エンジニアなのにニンテンドーDSi LL
「ゲームとビジネスは関係ないように見えて、実は関係ある」シリーズの第9弾。
ファミ通のコラムのような展開、今までのバックナンバーはこちら!
- 第1弾:エンジニアなのにファイアーエムブレム
- 第2弾:エンジニアなのにドラゴンクエスト
- 第3弾:エンジニアなのにスーパーマリオブラザーズ
- 第4弾:エンジニアなのにドラクエIXの発売日の行列に並ぶ
- 第5弾:エンジニアなのにファイナルファンタジー
- 第6弾:エンジニアなのにジョジョの奇妙な冒険
- 第7弾:エンジニアなのにゼルダの伝説
- 第8弾:エンジニアなのにテイルズ オブ ハーツ
11月21日(土)。
この日は「ニンテンドーDSi LL」の発売日でした。
インターネットで事前に購入できるサイトは軒並み売り切れ。それでも、なんとかネットで購入しようと探し続けると、定価以上の金額が提示されているところがほとんど。
本当は買う予定ではなかったのですが、こういう状況に遭遇すると、急にほしくなってしまう性格。
で、決めました。
発売日当日に並ぼう!
って。
今回はドラクエIXとは違い、前日でも大手家電量販店さんでは予約ができるという情報が多くネットで見られました。
また、購入するのに、わざわざ電車に乗って交通費を出してしまうと、トータルで結局は定価以上の代金になってしまいます。
で、決めました。
自転車で行こう!
って。
おそらく、今回は売り切れにならないのだろうと予想しての行動ですが、一体どうなることやら。
まず、1件目。
ものすごく昔からあるおもちゃ屋さんです。田宮のプラモデルがいっぱいありました。
ゲームに関しては、そもそも扱っていないということです。
ちぇ。
続いて2件目。
あ、普通に売っていました。普通に全色で、しかも普通に定価です。
一同、ダメもとで、聞いてみます。
「値引きしますか?」
「無理です」
ちぇ。
続いて3件目。
2件目は一応キープしておきつつ、3件目。
3件目はレンタルビデオ屋さんでゲームも新品も中古も扱っています。
あ、やっぱり普通に売っていました。これまた全色で、しかし定価より200円安い19800円!
うーん、一応、聞いてみるか。
「値引きしますか?」
「無理ですが、うちのレンタルのサービス券なら差し上げますよ」
「うーん、ちなみに、どの色がいいですか?」
「中古で売るのであれば、白以外がいいと思いますよ。汚れが目立ちませんから。こっちの色が売れていますよ」
「じゃあ、1つお願いします」
ちゃららーん♪
レベルアップが1つ上がった。
19800円を失った。
ニンテンドーDSi LLを手に入れた。
テンションが上がった。
さて、今回の冒険を通して得たことは次のとおりです。
●ワーク・エンジニアリング(仕事術):
- デフレ・スパイラルを抜き出す!
【DSi LLでは…】
このDSi LLですが、いままでのDSシリーズの中で最も高額、つまり従来のDSiよりも金額が上がっています。世の中は低価格で、デフレ・スパイラル。ジーンズやボジョレー・ヌーボなど安くて当たり前。あえてここに金額アップする任天堂さんは、ある意味さすがです!
【ビジネスでは…】
コストはビジネスでは条件の1つだったはず。いつの間にか、コストだけでお客様に提案している現状を、DSi LLのように付加価値に関して提示することで、本当にお客様が望む物を提案したい。
●ライフ・エンジニアリング(生活術):
- 家族みんなそろって!
【DSi LLでは…】
今回のDSi LLはCMを見ても分かるように、「家族みんなで」というコンセプトがあります。確かに従来の携帯ゲーム機は一人でやるものでした。思えば、コンピュータゲームが出る前のボードゲームやトランプなど、みんなそろってやっていましたね。
【ライフでは…】
こうしてパソコンをしていても、小さい画面で子供用の動画を流したり、音楽をかけながらしています。1つの物でも、みんなで利用する工夫をしています。
DSi LLでしかできないゲームソフトというのはありませんが、それでも買った意味はとてもあったように感じます。