@IT メールマガジン「@IT通信」に載ったアイティメディア社員のコラムを紹介します。

無線LANはじめました

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 2001年10月3日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。わが家に無線LANを導入したのは2004年。ノー冷房ノー暖房な部屋にしか回線がなかったため、冬はコートを着て手袋をしながらインターネットをしていました。限度は1時間。それ以上やると凍死します。無線LAN、万歳。

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 こんにちは。@ITスタッフの鈴木Jです。今回は、弊社オフィスへの無線LAN導入顛末記をお伝えしていきましょう。

 いまさら無線LANのメリットをここで語る必要もないでしょう。かくいうわたしも、自宅(といっても1Kのマンションですが)に無線LANを導入しています。「2階建てや広い家でなければ意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、これはこれで便利なものです。さて、今回のすべてのはじまりは、@ITコンテンツを統括する編集局長ニーノ(編注:当時)の一言からでした。

ニーノ「俺、自宅に無線LANを導入したんだよ」

と言うなり、周りに無線LANカードを見せびらかしたのです。

わたし
「会社にアクセスポイント(無線LANと有線LANの中継を行う装置)があれば、会社でも無線LANがそのまま使えますよねぇ」

 かくして、わたしとニーノの間で、会社に無線LANのアクセスポイントを導入する計画が持ち上がりました。ですが、アクセスポイントの市場での相場は3万円~3万5000円ほど。2人で割っても1万5000円強。ちょっと高い買い物です。

わたし「会社で購入するのはむりですか?」

ニーノ「ムリだね(きっぱり)」

 こうなったら、「無線LANを使用したい」というメンバーを集めて、1人あたりの負担金額を少なくするしかありません。スタッフ全員にメールを流して、互助会という名目で有志を募りました。

 「4~5人集まれば御の字かなぁ」と思っていたところ、あれよあれよという間にメンバーは増え、最終的に13名までいきました(ちなみに、これは@IT全スタッフの約半数です)。メンバーには、前述ニーノやわたしのように、すでに自宅に無線LANを導入しているような者もいれば、この手のデジタルグッズがいかにも好きそうな者、はては単に面白そうなので参加したような者もいたりしますが……。でもおかげさまで、1人あたりの負担が3000円を切るまでになりました。無線LAN……恐るべし。

 メンバーが集まった段階で、さっそく近所のヨドバシ(電気機器/カメラ量販店のヨドバシカメラのこと)に駆け込み、アクセスポイントを購入。すぐさまセットアップを完了させ、自分のマシンを接続してみる。成功! すでに自宅をはじめいろいろな場所で何回もセットアップを行っているので、インストール作業も手馴れたものです。

 転送速度も、大量のファイルコピーさえしなければ快適で、日常業務レベルでは有線LAN環境と体感での差はありません。それからも、ニーノをはじめ、無線LANカードを購入してきたメンバー数名がアクセスポイントに接続してきていますが、いまのところ快適です。

 実際に使ってみると快適というのが、多くのメンバーの感想のようです。みなさんのオフィスや自宅に導入してみるのもいかがでしょうか? さて、ここで参考までに、互助会に参加しなかったメンバーの理由も並べておきましょう。

 「だって、会社ではデスク以外でPC(ノート)を使うことがないから」

 「とにかくカードのでっぱりがじゃま」

 いや、ごもっとも(笑)。だけど、あるといろいろ便利だったりするのです。ネットワーク接続環境を維持したまま来客にプレゼンしたりとか、会議室での打ち合わせにそのままPCを持っていったりとか、気分転換に休憩所(あるの?)で作業をしたりとか……え? あまり重要じゃない? う~ん、言われてみるとそうかも(汗)。

  (鈴木J)
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