いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

自己矛盾万歳!

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ガガガガガガー、ぷつっ

 弊社のエンジニアが壊れた。ついに止まってしまった。最近、調子が悪くなった半年前の派遣を入れ替えたばかり。プロマネもどきが暴走する。

◾︎ちょいと毒を吐きたくなった

 あべっかんさんのコラムの冒頭を読んで、凄まじい毒文章が浮かんだのでパクらせて頂いた。良い観点のコラムでした。特に、コラムに書かれていた"寿命"という言葉に妙なインパクトを感じた。インパクトを感じたついでに、製品でなく人間ではどうなのか考えてみた。

 一般的に、人はヒューマニズムが求められる割に、扱いは物同然だと思う。経済やらビジネスやらいろいろ言い訳が付くが、単純に自己矛盾だ。ごちゃごちゃ言い訳を付けずに、「僕たち、自己矛盾してます!」でいいんじゃないか?

◾︎人間を物的に考える

 こんなことを言うと「冷血人間だ」と言われそうだが、経済やビジネスは人間を物のように扱う前提で回る。いちいちヒューマニズムを挟まない。実際、誰がなんと言おうと、身体は物質で構成されている。肉体イコール物という定義が成り立つのは、幼稚園児でも分かる。

 叩けば壊れる。動かしすぎても壊れる。無理すれば壊れる。何もしなくても100年以上経てば壊れる。精神論に偏る人は、こういった基本的な事を忘れ易い。また、物の性質を正しく理解している人であれば、人間と物の共通点を鋭く見抜く。

 人を壊す人と活かす人の違い。それはヒューマニズムではない。単純にバカなのか、それとも賢いか。それだけだ。人間の持ついろいろな条件に対して、適切にアプローチできるかどうか。結果はそれで決まる。

◾︎矛盾は押し通すためにある

 どんな盾も突き通す矛がここにあります。そして、ここにどんな矛も防ぐ盾があります。この矛が盾を突き通すか?この盾が矛を防ぐか?

 そんな理論を繰り広げても無意味だ。私なら、盾と矛を装備して敵軍に攻め込む。盾と矛、どっちが強いかが問題じゃない。両方使って敵軍に勝てばいい。盾と矛の本来の用途はそういうものだ。

 自己矛盾上等だ。矛盾の一つでも抱えてる人でなければ成長なんてできない。自分の中身が一本道の道理で繋がっていれば疑問など出ない。程度はともあれ、一つの完成形だ。そこに成長の余地は無い。

◾︎お利口すぎるプロマネに廬山昇竜波(ろざんしょうりゅうは)を叩き込みたい

 そもそも、廬山昇竜波を知っているか?説明が面倒くさい。この技を使う人物について矛盾でググってください。なぜ矛盾の話題でこの技かが、理解できる人には理解できます。コミック1巻から読み直してください。暇な人がいたら、コメント欄に詳しく説明書いてくれると助かります。

 ビジネスを語る人は矛盾を嫌う。矛盾してても隠そうとする。だから思考停止しやすい。まず、矛盾を認識しなければ思考は始まらない。そこから、思春期の青年のごとく悶々と悩み、考える。そうやって知恵をつけていくものだ。

 大半の人が勘違いしているのは、知恵が付いたから考えないのではない。単に頭が動かなくなったから考えないのだ。矛盾があっても気付けない。考えなければ矛盾は認識できない。自己矛盾が生じたら、まず喜ぼう。それから悶々と苦しめ。この言い草からして矛盾しているが、喜びと苦しみの同居する状態というのは実在する。この状態が一番思考が働く。

 IT業界は理論的である事を良しとされる。だが、矛盾を抱えて考え抜いた人でないと、なかなか理論は使いこなせない。一般論しか語れないプロマネ程度が、ドヤ顏で理論を語ってるからプロジェクトは失敗するのだ。そもそも、能力も無いのに責任ある立場にいるって事自体矛盾だよね?まずはそこから噛み締めろ。話はそれからだ。

Comment(1)

コメント

abekkan

さて、このコラムにどうツッコもうか?!

スキだらけのようでかえってツッコミどころを失ってしまう。
どんなツッコミも防ぐ盾、というのは強靭な盾ではなく、実は軟らかい盾なのかもしれないw

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