婚活とトンカツを意図的に間違えてみる
◾︎婚活?なにそれ美味しいの?
とりあえず、婚活で話題が盛り上がっているようなので、制限時間30分でコラムを書いてみる。いつもの手法だが、無茶な導入から強引な展開でエンジニアっぽい結論に結びつけてみる。どちらかと言えば、コラムというより自分への挑戦だ。
婚活で成果を上げるには?手塚さんのコラムでも、あべっかんさんのコラムでも共通して言えるのが、エンジニアらしく情報を元に結果を導き出すアプローチを取っている。だが私は違うアプローチを取らせてもらう。
婚活といえばメシだろ!メシ!!
◾︎伴侶が欲しければ相手の胃袋を掴め!
恋愛とか結婚相手選びというのは、理論より感情が優先する。その感情の根源は、本能みたいなものだろう。だったら、しのごの言わず美味いものを食べさせればいい。婚活パーティーにしてもデートにしてもそうだ。美味いメシ無しには成り立たない。
趣味や価値観の違いとよく言うが、ここら辺は食べるものとの関係が深い。毎日フランス料理を食べてるような人は、フランス料理食べてるような性格になる。毎日小松菜食べてる人は、小松菜食べてるような性格になる。相手の食べてるものや食事のパターンを聞くと、意外と簡単に相性を割り出せるのだ。
嘘だと思うならやってみよう。変な伏線を張らなくても相性の良い相手が割り出せる。理想を追い求めるにしても、元々の相性が分からなければ何を追えば良いか分からない。目標は自分の妄想ではなく、現実から割り出そう。
◾︎食物に対する哲学を聞く
そして重要なのは食べ物に対する価値観、そして哲学だ。これを聞くとその人の価値観がよくわかる。そもそもだ。価値観を確かめるにしても基準が定まらないと確かめられない。だったら誰でも持っている価値基準、食べることに関してなら話も聞き出しやすい。
例えばトンカツだ。トンカツといっても世界は広い。単に美味い、不味いで話が終わる人。衣がシャキシャキしてる、肉汁がジューシーと、何が美味いかはっきり表現できる人。トンカツの元になる豚さんの命にまで考えの及ぶ人。トンカツという巧妙な料理方法に対してロマンを語る人。これだけでも相手を知るための大きな判断材料になる。
食。それは生命の根源だ。そしてトンカツを食べるということは、一匹の豚を犠牲として味覚と食欲を満足させるという行為だ。これは正に現代社会の縮図と言えなくはないだろうか。そこには、その人の価値観の縮図、そして人生の縮図が秘められているのだ。
◾︎婚活と要件定義は似ている
例としては不適切は程にマニアックな相手の価値観の探り方を例に、少し要件定義について考えてみたい。相手の望むもの。それを知るために苦労している人は多いと思う。だが、これも判断する基準を定めないから苦労するのだと思う。
要件を定義する時、多くの人が具体的な情報を聞き出そうとする。だが、これはまず無理だ。具体的な情報を聞き出す前に、相手を知ろう。これも先に上げた食べ物の話と同じだ。システム自体が好きか嫌いか。扱うのを面倒くさいと思っているか、弄るのが楽しいのか。どのくらい興味があるかだ。
同じ情報を得たとしても、情報元の人によって精度は大きく変わる。婚活でも要件定義でもそうだが、まずは根本的な事。専門家でなくても分かるような根本的な価値観から話を見極めていこう。自分の希望や情報に翻弄され過ぎると、本質を見失うのではないだろうか。
コメント
仲澤@失業者
じじいなので、自分の場合は「酒」。
仕事も知人もかみさんも、そして大失敗も、
全て酒を飲んでる時にゲットした、と人から指摘されます
(ただし本人は認否を保留。正直意識不明なので覚えていない)。
とおりすがり
結婚って、一切の持ち物の共有ってだけだからねぇ・・・・・・。
一切の持ち物の共有である以上、婚活なんてことを平気でやるのは、単に相手の人権なんて精神的には無視して、自分の都合に合わせた生物を飼うか、養ってもらうかするような価値観でしかないからさぁ。
色々あって、その結果、結婚っていう社会的な契約をすることで、お互いが安心するなら、それが最も良しとされるプロセスになるんだろうけど、それ以外だと、その契約自体、詐欺みたいなもんだよなぁ。
Anubis
> とおりすがり さん
私も似たような意見だ。
現代は利己的な人が多い。なので、軋轢が増えるのは当然だ。
そういった埋め合わせが婚活なんだろうな・・・。そう考えている。
Anubis
> 仲澤 様
ある意味、酒も相手の本音が垣間見れる。
・・・酒といえば、前代の一応美人編集者さんしか思い浮かばない。