いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

嫌な人への対処法

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■感情論で語られる対処方法

 この手の好き、嫌いの話は感情論で語られることが多い。なので、最後には自分の感情を抑えろ、組織だから、お客さんだから。そういう理由で押さえつけることで解決させることが多い。実際は解決したように見えて、別のところでしわ寄せがでることが多い。なので、解決したとは言いがたい。

 人間関係における問題は、理論的に考えられることが少ないように思う。そんなことで、一般的な視点とは別方向から、嫌な人の対処方法を考えてみようと思う。

■前提を見直す

 現代の日本の社会は、人間関係によるもつれが起きやすい状態だと考える。巷では嘘やごまかしで溢れかえっている。利益を得るために理不尽を突き通すなんて日常茶飯事だ。人の事をいたわるような精神てきな余裕もない。特に仕事となると条件がもっと厳しくなる。

 これだけ条件が厳しい中、一般的な道徳で説かれるような方法や感情論で人間関係は築けないと思う。もっと、体系的な知識やノウハウ、訓練が必要ではないだろうか。また、場合によっては逃げるという選択肢を余儀なくされることもある。単に正面から向かっていくだけではなく、緻密な計画も必要かもしれない。

 ■正攻法の難易度

  人間関係というのは混沌極まりないと思う。明らかに人としておかしい事を言われても、立場によって封殺される。正当な事を言っても、利益を優先して逆に否定される。そこに合わせて平和に過ごす方法もあるが、やり過ぎると、いつの間にか自分が不条理な人になってしまう。

 では、正当に対処するにはどうすればいいか。それは、謝るべき事たいしてに謝ることと、感謝するべき事に感謝することだと思う。まず、人に謝れなければ、自分の非に気付かない。なので、自分の欠点を直す機会を失う。感謝しなければ人はついてこない。そして、人からの意見が来なくなるので見える世界が狭くなる。

 ただ、これをやるには人としての強さが求められると思う。謝ることで、自分の失敗の責任を取ることが求められることもある。感謝するといっても、相手を認めることで自分が退かなければならないこともある。現代社会でこれをやると生活にも影響が出る。人間関係における正攻法は、そのくらい難易度が高いのだろう。

■人間関係に挑む覚悟

 難易度が高いからといって臆することは無い。きちんと準備をすればいいのだ。理論体系や具体的な訓練が求められるようなものを、スピリチュアル系の本や、ハウツー本を読んで気軽に挑むから痛い目にあうのだ。

 正攻法で人間関係を築くのは、とてつもなく難易度が高い。必ず何度も失敗すると思う。実生活への被害も出るかもしれない。しかし、正攻法で挑むと、観察力や理論性が鍛えられる、発想力が広がる等のメリットもある。

 そもそも、妥協だけで成り立った人間関係で、何かを得るという積極的なメリットは望めないだろう。どういう人間関係を望むかは、人それぞれだと思う。

 私は元々、人間関係を築くのが上手くない。現行で失敗を続けている。自分で言った方法を数年間実践して、成功率は二割といったところだ。ちなみにこの方法をとる前は、ろくに人間関係を築くことはできなかった。ほぼゼロから成功率が二割になった方法だ。成功方法とは、現実的にはこんなもんだと思う。

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