世界最高速のWordPressのチューニング技術とその考え方
みなさん、世界最高速クラスのWordPress仮想マシン「KUSANAGI」を聞いたことがありますでしょうか?(ちなみに、今週の木曜日に@自分戦略研究所のメルマガ広告にKUSANAGIが出ますので、でましたら、「オー頑張ってますな」と思っていただけると嬉しいです)
WordPressについて今更説明をしなくてもよいとは思いますが、全世界のWebサイトの30%近いシェアを持ち、CMSの中で60%近いシェアを持つCMSで台数もシェアも今も増え続けているモンスターツールです。
で、私のお客様であるプライム・ストラテジーが恐らく世界最高速のWordPress仮想マシンを無償公開いたしました。無料で使えて、Azure上、SoftLayer上、さくらのクラウド上、GMO系、今後はAWSやCloudⁿ、S-Port上でも動作するようになります。興味がある方は無料ですので、ぜひ使ってみてください。
詳しくは http://kusanagi.tokyo/
さて、本題です。世界最高速のWordPressがどれくらい良いことなのか、ということですが、Webエンジニアでパフォーマンスでお客様とやいのやいのやったことがある方は多いですよね。お客様は早いだけで「さすがですね!」といいませんか?早いことは良いことなのです。しかも、その早いものが無料で使えます。
ちなみに、このコラムはエンジニアライフなので、技術ネタにも触れますね。この世界最高速クラスのWordPress仮想マシン「KISANAGI」がなぜ早いかというと、以下のようなチューニングを行っているからです。(一部紹介します)
そもそもWordPressのパフォーマンスを高速化するとはどういうことかといえば、HTMLページのロード時間を短くして1秒あたりのリクエスト数を増やすことです。
イメージで言うと、「HTMLページのロード時間を短くする=①+②+③を短縮する」ということになります。
そして、HTMLページのロード時間を分解すると以下のようになります。
ちなみに、Microsoft Azure上でノーマルで構築すると以下のようなパフォーマンスになります。
仮想マシン(D1インスタンス)で何もしない状態(LAMP環境にWordPress 4.1日本語版をインストールした直後の状態)
そして、本題になりますが、ページキャッシュを使わないでどこまでいけるかをまとめると以下になります。
これらのチューニングを行うことで、ページのロード時間は約8倍高速に、一秒当たりのリクエスト数は約11.6倍に向上します。
いかがでしょうか?かなりエントリーのチューニング方法ですが、大きく効果があると思います。
このようなチューニングを重ね世界最高速まで高めたのが「KUSANAGI」になります。
ちなみに、ただいまKUSANAGIは全国セミナー中です。(無料のハンズオンでチューニング技術を体感できます!)
東京・大阪・名古屋開催については以下をご覧ください。
http://www.prime-strategy.co.jp/wp/information/softlayer_handson_tour01/
WordCamp Tokyo2015でもハンズオンやります!詳細とお申し込みは以下をご覧ください。