野菜作りに学ぶ仕事術
2008年5月23日の「@IT自分戦略研究所 Weekly」に掲載したコラムを紹介します。エンジニアライフ担当はもともと「肉好き」「野菜嫌い」でしたが、最近は野菜が美味しく感じるようになってきました。もう若くないのか……。
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最近ふと思い立って野菜を育ててみることに決め、近所のホームセンターに苗と種を買いに行きました。もともと実家の両親が家庭菜園をしていたため、いろいろな種類の苗や種を見ているだけで懐かしく、わくわくしてきます。ピーマン、ナス、トマト、かぼちゃ、トウガラシ、大葉、三つ葉……迷いに迷った結果、初心者向きだというミニトマトとピーマン、大葉の3種類に決めました。アパートの2階に住んでいるので、狭いベランダに置いたプランターが畑代わりです。
日当たりの良いところに置いて水をやっていれば育つだろうと思っていたのですが、念のため育て方の本を読んでみると、「種まきや植え付けの15日程前に、石灰や肥料を土に混ぜて耕しておく」とありました。野菜を育てるときには、土台となる土作りに時間をかけなければならないのですね(思い立ったら即行動のわたしは、待ち切れずに植えてしまいました……)。植えた後も追肥をしたり、添え木を当てたり、わき芽かきをしたりと、当然ですが手間暇がかかります。
仕事でも、必要なときに力を発揮するためには、土台となるスキルや知識を蓄えておき、日々の勉強も忘れてはならないなと、野菜作りに学んだ休日でした。
夏に向けて、野菜の成長が楽しみです。気分転換に、皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
(マーケティング・コミュニケーション部 菱山文乃)