マイライン、最後の追い込み
2001年10月17日の「@IT通信」に掲載したコラムを紹介します。マイラインとか、久しぶりに聞いた……。
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「マイライン事業者協議会」が15日にまとめた9月末時点の登録状況によると、この制度の登録済み利用者は、全体の約60%に達したそうだ。会社別では、NTT東日本、西日本が市内で約74%のシェアを占め、優位にたっている。11月1日からはこの登録料が有料(800円)になるため、各社は今後2週間の終盤戦にあの手この手で全力を上げることになる。
あの手の1つとして、インターネットプロバイダを運営しているKDDIやNTTコミュニケーションは、マイライン登録させることで、プロバイダの料金を割り引いている。また、J-フォンの親会社である日本テレコムは、J-フォンの新規登録時の事務手数料を、マイライン登録で無料にするといったこともやっている。
しかし、相変わらず分かりにくいのが、各社の料金体系だ。利用年に応じた割引率を利用すると最大××%といわれても、自分は今年からその会社を利用するとしたら、いったいくらになるのかが分からない。そういう意味では、今の各社の広告はほとんど意味をなしてないと思うのだが……。いままで、NTT以外を使っていた人はその恩恵に預かれるが、新規で登録させようとするなら、そういった利用年に応じた割引率は意味をなさないのだから……。
そんな場合に役立ちそうなのが、「価格.com」のマイライン価格比較(編注:現在は閉鎖)だ。自分のよく使う時間帯、かける地域を選択すると、最もやすくなる電話会社とプランを教えてくれるのだ。
マイライン登録をしない場合は、自動的に国際電話を除いて、NTTグループを選んだとみなされてしまう。今月いっぱいで無料登録が終了するので、まだの人は検討してみよう。電話料金が安くなるかもしれないですよ。