町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その44 女子は残業しなくても何も言われない。。。

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じゃあ、技術の人たちは一か月どれくらい残業してるんだろう?ってことなんだけど、単純に計算すると、一か月平均の残業が120時間くらい。毎日、PM11:00までの計算でこの数字。で、これらの残業代は全て出るのか?出ません。この頃、すでに労基法で残業時間は月に45時間と決められていたので、45時間分しか出ないと彼らから聞いた。だから、残りの80時間はサービス残業ということになる。

しかも、こういう肝心なとこは組合は黙認していたのだ。会社と組合と、どんな制約が交わされていたのかはわからないけれどね。私たち応援者はどうだったのかというと、何故か全額残業手当が支給されていたんです。なんともおかしな話。だからこのときは給料明細を見るのだけが楽しみだったんだよね。

そして、技術の職場に応援にきてかなり不思議に思ったことがある。それは、ほとんどの人が深夜まで残業してるんだけど、何故か女の子たちは5時のチャイムでピタリと仕事を辞めて帰ってしまう。チャイムが鳴ると同時に帰る女の子も居れば、チャイムが鳴る前から帰る準備をしてソワソワしてる女の子も居たんだよね。中には残業してる女の子も居たけど、せいぜい1~2時間くらいの残業で帰ってしまう。要するに女の子はあまり戦力になってないと言ってるようなもの。

これこそ経費の無駄使いじゃないの?って思う。すこし前に、大手企業で女性の過労による自殺が事件になって世間が大騒ぎしていましたけど、私の時代にはそのようなことはとても考えられなかった。だから、公にならないで、酷い就業環境の職場はたくさんあると思います。

ちなみに、この頃には、私の給料は父親の給料を超えていた。父親はこのとき55歳。大手の下請け会社で働いていたのだが、私のほうがすでに父親の給料を上回っていたのだ。

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