今日の昼食は何ですか?
昼食難民などという俗語が生まれて久しいが、皆さん、日頃の昼食はどうしてますか?
不況で内製(自家製弁当)の方も多いと思う。新婚時代は「愛妻弁当か?」と揶揄されるのは仕方がない。当時は共働きだったので妻に「毎日弁当のメニュー考えるのは大変だろ、同じおかずでも良い よ」と言ってしまい、結果「1週間同じおかずの弁当」が続いた……別にけんかした訳ではないのだが。自家製弁当にはちょっと嫌な思い出もある。
が、今回のタイトルでも、あくまでMay Day! な昼食を紹介しよう。
- カオス度:4
- クライム度:5
(筆者の独断と偏見によるものです)
※これ以降の文章には、非常に生々しい描写が含まれております。ご自身の適切な判断が必要です。
■下町の中華料理屋
少々店がくたびれていて、下町の路地にあるような中華料理屋。たまに食べるとものすごくおいしい。同僚Aに誘われて店に入ると、確かにあまり衛生に気を配ってなさそうだが、そういう店が「うまさ格別」の都市伝説?
同僚A 「この店はさ、赤チャーハン(ごはんのケチャップ炒め チキンライスともいう)と、餃子がうまいんだよ」
朝之丞 「よし、それでいこう」
同僚A 「俺は、昨日も赤チャーハンと餃子だったんだ」
待つことしばしで、注文した赤チャーハンと餃子が出てきた。グルメコラムではないので、以後割愛。食べ終わって店から出ると、
同僚A 「明日もここで同じメニューかな~」
とご満悦だ。
……次の日。なぜか昨日に引き続き、同僚Aと同じ店に行くと閉まっている。張り紙がしてある。
「保健所の指導により、しばらく休業します」
結局、1カ月経っても店は再開しなかった(その後も再開した様子はなく、結果的には閉店)。
■昼から焼き肉屋
同じ張り紙がしてあるのでも、この焼き肉屋の話は強烈だ。
昼から焼き肉屋で食べられるとあって、12時前より同僚Bがソワソワしている。人気の店らしく行列もすごいとのことで、12時になったと同時に、同僚Bと技術者数名が脱兎のごとく職場を飛び出していった。
1時前に同僚Bと数名が帰ってきたのだが(流石に昼間からビールはなしだと思う)、みな満腹の様子で、
同僚B 「明日は、朝之丞も行こうよ」
……次の日。
昨日、同僚Bと件の焼き肉屋に行った技術者がなぜか休んでいる。
同僚B 「昨日の焼き肉屋、あたるようなものなかったんだが……」
その焼き肉屋に行ってみると、張り紙がしてある。
「O157が発生した疑いがあるので……」(以下自主規制)
同僚B 「そういえば、焼き肉と一緒に食べたカイワレか?」
朝之丞 「じゃあ、なぜ他の人は休んで、あなたは大丈夫なんですか?」
それ以後、同僚Bは「アイアンストマック」と呼ばれた。
■とんこつラーメンの出汁とは……
協力会社C氏 「ここら界隈の定食屋とか、すげー混んでいて入れないですよ、でもちょっと路地に入ったところにうまいラーメン屋見つけました!」
遠くで、
課長 「そのくらいの意気込みで仕事もやってくれると、嬉しいんだがな~」
などと嫌みを言われるくらい大きな声で誘われたら断り切れないですよね。さっそく、協力会社C氏と連れだってその店に。
協力会社C氏 「ここはね、とんこつラーメンがうまいんです。それにトッピング(ねぎ)も無料だし」
朝之丞 「メニューに赤チャーハンがある。懐かしいな(本文冒頭の赤チャーハンを思い出していた)」
協力会社C氏 「ダメですよ、ここはとんこつラーメンで決まりです」
朝之丞 「よし、そこまで言うなら、とんこつラーメンだ!」
注文してから、速攻でとんこつラーメンが運ばれてきた。協力会社C氏はトッピングをわざわざテーブルに持ってきて、自分のラーメンとわたしのラーメンにねぎ増量と大サービスしてくれた。
食べ始めてから、麺が見えないほどのねぎをやっつけて、いよいよ麺に箸をつけた時、
協力会社C氏 「ん……?」
協力会社C氏がとんこつラーメンのスープから引き上げたものは?
切除された人間の部位
思わずラーメン屋のおやじさんの手元を見ながら、
朝之丞 「おやじさん、これ何?」
ラーメン屋のおやじさん 「あー、若い者の不始末で」
2度とその店には行きませんでした。
■傾向と対策
読者の皆さんにも、昼食にまつわるエピソードはいろいろとあると思う。下手をすると「飲み会での失敗話」より多いかもしれません。
某自動車会社での体験ですが、昼に社員食堂でチャーハンを買ってきたのに、飛び込みの用件が入って自分では食べている時間がないと判断、その職場の協力会社の方に差し上げたところ、チャーハンにハエが入っていたそうです……。
その某自動車会社の社員弁当は、カロリー計算されているのは当然として「食べ続けると体に良くない」などという伝説もあった。あとは過疎化が進んでしまった○摩センターも昼時に食べられるところが減って困った経験もあります。
昼食もガッツリ食べると、午後の仕事に影響すること大なので注意が必要です。前にタクシー運転手さんから「1日1食は麺類を食べると、体が軽いですよ」と聞きました。わたし自身、なかなか実践できておりませんが、読者の皆さんも実践してみてはどうでしょうか?
まぁ昔から「食い物の恨みは恐ろしい」といいますので、昼食といえども店選びは慎重に……。
次回予告:ジェネレーションギャップを認識しよう