いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

語学についてつらつらと述べてみる

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■最近英語の話がよく出るので便乗する

 エンジニアライフのコラムを見ていると、チラホラと英語の話がでてくる。せっかくなので、私も語学についてちょっと語って見ようと思う。ちなみに私は、英語にはあまり興味は無い。昔はぼちぼちしゃべれたけど、今はもう忘れた。

 学生の頃、成績が悪く英語のテストもほぼケツだった。高校を卒業して、高校の頃の奴らを見返してやると思い外国語を猛勉強した。結果、英語と中国語は日常会話レベルでこなせるようになり、韓国語、イタリア語、フランス語は読んで理解できるレベルになった。だが、今はもう忘れた。

■私が外国語の勉強をやめた理由

 いろいろな語学を勉強して一つ、明確に分かったことがある。外国語はリア充でなければマスターできないということだ。だから私では外国語は無理だと悟った。

 とりあえず、外国語をマスターする上で必要なのは、実際に言葉を使うことだ。考えてもみよう、見ず知らずの外国人と話すのだ。話のネタはあるか?日本に来る外国人は、基本リア充だ。リア充でもなければ、高い金を出してわざわざ日本になんて来ない。だから、自然とリア充同士でしか話が合わなくなるのだ。

 語学学校に行くとつらい。会話の盛り上がらない個人講習はなかなかしんどい。団体講習でも、リア充がいると気圧されて会話ができない。先生が美人だったら、口説きたいというモチベーションで頑張れるかもしれない。だが、美人な先生はそいういうシュチュエーションに慣れている。日本語も上手いが、あしらうのも上手い。

 自分に合った教師や友達を探すには高いコミュ力が求められる。このハードルは結構高い。授業料も高い。ちなみに、中国語が日常会話レベルまで話せたのは、台湾の娘とちょっとだけ付き合ったから。英語が話せるようになったのは、白人系の女性からはよく声をかけられたからだ。

(白人の女性は、日本人にエキゾチックな男性を求めています。どっちかと言えば、金田一耕助みたいな変人タイプの方がモテます。ただし、イケメンに限る。白人男性と同じスタンスで勝負すると、必ず負けます。それが、君が白人女性にモテない理由だ!ただし、私は白人女性は好みではない。)

■覚えた後の方が大変

 外国語は、覚えるにも労力が必要だが、維持するにもそれ以上に労力が必要だ。覚えたとしても、使い続けければ言葉をとどんどん忘れる。英語だけならまだしも、五カ国語に手を出したので、これはもう大変だった。現状維持が精一杯で、語学力を伸ばすどころではなかった。

 周りに外国人がうようよいて、コミュニケーションを取らなくては生きていけないような環境でもないと、モチベーションを保つのにも苦労する。日本で暮らしていると、近くにいる外国人もだいたい日本語を喋れる。しんどくなると、日本語で話すようになってしまう。

 外国語をマスターしたときの最高の報酬。それは、外国人と話ができることだ。普段から人と話すのが好きな人でもないと、モチベーションを保つのは難しい。つまり、人とコミュニケーションを取ることで快感を得ることができる、リア充的要素が無いと難しいということだ。

(快感を得るといっても、口説いてイチャイチャすることだけではない)

■エンジニア的な語学の身に付け方

 では、語学でリア充を超えるにはどうすればいいのか。それは以外と簡単だ。まず、英語を読むことに焦点を絞ることだ。それだけでは無い。翻訳ツール、辞書ツールを駆使して、概要さえ正確に理解できれば十分だ。そうやって、範囲を絞って勉強するといい。

 どんな言語でも、新聞、小説、技術書、それぞれに表現のパターンがある。その、技術書のパターンに絞ればいい。しかも、読めるだけでいい。また、技術情報であれば、大概英語版がある。なので、英語の読みさえできれば、技術情報の大半は読むことができる。英語版のOSやソフトウェアを普段から使うという学習方法もある。

 どっかのコミュニティーに議論ふっかけたいと思えば、その時に書き方を覚えればいい。流暢な英語を書かずとも、コピペを交えて言葉を補完すればいい。文学作品を書く訳ではないので、意味が通じるレベルで十分だ。しかも、翻訳ツールも辞書ツールも使いたい放題だ。これでぐっとハードルは下がるはずだ。このレベルなら既に達成している人も多いと思う。

 ちなみに、本当に頭のいい人は、外国人相手に難しい言葉は話さない。言葉による誤解を避けるためだ。そして、少ない言葉で意思疎通する工夫をする。語学のレベルが低くても、相手の気遣いが分かれば、意外とコミュニケーションは取れる。私は語学のスキルとは、自国語も含めてそいう工夫ができることだと思っている。 

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