町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その21 新人コンビで担当することに。。

»

仕事は相変らず絶好調であったのだが一緒にコンビを組んでいた石本先輩が新しい装置の立ち上げのために抜けることになった。そして、石本先輩の後任として桑田先輩とコンビを組むことになったのだ。桑田先輩は先の章でも書いたが私より一か月後に入社した年上の人だ。後にこの桑田先輩は実力を認められて工場技術課に異動になる。

入社したての新人コンビで装置を担当することになったのだ。歳は私より6歳上であったが、お互い中途入社だしそれなりにコミュニケーションもとれて楽しかった。肝心の仕事のほうもそれなりに順調であったしね。しかし、そんな順調な状態も長くは続かなかった。二人で初めてから1週間が経ったころに装置でちょっとしたトラブルが発生した。チョコ停ってやつである。修復して再稼働してそこまでは良かったのだが、順調なときと比べてみると何かが違う。それが気になって仕方がない。遂にあちこちと弄りだしてしまったのだ。

ちょっと前までは稼働も絶好調だったし、調整や修理なども石本先輩のを見てそれなりに覚えていたので不安もなかった。だが実際に自分でやってみると全然違う。それでも変な自信だけはあったのでいろいろと弄繰り回してしまったのだ。こうなると無限ループ。毎日装置を弄って稼働が全然上がらなくなってしまったのだ。稼働率がトップだった頃の半分も生産数が上がらなくなってしまったのだ。遂に藤田班長から「田中 ここの装置は全然稼働が良くないな。どうした?」って様子を見に来たのである。いろいろと悩みではないが何をやっても上手くいかないことを打ち明けたのだが結論は出なかった。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する