「ワークスタイル」カテゴリーの投稿 (5/7) 人形つかい(13) 契約書が存在する理由 翌日の朝、エースシステムで進捗表を開いたぼくは、首を傾げた。昨日の帰りに確認したときは「未実装機能数:10」だった。だが、高杉さんが宣言した通りであれば、この数字は5になっていなければならない。単にま... 2011/08/15 Comment(15) 人形つかい(12) 増殖する作業、減少する時間 カレンダーが最後の1枚になり、カットオーバーまで2カ月を切った。この時期になると、さすがにオンスケとはいかず、数日程度だが遅れが出るようになってきた。テスト部門からのフィードバックによって、いくつかの... 2011/08/08 Comment(3) 人形つかい(11) それでもオンスケ 週に1度の情報共有ミーティングは、横の情報連携を強化するためには有益だった。横というのは、主にうちとライズさんとのことで、それまで何となく存在した会社間の壁のようなものが、ベルリンの壁のように崩壊した... 2011/08/01 Comment(3) 人形つかい(10) 第1回情報共有ミーティング 議事録 11月1日、高杉上級SEから、情報共有ミーティングを週に1回のペースで実施する、との通達があった。これは簡単に言えば、右手がやっていることを左手にも知らせよう、という目的で行うものだ。これまで、橋本さ... 2011/07/25 Comment(12) 人形つかい(8)鳴り止まない電話 数日後にぼくたちの手元に届いた設計書は、これまで「橋本」だった担当者名が「高杉」と変わっていた。このことは「承認くん」開発プロジェクトを陰で仕切っていた高杉さんが、前面に出てきたことを意味しているよう... 2011/07/11 Comment(12) 人形つかい(7)上級システムエンジニア 翌日の夕方過ぎに自社に戻ったとき、ぼくは橋本さんのランチで得た情報――「上流の分野に口を挟むな」という言葉を除いて――を、東海林さんに話した。東海林さんは、黙って聞いていたが、話が終わると「そんなこと... 2011/07/04 Comment(5) 人形つかい(6) タンスターフル その日、ぼくは1人でエースシステムの開発室で実装作業を続けていた。東海林さんは以前担当していたシステムにトラブルがあったため、こちらにはこないことになっていた。この案件は「半常駐」という話だったはずだ... 2011/06/27 Comment(27) 人形つかい(5)システムエンジニアとSQL 誰が誰に頭を下げ、誰が譲歩し、誰が叱責されたのか、それはわからない。数日後に戻ってきた設計書は大幅に加筆訂正されていて、「ローカルフォルダのExcelファイルを開く」という例の仕様は、「サーバ側でテン... 2011/06/20 Comment(14) 人形つかい(4) 実現不可能な仕様を実現する方法 他人を評価する際、第一印象を重視する人としない人がいる。ぼくはこれまでどちらかといえば前者だったし、だいたいのところ、その方法は有効だった。公言したことはないが、人を見る目はそれほど曇ってないんじゃな... 2011/06/13 Comment(13) 人形つかい(3) 私はシステムエンジニア 2度目のエースシステム訪問は、東海林さんとぼくの2人で行くことになった。もう営業的な話をする段階ではないし、技術的な話がほとんどになるので、と東海林さんは言っていたが、黒野さんは不安そうだった。技術部... 2011/06/06 Comment(4) 前のページへ 1 2 3 4 5 6 7 次のページへ SpecialPR
人形つかい(13) 契約書が存在する理由 翌日の朝、エースシステムで進捗表を開いたぼくは、首を傾げた。昨日の帰りに確認したときは「未実装機能数:10」だった。だが、高杉さんが宣言した通りであれば、この数字は5になっていなければならない。単にま... 2011/08/15 Comment(15)
人形つかい(12) 増殖する作業、減少する時間 カレンダーが最後の1枚になり、カットオーバーまで2カ月を切った。この時期になると、さすがにオンスケとはいかず、数日程度だが遅れが出るようになってきた。テスト部門からのフィードバックによって、いくつかの... 2011/08/08 Comment(3)
人形つかい(11) それでもオンスケ 週に1度の情報共有ミーティングは、横の情報連携を強化するためには有益だった。横というのは、主にうちとライズさんとのことで、それまで何となく存在した会社間の壁のようなものが、ベルリンの壁のように崩壊した... 2011/08/01 Comment(3)
人形つかい(10) 第1回情報共有ミーティング 議事録 11月1日、高杉上級SEから、情報共有ミーティングを週に1回のペースで実施する、との通達があった。これは簡単に言えば、右手がやっていることを左手にも知らせよう、という目的で行うものだ。これまで、橋本さ... 2011/07/25 Comment(12)
人形つかい(8)鳴り止まない電話 数日後にぼくたちの手元に届いた設計書は、これまで「橋本」だった担当者名が「高杉」と変わっていた。このことは「承認くん」開発プロジェクトを陰で仕切っていた高杉さんが、前面に出てきたことを意味しているよう... 2011/07/11 Comment(12)
人形つかい(7)上級システムエンジニア 翌日の夕方過ぎに自社に戻ったとき、ぼくは橋本さんのランチで得た情報――「上流の分野に口を挟むな」という言葉を除いて――を、東海林さんに話した。東海林さんは、黙って聞いていたが、話が終わると「そんなこと... 2011/07/04 Comment(5)
人形つかい(6) タンスターフル その日、ぼくは1人でエースシステムの開発室で実装作業を続けていた。東海林さんは以前担当していたシステムにトラブルがあったため、こちらにはこないことになっていた。この案件は「半常駐」という話だったはずだ... 2011/06/27 Comment(27)
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人形つかい(4) 実現不可能な仕様を実現する方法 他人を評価する際、第一印象を重視する人としない人がいる。ぼくはこれまでどちらかといえば前者だったし、だいたいのところ、その方法は有効だった。公言したことはないが、人を見る目はそれほど曇ってないんじゃな... 2011/06/13 Comment(13)
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