第5回 とにかく「うつ」だけは避けたい
勤務時間……。皆さんいかがですか? 残業時間100超えとかしちゃってますか?
わたしは去年の夏に75時間の残業を経験し、下期の業務目標(ボーナスに影響する)に「月の平均残業時間20時間以下達成」とはっきりと書きました。
そしたら11月くらいから不況になって、あっという間に新規案件たちが影を潜め、図らずともその目標は達成できるかと思われた矢先!!
超多忙プロジェクトの製造要員に指名されました。
実は私、ワークライフバランス社の小室社長のファン。
「結果を出して定時に帰ろう」
とおっしゃっていて深く賛同。
「プライベートでインプットがないと仕事でのアウトプットもない」
深く賛同です。
しかし、忙しくなってくるとそんなことは言っていられず、毎日10時帰りの日々。
今日はとうとう心療内科にかかってきました。
このままいくと「うつ」になるので転職サイトにも申し込みしました。
まだ、異動か転職かで迷っていますが、コラムニスト引退も近いかもしれません。異動するにも他も似たり寄ったりの状況で、行きたい部署もないですしね……。
長年勤めている方は、「残業しないやつはSEなんか辞めちまえ!」って言いますけど。
皆さん忙しすぎて仕事のやり方を変える余裕もなく、終了したプロジェクトの振り返りもせず、ひたすら同じ失敗を繰り返しているのが現状です。うちの会社だけでしょうか?
改善したくてもどうしたらよいのか分からず、とにかく納期に追われている日々です。待遇も、人間関係も、仕事のやりがいも満足していますが、仕事のために体を壊すことはできないっていうのが今の本音です。
続く☆
コメント
歩亜
私も以前、紅一点の状態で3年ほどSEをやっていました。
SARAさんと同じように仕事も人間関係も楽しく不満はありませんでしたが、
2年ほどたった頃から、徐々に寝つけなくなったり出社するのが億劫になり、
また女性として体調がおかしいと感じることが増えました。
3年たった頃、友人達と話してやっと精神・体力的に弱っているのだと自覚し、
直属の上司に辞めたいと相談しました。残業が問題なのであれば、と
上司は働き方を考え、残業を減らした勤務とさせてくれました。
そして当然上司は、更に上の方に報告したのですが、急にその上の方に
呼び出され「働けないならいらない」と言わんばかりの面接後、異動決定。
今はStaff職となり、定時内勤務で落ち着いた生活を送っています。
体調も良くなり、その点は感謝しています。
でも、本当はSEとして働きたかった。異動前の勤務内容に全く不満は
なかったのです。私もSARAさんと同じく体調を考えると「会社の思うSE」
としての勤務が無理だったのです。
働けば働くだけ良しとされる環境。
ワークライフバランスの言葉だけが先行し対応できていない業界。
楽しい仕事を諦めるのか、体を犠牲にして働くのか、の二者択一。
SEは体を犠牲にして働かないといけないのでしょうか?
SARAさんも悩んでいる中で、疑問系をぶつけてしまってすみません。
業務内容としては生産管理ではないため環境は異なりますが、
同じように悩む女性がやはりいるのだと感じてつい投稿しました。
是非コラムを続けて欲しいと思っています。
また、長文失礼しました。
NEMO(船長)
どこの会社も「超多忙プロジェクト」は似たようなものですね。
「その日の進捗」確保の為にひたすらに効率の上がらない作業を行う(=試行錯誤する時間すら惜しいから)のはデスマーチプロジェクトの典型です。
私の場合は、残業が3ケタに届いたあたりから調子がおかしくなりました。無理を重ねて仕事を進めたのでプロジェクトは完遂できたのですが、ほぼ同時に「うつ」で休職→退職と・・・。
「うつになるかもしれない」という時点で退却を検討したSARAさんは正しい判断だと思います。私見ですが、一度うつになると「うつ前」には戻れないものだなって思います。
仕事の満足は精神のエネルギー回復にはなっても、肉体は休息しないと回復しませんよね。