わたしはこれで会社をクビになりました

職場

» 2009/06/04

　タイトルが過去のCMっぽいですが、あくまでもMay Day! ですので、前回の予告時に「普通の辞め方ではない」のニュアンスを感じていただけていると思います。不倫が発覚してクビなどという話は書きませんし、もちろん、朝之丞がクビになった話でもありません。

　過去8本をUpしましたが、いまだ「カオス度5」もしくは、「クライム度5」のコラムは書いておりません。あくまでもわたしの独断と偏見によるランク付けですが、それでは「5」はどんな話かというと、

• 死亡、疾患、逮捕、失踪もしくはそれに準ずる事柄によって「社会的に無力化」された状態
• 社会通念上、極めてありえない状態

　公序良俗に反する内容は書けませんので、今後も「カオス度 5」＋「クライム度 5」の話は熟慮の上、コラムに書いていく所存です。

　そんな前置きですが、今回は初めて「カオス度 5」な話題です。

• カオス度：5
• クライム度：4

（筆者の独断と偏見によるものです）

※これ以降の文章には、非常に生々しい描写が含まれております。ご自身の適切な判断が必要です。

■無断欠勤の上、勧誘活動を行っていた。

　マインドコントロールなどといった言葉が一般化する前の話です。ご本人が宗教勧誘活動に力を入れているのはいいのですが、

ある職場のプロパー　「部長、Iくんですが今日は有給（休暇）ですか？」

部長　「Iくん、有給は全部消化したんじゃないかな」

ある職場のプロパー　「朝、職場に来る時に○○○駅前で、Iくんがビラを配っていました」

部長　「休むといった連絡が入っていないので、無断欠勤だな」

　後日、Iくんに対して部長によるヒアリングがあったのですが……。

　このようなことが繰り返しあり、プライベート時間にそういった活動を行えばいいわけで、無断欠勤やオフィシャル時間に勧誘活動は、やはり良くないと思います。

　Iくんの乗っていた車も段々小さくなっていきました……喜捨ですか？ ○○結婚式でアフリカの○女と結婚したって……本当らしい。

　このIくんの活動について書き連ねてしまうことは、人物の特定もしくは団体を特定できてしまうのでこれ以上は書きません。

　ただし、この職場のプロパーさんはIくんから執拗に入会を迫られており、辟易しておりました。

■萌え系 ＋ モンスターペアレントの先駆者

　今でこそ、職場の自席にいわゆる「萌え系のフィギア」を飾るのは市民権を得たと思うのですが、その当時は驚きの連続でした。

　自席に「リカちゃん人形」を何体も飾っている。最初はロリコンか？と思ったのですが、

Aくん　「ぼかぁ、ノーマルですよ、リカちゃん人形の髪をといて何か問題ありますか？」
　　　　「僕の友だちはもっと変態だから、GIジョーとバービーの○らみを写真に撮っている」

といった話を聞いてしまうと、思わずゾクッとします。

　よくよく話を聞いてみると「地元の地主の御曹司」ということがわかった。その親御さんも現在でいうところの強烈な「モンスターペアレント」なのです。

• Aくんは30歳過ぎですが、門限が19時
• 必然的に長時間残業をこなすと、門限オーバー
• 門限オーバーすると、正座で2時間も説教を食らってしまう（体罰あり）

　さらに強烈なのは、モンスターペアレントの先駆者ですので、長時間残業に腹を立て職場に殴り込んできたのです。職場の課長と相当やり合ったらしい。

　さすがにわたしも「君子危うきに近寄らず」ということで詳しい事情は聞きませんでしたが、会社としては退職勧告をしたそうです。後日職場に、親御さんからAくんの辞表がFAXで送られてきた時には騒然となりました。

　その後、Aくんと偶然会ったのですが、

Aくん　「辞表には書かせてもらえなかった（親御さんに）けれど、辞めたいと思った本当の理由は、僕のリカちゃん人形に誰かがイタズラしたので、それが嫌になって……」

■あだ名が「ストーカー」、本当にストーカー

　ある職場で3カ月ほど常駐した時の話です。ストーカー防止条例以前の話です。

　何かあると「ストーカーっぽいですね」といわれていた、あだ名が「ストーカー」というSEがいました。わたし自身、そっち系に疎いのでストーカーという意味も判然としか理解してませんでした。

　あるとき、その職場に長くいらっしゃる協力会社の方から、

協力会社の方　「知ってます？　あのEくんのあだ名の由来」

朝之丞　「いえ、知りません」

協力会社の方　「ほぼ毎日、職場の帰りに別れた彼女のマンションに立ち寄っているそうですよ」

朝之丞　「そういうのがストーカーっていうんですか？」

協力会社の方　「それだけではないらしいですよ、刃傷沙汰になったことも」

朝之丞　「？？？」

　ここまでならば「下世話なうわさ話」だったのですが、Eくんがある日突然職場に来なくなってしまったのです……。職場の部長が任意同行で事情聴取を受けたのですが、もれ聞こえてくる話によると「婦女暴行」らしい。

注）「つきまとい行為」という言葉がなかったのかも。

■傾向と対策

　「カオス度 5」 ということでかなり際どい話になりましたが、いまだに名状しがたいのは「どうしてそういう心理状態になってしまったか？」ということです。

　サラリと書きますが、Aくんについては「親御さんの厳しい教育方針で鬱屈したものが溜まりにたまって、そういった趣味に走らせたのか」と疑いたくなってしまいます。

　注）萌え系の方がすべてこのAくんのようだなどとは断言しません。

　翻ってみて、IT業界ってやはりストレス溜まりますよ。彼らはストレスが溜まった末に、そういう行為に走ったのではないかと思いを巡らせるわけです（彼らの行為を弁護するつもりではない）。

　「昔は必要悪だが、男の遊び場があった」

　今そういうところが余りないのも、原因のひとつかも知れません。否、そういうところではなく自分にあった健全なストレス発散の方法を見つけましょう！

　ちなみにわたしのストレス発散方法は……Try and Testedです。

次回予告：きょうの昼食、何ですか？