エンジニア流「簡単にできるよね?」へのカレイドスコープな回答術
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システム開発の世界では、私のようなITエンジニアにとって、「この改修って簡単にできるよね?」や「ちゃちゃっとやれるよね?」といった質問は、日常茶飯事です。表面上は単純に見えるこれらの問いかけの背後には、多くの考慮すべき要素が隠れています。言葉の「簡単」がどの程度を指しているのか、それがなかなか掴めないんですよね。
さて、難易度が高そうな開発案件についても、たまに「この開発案件、うちでできるよね?」や「前に似たシステム作ったし、流用すれば簡単でしょ?」なんて聞かれます。こう聞かれると、心の中では「似てるだけで全然違うんですけど...」とつぶやいています。見た目が似ていても、仕様やターゲットが全く異なると、流用はそう簡単ではありません。
でも、質問者はたいてい単純明快な答えを期待していますよね。私としては、その場で何とか答えを出したいところですが、実際には「簡単かどうかは調査しないと...」「可能か不可能かで言えば、まぁ、できなくはないですけど...」「見た目だけじゃないんです、要件を詳しく聞かせてください」と、もっと慎重な返答を選ぶことになります。
このやり取り、まるでバレエを踊るように繊細で、一歩間違えば大変なことになります。でも、慎重な回答が結果的にプロジェクトを成功に導くわけですから、エンジニアの立場からすれば、これもまた大事な仕事の一部と言い聞かせてます。ただ、私的に「そんな質問って、よくありませんか?」って皆さんに聞きたいのです。まぁでも、時には魔法使い、時には予言者の様なエンジニアを目指して頑張っていきます。
どこかで、エンジニアの価値を少しでもベースアップする手助けが出来てれば幸いです。
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