吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

プログラミングのお作法は守らなくていいのか。「Pythonic」と「PythonZen」の話【第242回】

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仕事柄、これからPythonを学ぼうとされる方や、これからPythonの教育ビジネスをされようとしている方と接することがあります。

"Pythonのお作法的な「Pythonic」と「PythonZen」は建前なので、守らなくても知らなくてもいいですよね"という方がたまにいますが、実際どうなんでしょうか?お作法=基本的な考え方やルール概念だと思うので、とても大事だと思うのです。

ちなみに「Pythonic」と「PythonZen」は以下のようなものです。

プログラミングフィロソフィー「Pythonic」
Pythonを使う人たちの間で共有されている造語に「pythonic」というものがあります。「Pythonic」はプログラミングフィロソフィーに関して幅広い意味を含むことばです。Pythonの素晴らしさを最大限に引き出せるエンジニアを多く輩出できるように当協会は「Pythonic」の理解促進を目標の一つに掲げています。

Pythonの心得「The Zen of Python」
Pythonの設計について記述されたイディオム集です。
引用元:https://www.python.org/dev/peps/pep-0020/
「Zen」は日本語の「禅」から来ています。The Zen of Python とは、Pythonの禅としてPythonの設計について記述されたイディオム集です。Pythonのインタプリタで、 import this と実行すると英文で内容が表示されます。

PythonicとPythonZenを理解していないと、 書いたコードの品質が悪く、障害が起きやすくなったり、 コードが読みにくくなり、引継ぎがしにくくなったり、 保守性が悪くなったりしますので、Pythonを学ぶ際に、是非熟読しておいていただきたいと思っています。

趣味で書く分には何でもいいと思うのですが、仕事で書くのであれば、お作法は抑えておいた方が良いような気がしました。

Pythonの学習を始めている方で、PythonicとPythonZenを初めて聞いた方は、この機会に調べてみるとよいと思います。

それでは今日はこの辺で。

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