ホワイトな大手企業へ転職!その39 私のやり方が採用される!
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それよりもこの大量の不良品。結局、係全体で手作業で直すことにより、全員がかりで残業で行うことになったのだ。昼勤者が残業でやることになり、2週間くらいでようやく終結したのであった。そしてこの大量の不良発生事件は3階フロア全体の朝礼でも話題にされたのだ。しかし、そのとき私はあいにくの夜勤で朝礼には参加していなかった。そして夜勤のときに何人かの先輩たちが私のところへ来て「今日の朝礼で課長がおまえのこと言ってたぞ!」「課長が田中君が発見してくれて直してくれたって言ってたぞ!」なんてことを言いに来てくれたのだ。
そうとうな大問題だったんだろうね。そして谷口係長が私のもとへきた。「田中、今回のおまえの対応は本当なら表彰されるべきなんだよ」。続けて「でもな、新人のお前が表彰されたら周りがな。。。わかるだろ、わかってほしいんだよ。おまえ一人の手柄だからさ、そうするとここの職場で浮いてしまうし、今までベテラン達はなにしてたんだ!ってことになってしまうし。そうすると周りともやりづらくな。。。」ってことを私に言ってきたのだ。
「でもよ、課長も褒めてたからよ!」って。まだ新人の私にはどれほど役に立つことをしたのか理解できなかったのだが、とにかく上司たちから褒めてもらえたということで私は嬉しかった。今思うと、これは品質保証みたいな役割をしたんだなって。この一件で、今までの検査は朝一、10時 昼一、午後3時だったのが、1000枚に一回は検査という方法が正式に係で取り入れられたのである。私の検査方法が正式に採用されたのであった。
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