◆とうとうGoogle TVが発売!!

 「Google TV」は2010年10月16日に米国で発売されました。GoogleTVとはなにか? というのは各種メディアに任せます。オフィシャルサイトはこちら

 英語を読むのが面倒な人のために日本語でとても簡単に説明すると「Android OS搭載のテレビ」です。

 テレビ機能はもちろんですが、Webコンテンツも利用できます。Android OSということなのでAndroidアプリもダウンロード可能です。

 我が家には普通のテレビすらありませんので、最近のテレビ事情は知りませんが、「自分の作ったアプリが動くテレビ」というのは世界初ではないでしょうか?

 しかし、発売されたのは米国でのお話です。日本ではまだ発売されていないので存在しない……かとおもいきや、手に入れた人はやっぱりいるらしく、「Google TVが東京都にあるよ!」というお話が入ってきました。そんなわけで、さっそくアポをとり、Google TVを触りに行ってきました。

◆ご対面 - part1

 最初にご対面したのはLogitechの「Revue with Google TV」という製品。

 テレビということなので大きなディスプレイを想像していたのですが、ご対面したテレビのディスプレイの前面には「DELL」と印字されていました。

 「あのー、DELLって書いてあるんですけど?」

と聞いたところ、DELLと書かれたディスプレイはGoogle TVの本体ではなくただのモニタなのだそうです。

 本体は小さな黒い箱でした。片手でも持てるほど軽く、まるで弁当箱のようでした。

 キーボードも付属しており、これでテレビを操作する様子。第一印象としては「パソコンに近い」でした。

 少し触らせていただきましたが、使用感としてはやはり「テレビ」というよりは「パソコン」でした。もちろん、米国の規格で作られているため日本のテレビ番組は映りません(注:ケーブルテレビだと話は違うのかもしれませんが、そこまでの動作実験はしていない様子でした)。

 標準ブラウザとしてGoogle Chromeが搭載されていました。ネット環境はばっちりです。Flashにも対応しているため、ほとんどのWebサイトがストレスなくみれました。しかし、LogitechのHarmonyリモコンアプリとのペアリングはうまくいきませんでした。

 もう少し使用感をレポートしたいのですが、リモコンアプリを試している間に時間が経ってしまい、「Google TV解体ショウ」がはじまってしまいましたので、使用感としてこれ以上のレポートはできません。

 解体ショウでは文字通り、物理的な解体が行われていました。残念ながら、私にはハードウェアの知識がありませんので、「このボードがこういう組み立てになっていて……」というレポートはできません。

◆ご対面 - part2

 次にご対面したのは「Sony Internet TV with Google TV」です。

 正確な型は覚えていませんが、製品情報を見る限りは24V型「NSX-24GT1」が一番近そうです。おそらくこれでしょう。

 こちらはまさしく「テレビ」でした。ディスプレイと一体型とのこと。しかし、リモコンはやはりキーボード。両手で操作しなければならないのが地味に慣れず、大変でした(こちらは3時間ほど使わせていただいたのですが、結局慣れず)。

 HDMI入力に対応しているので、そちらで動画を見せていただきました。一言で表現するなら「美しすぎる!!」。そのへんのテレビなど比較にならないぐらい(といっても、私はテレビを持っていないのですが)、きれいでした。個人的には最近話題の3D映像よりもこちらの方が好みです。

◆まとめ

 テレビとしての機能は試すことはできませんでしたが、映像の美しさとWebとの連携は「テレビのこれから」を意識させてくれるものでした。Webコンテンツとの連携については、技術やアイデアのこれからが本当に気になります。

◆一般的な話は以上です

 さて、一般的なユーザー視点からのレポートは飽きたのでこのあたりにします。

 ここからが本領発揮です。ひとしきり「一般ユーザー」として使用したあとは「開発者」としての使用です。分かるひとにしか分からないかもしれません。

◆アプリケーションは入るのか?

 Google TVのプリインストールアプリケーションに「Android Market」は存在しませんでした。というわけなので、マーケット経由でのアプリケーションのダウンロードはできず。

◆adbコマンドは通るのか?

 settingsに「debug mode」というものがないのでテレビ側には設定はいらない様子。というわけなのでUSBケーブルを差してみましたが。しかし、コマンドを打っても返ってくる言葉は「device not found」でした。adbコマンドは通りません。そういうわけなのでadbコマンド経由でのインストールはできず。

◆apk(アプリケーションファイル)をダウンロードしてみたら?

 適当なWebページにおいてあるapkをDLしてアプリケーションをインストールすることを試みました。しかし、「対応していません」というメッセージがでてしまいインストールできませんでした。

◆外部メモリからはどうか?

 apkを入れたUSBメモリを差してみましたが、まったく反応せず。外部メモリからもインストールできない様子。

◆海外からの情報はないのか?

 Web上をいろいろなワードで検索してみたのですが、海外でもいまだにアプリのインストールに成功した人はいない様子。ただし、「リカバリモード」で起動することは可能な様子でした。

 というわけで、リカバリモードで起動。Factory resetはできるようですが、それ以上のことはなにもできず。

◆結局……好きです。

 「せっかくできた彼氏がハグもさせてくれない」ぐらいのおあずけをくらった感じです……(注:所有者の方がもっと良い言葉で表現してくれたのですが、メディアに出すにはアダルトな感じなので勝手に改変して引用しています)。

 Google TV TeamのTwitterを見る限りは「マーケットに対応するのは早くても2011年です!」とのこと。彼とのハグは2011年までおあずけみたいですね……。

◆最後に

 快くGoogle TVを触らせて下さった所有者の方々、ありがとうございました! 2011年にまたよろしくおねがいします!!

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する