いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

働きたくないでござる。

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■やる気が出ないでござる。

 皆さん、こんにちは。月曜日だというのに、テンションが上がらない。土日休んだはずなのにダルイ。隣の上司の顔がウザい。そんな倦怠感まみれの職場で、やる気さんがどっかに飛んでっちゃってます。

 この会社でやる気さんを見つけるのは、西遊記で三蔵法師が天竺に行くくらいに難しい。そんな人も多いのではないだろうか。それならそれでいい。技術者らしく、倦怠感をハックしようではないか。

■頭が悪すぎて話にならんでござる。

 自分の保身に走る上司、欲に目がくらんだ会社の役員、勘違いしたお客さん、努力をあきらめた部下。口が裂けても言えないが、こう心に思うことは多いはずだ。こいつら頭わりぃ。

 ビジネスをやる上で、ある程度性善説で考えなくてはいけないところはある。会社では、立場が上の人を信頼する。お客様には誠実に接する。しかし、実際には信頼に値しない人が上の立場にいたり、誠実に接するに値しない客もいる。

 確かに、そういう人を闇雲に否定しても、自分が成長しない。しかし、あなたの成長に全て丸投げして、努力を放棄している人もいる。そういう人が野放しにされていては、仕事になんかならんでござる。

■働いたら負けでござる。

 最近、本気でそう思う。だって、働いた労力の割に、結果ってなかなか出ない。よくよく考えれば当たり前だ。普通に働いて出るような結果は、先代の人たちが全部刈取り済みだ。すってんてんな荒野で、先人と同じ結果を出そうなんて、到底無理な話だ。

 冷静に考えて、できるはずのないことを追っかけている。休む時間もない。スキルもない。それを身に付ける気力も尽きている。そんな状態で、成果が得られると思い込む方が間抜けだ。そんな矢尽き刀折れな戦況で勝負をかけるんじゃぁない!

 まともな人間なら、矢を補充し、新しい刀を確保する努力をするだろう。働いてたら、やる気なり時間なり、いろいろ消費する。消費するだけで補うことをしないなら、必ず力尽きる。だから、ビジネスばかり語る人と働くと、最後は必ず負けるでござる。

■きちんと負けを認めるでござる

 もし、あなたに部下がいて、「何の成果もありませんでしたぁぁーーーー!」なんて声高に報告したら何と思うだろうか。大概の人は激怒するだろう。ちなみに、私は本当にそういう報告を受けたことがある。

 実際、何の成果も無かった。出るとも思っていないし、出せる根拠もなかった。なので、私はすんなり笑顔で受け入れた。だって、当たり前じゃん。現実を受け入れないと、どっから努力を始めればいいかポイントを見失う。できない事をできると思い込んでいる人の努力は、決して実ることはない。

 その報告をすんなり受け入れた後、チームの仕事のしかたが変わった。きちんと検証したり、エビデンスを取る努力をするようになった。きちんと欠点を認めた人の努力こそが、何かを変えることを知った。

 成果ばっかり追い求めるのにもう、疲れたでござる。拙者、きちんと自分の身の丈を理解して、足りないものはきちんと補いたいでござる。え?なんでござるなんだって?それは、仕事にしがみつく考えの古い人を、古い言葉で揶揄してみただけでござる。

Comment(3)

コメント

感動したでござる。

バイトの時点から既に働きたくない

おろ

確かに、要求されるアウトプットの質は給金に対してどんどん上がってます。
今の時代に合った労働時間に対する労働対価が支払われていないのが原因だと思われます。

いまだに上司選ぶことができない時代のため、上司の権限で自分が経験する作業も独断と偏見で決められてしまうのも恐ろしい点です。

評価体制なども今後は改善が必要だと思う。仕事に必要なスキルをスキルアップするように意識している人に対して、ずっと固定給にしていれば、やる気も失うと思います。
より多くのアウトプットを要求するのなら、それ相応のリターンも渡すのが正常な社会なのではないか。

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