第6回 状況改善 but 解決はしていない
前回の続きです。
結局心療内科に通っていることを直属の上司に伝え、当面18時30分に帰れることになりました。
精神科の先生や保健師さんに話を聞いてもらって、結局はその直属の上司のパワハラが原因ということになりました。
わたしがやっている仕事はパッケージの開発ツールを使用して開発を行うのですが、それがものすっっっっごく使い勝手が悪く、説明書がほとんどありません。何とか手探りで方法を探し、コンボボックス1個作るのに2日かかったりします。
ですが、なかなかそのことを分かってもらえず、
「だらだら開発するんじゃない! 能力が足りないんだよ! 徹夜しても、休日出勤しても一度決めた納期は守りぬけ!」
なんて言われる始末。一緒に開発している仲間もいないため、入社してからずっとそんな状態でした。さらに、納期も現実的でない短納期をしつこく主張され、いつも根負けしていました。
しかし、直属の上司は普段は優しく、人当たりのいい人。誰にも分かってもらえないどころか、自分自身も、
「あんなにいい人だから、仕事に関しても言っていることは間違いないだろう」
とずっと信じてきました。
しかし、健康を害して保健師さんに相談して、初めて気がついたのです。
「その態度の使い分けは、あなたの優しさに漬け込んでいるだけです。上司を甘やかしているのはあなた自身です」と。
ほんとに今、死ぬほど悩んでいる人がいるのならば声を大にして言いたいです!
「あなたは悪くない!!」と。
1人で悩まないで、なるべく仕事と直接かかわりのない人に相談してください。
同じ仕事をしている人は、仕事へのスタンスが同じ場合が多いので、例えば総務や心療内科の先生など、客観的に物事を判断できる人がベストだとわたしは思います。
現在、わたしはプロジェクトメンバーには
「原因不明の不眠症で心療内科に通っています。仕事も一要因ですが、まだ整理がついておらず、誤解を受けたくないので、整理がついたら話します」
と言ってあります。
「ちょっと忙しくてへこたれたんだな~。失恋でもしたのか?」
という程度にしかおじさんたちは理解していませんが、まぁいいです。
今は、悔いのないよう、この状態を上司に伝えられるよう準備しているところです。とりあえず当面は穏やかな日々が続きそうですが、開発がうまくいかないと心臓がどきどきしてしまいます。
恋のドキドキとは一味違う、大人のほろ苦い感情です☆
続く
コメント
ヨギ
はじめまして。コラムニストのヨギです。
前回の記事から読んでいました。さぞお辛いのではないかと思います。
2つの記事を読んだだけで、ここまで言うのはどうかとも思うのですが、経験的に、単に怒りっぽいとか無理を言う人はともかく、人心を操作するタイプの人は、(それが上司でなくとも)少しずつでも距離を置くよう対処していかれた方がいいと思います。
今、SARAさんが起こされてる行動は、(無意識でも)その一環なのかもしれませんが....
また、もし可能なら、心療内科は複数受診して、複数の医師の意見を聞いた方がベターですよ。骨を折った、などと違い、こころの中のことなので、医師によって意見が分かれることがよくあります。 その中で自分に最も得心のゆく見解を採って行動する、という方法もあります。
ではでは。