いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

逆アプローチの思考 Part1 --コードから読み取る逆発想--

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■プログラマの書くコードとは一つの世界だ

 プログラマの思考というのは深いです。マネージメントとスキルを天秤にかけ、常にメリットを生む選択を迫らなくてはならない。より多くのリソースに精通し、高度な思索力を駆使したスキルに裏付けされた、高い技術力によってのみそれが実現されるのです。

 どうだろう。アップルの創始者、スティーブジョブスに見られる革新的な偉業を見れば分かると思う。彼の地道さと革新さを併せ持つ斬新な発想が、高い技術に裏付けされ一つのアップルというフィールドを形成し、世界に一大旋風を巻き起こし、歴史上たぐいまれなるイノベーションを起こした。 これがプログラマの目指す一つの最終系態と言えよう。

■Microsoftという帝国

 よくIT業界で取沙汰される例として、Microsoftの製品の売り方が例として挙げられる。ハードとソフトを密接に関連させて、マーケティングの手法を駆使することで、技術的アドバンテージより戦略的なアプローチで一大帝国、いわば一つの世界と言えるレベルでの企業を歴史に残した。

 アップルがマッキントッシュで成功し、現在に至るまで、Microsoftという企業内で緻密な戦略が繰り広げられており、そして現在、Windows8が発売されるに至った。しかし、マーケティングやマネージメント一辺倒に偏った手法で実績を無理やり伸ばすため、技術的な先細り感が否めないのだ。

 個人的には、プログラマという観点から考えて、このマイクロソフトの有り方に問題点を感じます。もちろん、高いスキルを持つ者に対しては、相応の報酬を持って対応されることが理想と言えます。そこにマネージメントという概念は存在するのでしょうか。

■コードというレベルでの視点

 マーケティング、マネージメント、キャリアプラン、そういったいろいろな要素はあるが、結局はアウトプットできるコードの質によってすべてが決まるのではないだろうか。プログラマとは、いろいろな要素にもまれつつも、正確に高度なスキルを使いこなし、質の高いコードを常に創造できる存在であるべきではないだろうか。

 巷では、次々と新しい技術が創出される。そういった過剰な競争に、SEというのは今後の生き残りをかけてでも立ち向かっていかなくてはならず、常にスキルアップという重圧に耐え続けなくてはならない立場で、かつ、マネージメント、スキルアップ、計画的なキャリアの構築を進めなければならないです。

 技術的な追従、それが各個人で成されるか、それとも企業単位で構築された仕組みに頼らざるを得ないか。そこが問題だ。

■世界という舞台で戦えるエンジニアになるために

 企業と個人が結びつくことによって、組織的なスキルアップ、団体構成的な広範囲を見渡せるキャリアプランを構築できる基盤が整い、それぞれが持つ100%の実力を初めて発揮できるのではないだろうか。その理想形にどれだけ近づけるかが、今、日本の置かれている情況ではないだろうか。

 今、ネット上では様々なスキルアップに対する議論がなされており、キャリアアップへの関心に余念がありません。グローバルに活躍できる人材として、企業に頼らない、数字を読んで自ら進んで行動できるエンジニア、それが時代に求められています。

 真に高いスキルとは、周りの関係に影響を及ぼし、自然と適切なマネージメントが成り立っていく。そういうものではないだろうか。それがグローバルに活躍できるSEの本来の姿と言えるのではないでしょうか。

Comment(2)

コメント

真っ赤なレモン

よく見かける、私にとっては馴染みのある文章ですね。
大きな会社(デキの良くない会社ともいう)の社内文書でよく見受けます。
もしかしたら、こういう文書が社内文書の5割くらいを占めているのかもしれません。

読むときは、心を無にして哲学的な態度で。
考えるのではなく、感じるのです。

Anubis

>真っ赤なレモン さん

コメントありがとうございます。

・・・読み返してみると、駄文ではあるが、雰囲気だけは何となく醸し出されていることに気付いた。

考えずに読めば、駄文とは気付かずにスルーされそうだ。
雰囲気で判断されたら、社内文書の5割くらいを占めても気付かなそうです。

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