吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

一人会社の社長さんなら特に考えたい。 良いクレジットカードと悪いクレジットカードの違い。(良いクレジットカードの選び方)

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最初に書いておきますが、当方クレジットカードは結構素人です。素人の経験で思っていることを書きます。参考にされるかどうかも自己責任でお願いします。

クレジットカードっていろいろありますが、実は結構違っていて、私は怖さを感じることも多く、うまく使うとすごくお得なので、しっかり選びたいと考えていました。ただ、基本的にはクレジットカードはその人のライフスタイルに合わせて選ぶのが良いと思いっています。一方でクレジットカードの比較サイトって、裏でカード会社関係者が操っていたりするので、微妙なところで正しくないので、要注意です。本当にその通りかどうかクレジットカード会社のサイトを見たり、質問してみて確認していき、うちは二枚のカードにたどり着きました。ダイナースとセゾンAMEXプラチナ(プラチナと言っても年会費2万円なので、普通のプラチナと比べると1/10以下の年会費)になりました。他のクレジットカードを実名で否定するとクレームが入りそうなので、うちはこの二つを選んだ理由を書きながら、私が怖いと感じるクレジットカードを見極めるポイントを解説します。

ちなみに、いろいろ比べていくとわかりますが、クレジットカード会社はボランティアの会社ではないため、当然収益が確保されることを前提にカードサービスを設計しています。よって、年会費無料のカードは、カード利用者がリスクを持つ部分が大きくなります。無料のカードはそのリスクを知ったうえで、リスクをヘッジできればよいカードであると言えると思います。

で、一人株式会社の社長さんの場合ですが、会社の経費をクレジットカード決済している人も多いのではないでしょうか?その理由は個人よりも会社のほうが決済規模が多く、すごい勢いでポイントがたまっていくからですよね。社員がいる会社でそれをするといろいろ問題が出てきますが、一人株式会社であれば、たまったポイントを会社の中で再利用すればまったく問題ありません。例えばマイレージをためて海外研修に行くとかがそれに該当します。(たまったポイントをプライベートで使うと、個人会社でも実はちょっとした問題になります。まぁばれないですけど)

さて、起業したり生活スタイルが変わった時に注意したいのはクレジットカードの利用額が大きくなり、また生活レベルが上がったのに、昔から使っている無料カードでよいのかどうかです。もしかしたら考えてみたほうが良いかもしれません。

年会費無料のカードで注意しなければいけない点:

・カード紛失、カードID流出などによる不正利用など、カード会社が被るリスクは利用者もちです。

・カードで購入した後、紛失盗難破損しても利用者の自己負担です。

特に前者の場合、会社を興して利用頻度が上がると管理が煩雑になり、不正利用があっても気が付かないことが多いですよね。自分が全く悪くなくてもお店でカード情報を抜き取られても利用者個人の負担になる場合が多いです。

いろいろ調べてみると、加入が容易なカードほど、リスクが高いです。利用者の自己責任の比率が高いから、加入が容易で与信が厳しい人でもカードを持てるのです。(これは客観的意見)カード会社は損をするつもりが全くないので、運営インフラもすごく簡素で怖そうな感じ満載です。(これは主観的意見) 特に「●●カードは加入も簡単!」とか言っているカードって、特に怖さを感じます。と言う私も先日まで持っていたのですが。Facebookの広告が手持ちのダイナースカードで決済できなかったので、やむを得ず持ってました。今はAmexで決済できるようになったので、安心して利用ができるようになりました。そのカードは解約しようとしたら時間指定のQ2ダイヤルしか受け付けてないので、待ち時間も、退会理由の確認なども含めてお金を払い続けるので、やっぱりそういうカードだと思うのです。

さて、本題の続きです。

年会費有料のカードのカタログには載っていない本当の良いところ:

ちなみに全ての有料カードがそういうわけではありません。利用するときはよく確認して利用してください。カード利用が少ない時は有料カードなんてそもそも対象外でしたが、利用量が多くなってくると、ポイント還元率も上がりますし、カードのカタログに書いてあるメリットを見て、「あっいいなー」と思えるようになりました。カタログにも書いてある良いところは各社のWebなどを見てください。私が体験した本当に良いところは以下でした。

すられたのに購入金額100%で現金還付

カミさんにプレゼントしたヴィトンのお財布(ちゃんとヴィトンで買った良いやつ)がすられたのですが、購入金額100%の現金で戻ってきました。(購入してすぐの期間だったこともあります)

その後、すられたお財布が見つかり(中のお金は当然無くなっていました)、カード会社に報告したところ、現金を返さなくてもよかったです。そのお財布は嫌な思い出があるので、そのまま買取業者に販売し、売ったお金で旅行に行きました。購入金額が100%もどってきたので、もちろんそのカード会社のカードで新品のお財布を買いました。

不正利用をカード会社が発見し、自動対応。カード再発行もなく、通常利用継続

物理的にありえない距離でのクレジットカード決済(新宿と銀座の店舗決済がほぼ同時)などや普段とは明らかに違う行動パターンがあると発動されるようです。前者の場合はカードロックがかかり、自己負担0円でそのまま復旧します。後者の場合は、確認の電話が入ります。無料のカードだと自己負担になったり、カードの再発行が必要になり、ある期間利用できなくなりますよね。有料カードではこのような対応をしてくれるところもあるのです。

カード会社主催のイベントやスケートリンクがVIP待遇で無料で入れる

このメリットがい つまで続くかわかりませんが、今年の夏人気だった日本橋の金魚アートのイベントとか、六本木のスケートリンクとかダイナースカードが運営してますよね。金 魚アートのイベントはビルの外まで行列ができていてなかなか入るのが大変だったと思うのですが、ダイナースカード保有者はVIPの入り口から行列に並ばず にそのまま会場に無料で入れました。スケートリンクも無料ですよね。

ここでまとめると、無料カードは自己リスク自己負担で利用しなければいけないポリシーで、有料カードは、カード利用で利用者が受けるあらゆる損害はカード会社のインフラ不備に原因があるので、利用者の負担は極力0にしたいというポリシーの違いが存在しています。(もちろん有料カードでもそうでないところもあります。無料カードが基盤で有料カードに加入するために年間会費+与信条件以外に変な条件を付けてくる有料プラチナカードとか超危険です。条件を付けないと運営できないインフラの弱さがあるのだと個人的に思っています) ちなみに、利用者のリスク負担極力0の話は、昔AMEXゴールドを使用していた時に、オペレーターから直接説明を受けました。AMEXゴールドほんとに好きなカードでした。有料カードの利用者はクライアントとして大事にされているのです。

ある程度余裕が出てきたり、会社の経費をカードで落とすようになった際に無料のカードから有料カードに切り替えるのは割とアリだと思います。

ちなみに私がなんでダイナースカードを使っているかと言えば、グルメの趣味があるからです。ダイナースはDinnerから来ている名前なのです。その名前の通り、おいしいお店の割引券が多いです。また良い服とか良い家具の割引も結構あって、お得だからです。ダイナースは与信が厳しいので若い時はダイナースカードを持てるように頑張ってました。(今は審査基準が落ちましたが、昔は年収1千万円以上、持ち家がないと入れませんでした) セゾンAMEXプラチナは法人口座から引き落としができて、決済日が10日(月末だと法人はめんどくさいですよね)で、法人口座引き落としなのに個人のANAマイレージに換金できる唯一のカードだからです。両方とも年会費2万円ですが、2万円以上のメリットは毎年必ずあり、万が一の盗難などのリスクに直面した時はさらにお得です。本当にいいカードだと思います。

ダイナースは人生を楽しむカードでセゾンAMEXプラチナは一人社長用の便利で安心なビジネスカードと言う感じ。有料カードはステータスのメリットもありますが、それ以上のメリットが豊富だと思ってます。

上手いカード利用でステキなエンジニアライフを!

Comment(2)

コメント

最強2枚のクレジットカードについて、基本的には2000年頃と何が変わったということがないということでほっとしています。
最近しばしば痛感するのですが、昔覚えたことが年月の間にいろいろ変わって学び直すかあきらめるかという事柄が多い中で稀有かも。たとえば法人組織のあれこれなんてね。

吉政忠志

コメントありがとうございます♪ 年のせいか、時代が変わりすぎてついていけないこともあります。良いものはいつまでも変わってほしくないですね。

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