ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

レインメーカー (44) アナログと調査

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 「難しく考えすぎなんじゃないかと思うんですが」
 一時停止ボタンを押したかのように、全員が動きを止めている。最初にフリーズ状態から復帰したのは田代だった。
 「どういうこと?」田代の顔にはパニックの残滓と、希望の色が混在している。「受電はNARICS でやる必要があるんだよ。RM の方で巻き取るのは難しいと思うが。そういう意味で言っているなら」
 人間、やっぱり脳を休めなければ、ベストパフォーマンスでの活動はできないんだな。イズミはつくづくそう感じた。いつもの田代なら、すぐに解決方法に至っただろうに。
 「昨日、やった手を使いましょう。つまりアナログ方式です」
 「何をおっしゃってるんですか」雨宮が戸惑ったように訊いた。「アナログって。まさか紙受けするとかじゃないでしょうね」
 「いえ、受電はNARICS を使いますよ。今、問題になっているのは、グッズの上限の制御です。NARICS は再起動が続いていたので、ここしばらくは、新しいロジックの挿入は難しいからです」
 「だから、今、その問題を......」
 「そこだけアナログ方式にしましょう」イズミは周囲を見回して、システム席に散らばっていた裏紙を一枚取った。「仮に、グッズ1 の上限が8 個だとしたら......」
 裏紙を3 回折りたたみ、折り目に沿って手で破り、8 枚の小片を作った。
 「こんなカードを8 枚作って、箱か何かに入れておきます。同じようにグッズ2、グッズ3 もそれぞれ上限枚数分だけ作って、別々の箱に入れます。OP さんはお客さんから希望のグッズを訊いたら、グッズ1 なら指一本、グッズ2 なら指二本で手挙げして、SV さんに合図します。SV さんは箱の中を見て、カードが残っていたらOP さんに渡す。残っていなかったら手で×を作るとかして知らせる。もし途中でお客さんの気が変わったり、通話が切れてしまったりしたらカードを戻す」
 田代、雨宮、沼田、リオは、それぞれの脳内で、イズミの提案をシミュレートしているようだ。最初に田代が頷いた。
 「いけそうだ。面倒なロックかけてフラグ立てて、みたいな処理も不要になる」
 「さらに言うなら」イズミはセンターの壁際にある、打ち合わせ用のホワイトボードを指した。「品切れになったら、あそこに誰かが書いておくようにすれば、OP さんの手挙げの手間が減るかもしれないですね」
 雨宮は何とか弱点を見つけようとしてか、顔をしかめて考えていたが、やがて渋々頷いた。
 「まあ、御社のSV さんに負担をかけていいのであれば」
 「それは弊社の問題なので」イズミはさらりとかわして、田代に顔を向けた。「どうですか」
 「それで行こう」田代が生気の戻った顔で大きく頷いた。「紫吹さんに話してくる」
 田代がSV 席の方へ歩いていくと、雨宮とリオは、あてが外れた、とでも言いたげな顔を見合わせた。
 「解決したようでよかったですが」やがて雨宮が言った。「どうです、朝比奈さん、少し考えが変わったんじゃないですか」
 「なんのことですか」
 「ああいう男性は」雨宮は薄笑いを浮かべて田代の方を見た。「事が順調に進んでいるときは、俺にできないことは何もない、みたいな顔してますけど、想定外の事態が発生すると、途端に右往左往して、女性に助けを求めるんですよ。朝比奈さんも見たでしょう、さっきの田代さんの顔。あわてふためいて見られたものじゃない。柳本さんもそう思ったでしょう」
 「はあ、まあ」リオは曖昧な顔で頷いた。
 「緊急事態には女性の方が冷静に対処できることが多いんです」雨宮は持論を主張した。「なのに、世の中の意志決定の大半は男性が行っている。それが事態を悪くしているんです。コロナ対策しかり、戦争しかり、企業や役所の不祥事だって、そのほとんどが男が原因じゃないですか」
 この場にいる唯一の男性である沼田を見ると、白けたような顔を上司に向けていたが、何もコメントしようとはしていなかった。イズミは小さくため息をつくと、会議室の方を指した。
 「ちょっとお話いいですか?」
 「ええ」雨宮は勢いよく頷いた。「とことん議論しようじゃないですか」
 あいにくイズミは議論をするような気分ではなかった。会議室に入り、エースシステム東海の3 人と向かい合って座ると、雨宮が口を開く前に言った。
 「こういうことは言いたくないんですが、雨宮さんのやっていることは、立場を利用した単なる個人攻撃でしかないですね。ご自分の行動が恥ずかしくないんですか」
 雨宮の顔がさっと紅潮した。
 「失礼な......」
 「そもそも」イズミは続けた。「さっきの提案だって、田代さんを困らせるためだけのものですね。かろうじて対処はできたからよかったですが、そうでなければ、クライアントであるQQS さんにご迷惑をおかけすることになった。おわかりなんですか」
 「だったら」リオが反論した。「最初からできない、と言えばよかったじゃないんですか?」
 「できない、と言ったら」イズミは穏やかに問い返した。「了承したんですか?」
 「もちろんです」
 「それはウソですね」
 「はあ?」リオの顔も赤くなった。「ウソなんて......」
 「時間のムダはやめましょう。私たちはどちらも、今の柳本さんの言葉がウソだと言うことがわかっています」
 イズミの特殊能力は、ある程度、対象の人物との対話データが蓄積していなければ働かない。前日、時間をかけてリオと会話していた理由が、業務についてヒアリングをするためではなかったことを口にする気はなかった。
 多少なりとも後ろめたさを感じていたのか、リオはそれ以上、反論せず、すがるような視線を雨宮に向けた。雨宮は「この役立たず」とでも言いたげにリオを睨んだ。
 「もし、田代さんができないと言ったら」イズミは雨宮に向かって言った。「もうクライアントから了承をもらってしまったのに、どう責任を取ってくれるんだ、みたいな流れになったんでしょう。いえ、むしろ、そっちを望んでいたんでしょうね。うちの副部長あたりにエスカレートして、田代さんの責任を追及できたんですから」
 「......」
 「私は、雨宮さんのやったことを糾弾するつもりはありません。そんなことに使っているムダなエネルギーは1 グラムもないんです。だからお願いです。これ以上、おかしな仕様変更を提案したり突っ込んだりすることは終わりにしてもらえませんか。そうすれば、お互い、気持ちよく仕事ができると思うんですが」
 雨宮はしばらく黙っていたが、やがてふてぶてしく笑った。
 「私が何をしたと言うんですか。私は何もしていませんよ。さっきの提案だって、私がやれと命じたわけではない。柳本さんが自分で考え、自分で提案したことです。的外れな侮辱はやめていただきたいですね」
 リオの顔色が変わった。このままでは責任を押しつけられるはめになりかねない。だが、リオは言い返そうとはせず、テーブルの天板に視線を落としただけだった。一体、どんな弱みを雨宮に握られているんだろう。イズミは不思議に思った。
 「それもウソですね」イズミは雨宮を正面から見つめた。「確かに直接の指示はしていないかもしれませんが、雨宮さんの意図を伝えた上で、ある程度の示唆はしたはずです」
 「また根拠のない話を」雨宮はせせら笑った。「こんな会話は、確かに時間のムダですね。とにかく私は何も知りませんよ。私は私の信念に基づいて仕事をするだけです。それが結果として、田代さん......いえ、御社にとって不都合な状況になるかもしれませんがね。でも、まあ、正直なところ、アリマツさんは、私から見れば、クライアントの一業者さんでしかない。そんな末端の立場や都合まで考慮しなければならない理由は1 グラムもありませんね」
 「不自然な状況を誰かが指摘するかもしれません」
 「あれあれ。さっき、どなたかが糾弾するつもりはない、とか仰ってた気がするんですがねえ。あれはウソだったんですか。どっちにせよ、何を言ったところで私は否定しますよ。それでおしまい。ジ・エンドです。私の言葉はエースシステム東海の言葉です。私の意見はエースシステム東海の意見です。最も尊重されるべき立場です。大抵の人は、どっちを信じるか。火を見るよりも明らかではないですか」
 イズミはゆっくり首を横に振った。
 「雨宮さんは誤解されています」
 「は?」
 「私は糾弾するつもりはない、と言ったんです」
 雨宮が怪訝そうに問い返そうとしたとき、それまで一言も発しなかった人物が口を開いた。
 「ありがとうございます、朝比奈さん」沼田が言った。「ここからは私が引き取ります」
 「なんですか、沼田」雨宮は怒りの視線を部下に向けた。「余計な口出しは無用です。引っ込んでいなさい」
 「そうはいきません」沼田は恐れの色も見せずに答えた。「さすがに看過できません」
 「誰に向かって口をきいているのかわかっているんですか。キャリアをズダボロにされたくなければ、つまらない一時的な正義感で出過ぎた真似をしないことです」
 「報復人事は立派なパワハラです」そう言いながら、沼田はポケットからスマートフォンを取り出した。「ちなみに録音しています」
 「CC 内は」イズミは言った。「スマートフォン持ち込み禁止だと思っていましたが」
 「そこはまあ」沼田は笑った。「天下のエースシステムですから。ある程度の無理は通せるんですよ」
 「何を下らない話をしているんですか」雨宮が高い声で喚いた。「沼田。あなた、もういらない。出て行きなさい。処分は後で連絡します。さっさと転職サイトにでも登録するんですね」
 「転職するのは、雨宮さん、あなたの方かもしれませんよ」
 その自信ありげな口調に、雨宮は何かを感じ取ったようだった。表情を消して問いかける。
 「何を言っているんですか」
 「一年前、私は横浜本社からソリューション企画に配属されてきました。あなたの直下として。でも、おかしいと思いませんでしたか? 異動は通常、3 月発令、4 月実効が基本でしょう」
 「そういうこともあるでしょう。プロジェクトのスケジュールや内容によっては、人が行き来することなどよくあります」
 「その場合、事業部内のチーム間で行き来するのがほとんどです。例外はよほどの専門知識か業務知識が必要とされる場合です。でも、私にはどちらもあてはまりませんよ」
 「沼田さんが普通のSE さんでないことは、何となくわかってました」イズミは口を挟んだ。「API の説明のときも、ただドキュメントを読んでるだけで、その何というか......」
 「無能に見えた?」沼田はからかうように言った。「一応、頭に詰め込んでは来たんですけどね」
 「あなた」雨宮は険悪な表情で訊いた。「何者ですか」
 「もう少し慎重に私の異動履歴を遡って確認していたら、入社日と異動日がニアリーイコールだって気付いて、そこに不審さを感じ取ったかもしれませんね」
 エースシステムは中途採用をあまり行わない、という話は、イズミも聞いたことがあった。新卒採用に、エースイズムを叩き込むためだ。例外は高度な専門知識を持つ場合だが、沼田自身が認めたように、沼田には該当しない。
 「誰なんですか、あなた」
 「実は私、エースシステムの社員ですらないんですよ」沼田はにっこり笑った。「社名を明かすことはできませんが、外部の調査会社に在籍しています」
 「調査会社?」
 「もう何年も前から」沼田は笑みを消した。「雨宮さんが、特定の信条に基づいて、業務で関係した女性に対して勧誘のようなことをしている、とクレームが寄せられていたそうです。プライベートで何をしようと勝手ですが、エースシステムというトップSIer の立場を利用しているとあっては看過できないでしょう。と言っても、ヒアリングしても事実を打ち明けるとは思えない。エースシステム社員では、立場に忖度して口をつぐむことは十分に考えられる。そこで、外部の人間を、雨宮さんの部下という形で送り込んで、証拠を集めさせることにした、というわけです。私が選ばれたのは、IT 関係の業務知識があったからです」
 沼田の話を聞いているうちに、雨宮の顔から血の気が失せていった。
 「苦労しました」沼田はやっと重荷を下ろせた、と言わんばかりに、自分の肩をもんだ。「常に雨宮さんの行動を監視できる立場にいたわけではないですから。それにあまりにも仕事ができないと、放り出されてしまうかもしれませんからね。幸い、エースシステムではプログラミング技術などはほとんど求められなかったので、Java のコードが1 行も書けなくても、不審に思われることはありません」
 「ずっと私を騙して......」雨宮は茫然としながら呟いた。「あざむいて......私を」
 「時間をかけたかいがあって、十分な証拠が揃いつつありました。このプロジェクトを区切りに、一度、報告をまとめようと思っていたんですが、最後の最後で、決定的な証拠を掴むことができました」
 雨宮は一瞬、キッと怒りの色を走らせ、次に何かを計算するような狡猾な表情を浮かべた後、フロントガラスの雨粒のように、それらを消し去った。恫喝、そして懐柔を考え、どちらも効果がない、と悟ったんだな、とイズミは考えた。
 青い顔をしているのはリオも同じだった。リオはおずおずと沼田に訊いた。
 「あの......私は、どうなるんでしょう。その......」
 「柳本さんのことも、報告書には正確に入れますよ、もちろん」沼田は冷たく言った後、少し口調を和らげた。「とはいえ、柳本さんの立場では、雨宮さんの命令は絶対だったことは想像に難くありません。そのあたりの事情も入れておきます。後は、内部監査の判断ですね」
 不意に雨宮はガタンと椅子を倒しながら立ち上がった。憎々しげに沼田を睨み付ける。
 「これだから男っていやになる」毒がたっぷり含まれた声だった。「陰でこそこそやって、人を陥れて、ドヤ顔して。私は私の信念を曲げようとは思いません。どいつもこいつも地獄に落ちればいい」
 雨宮はそう言い捨てると、沼田が呼び止める間もなく、ドアを開けて出ていってしまった。リオは反射的に腰を浮かせ、雨宮を追いかけるような姿勢を取ったものの、すぐに思い直して座った。沼田を見て、次にイズミに顔を向けたが、何も言わずにうなだれた。
 「ご協力に感謝します」沼田はイズミに頭を下げた。「いいキッカケを作ってもらいました。この礼はどこかでさせてください」
 「仕事です。礼はいりません」
 沼田は楽しそうに笑った。
 「いいですね。今度、どこかで使いたいセリフです」
 「一つ、訊いてもいいですか」
 「なんでしょう」
 「沼田、というのは、本名ではないんでしょう?」
 「はい、違います。明かせませんけど」沼田は立ち上がった。「私はこれで撤収しますが、今日一日、最後のイベント、がんばってください」
 沼田と名乗る男が出ていった後、リオものろのろと立ち上がった。イズミに小さく頭を下げると、そそくさと出ていった。イズミは安堵のため息をつき、自分も立ち上がった。リオに恨みはないし、同情できる点がないわけでもないが、それでもアリマツの業務を妨害しようとしたことだけは確かだ。もし許しを請われてでもいたら、何と答えていいのか困っただろうから。
 イズミは立ち上がると、会議室を出て、休憩室に向かった。温かい緑茶をゆっくり飲んで心を沈静させる。もう雨宮の理不尽な妨害はないだろう。明日は休みにしてある。無事に終わったら、名古屋の美味しいものを食べて歩こう。
 CC に戻ると、受電とは別に何やら騒がしい。その理由は田代が話しかけてきたことで明らかになった。
 「さっきエースの雨宮さんが、わけのわからないことを言いながら、飛び出していったきり戻ってこないんだ。何か知ってる?」
 「さあ」イズミは微笑んだ。「お腹でも壊したんじゃないですか」
 「それから」田代は声を潜めた。「木内さん......柳本さんも出ていったんだけど、俺に謝ってきたんだよ。いろいろご迷惑をおかけしました、って」
 「よかったですね。きっと誤解が解けたんですよ。業務の方は?」
 「アナログ方式で進めることにした。もう準備を始めてる。Excel でカードを作って、段ボールに貼ることになった。あっちのバックヤードで、こっちの総務の人が作業してて、土井さんも手伝ってくれてる」
 「そうですか。私も手伝ってきますね」
 まだ何か訊きたそうな顔の田代を残して、イズミはバックヤードに向かった。

(続)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(24)

コメント

SQL

急転直下てすね。スッキリしました。
雨宮さんもさすがに終わりかな

匿名

怖い怖い。外部調査員を入れたのはエースの誰やねん、

匿名

スカッとジャパンな回だった

匿名

雨宮さんを見ていると、オジサン化する女性という記事を思い出した。

男性的なコーポレートカルチャーに反抗していると本人は主張しているが、
みずからの行動スタイルも男性的な権力闘争にすっかり染まっているという・・

たむりん

右脳で仕事をする人がここにも居たとは。
いや、右脳左脳という表現自体正しくないかな。

あっちの世界といったほうが。

匿名

エネルギーの単位はグラムじゃないです…。

匿名

白い魔女?でしたっけ、
あの時も外部(協力会社の1社に)コードの調査?依頼してましたよね。
あれはエースというより白川さんなのかな?
沼田さん(仮)もあの会社の人なのかな?

匿名

私「たち」はどちらも、今の柳本さんの言葉がウソだと

沼田さんへのフリだったのかしら

匿名

e=mc^2だかから良いんです(違う)

匿名

本当の意味ではなく比喩的な意味でエネルギーと言っていると思うので単位はどうでもいい気がしますけどね

エースがたまに有能な動きをすると、なんだかんだ言って大手には大手の理由があるんだなって

匿名

エネルギーだけの話ならカロリーなりジュールで示すのが正しいだろうけど、比喩として砂糖や脳みその話をしているなら別にいいんじゃないと個人的に思います。おまけにあの場面急転直下の勢いでしゃべっていてもおかしくないし。(私はよく「理由は1ミリもない」と言っていますが、そこは「個」だと突っ込まれることはないし。)
注文電話を受けるエリアは見渡せる範囲しかないと気づけば紙チケット方式でもなんとかなりますね。あと、こんなことしているなら内部監査で引っかかってそうだなと思ってたらスパイ方式だなんで、大きいところはやっぱり違います。

匿名

私「たち」とはイズミとリオのことでしょう。
イズミ…特殊能力でウソをついていることが分かる
リオ…言った本人だから勿論分かってる

わん太

> 「一年前、私は横浜本社からソリューション企画に配属されてきました。あなたの直下として。でも、おかしいと思いませんでしたか? 異動は通常、3 月発令、4 月実効が基本でしょう」

『あなたの”直下”として』とありますが、
『あなたの部下として』or『あなたの直属の部下として』でしょうか?

わん太

不勉強ですみません、直下で問題ないですね。
失礼しました。

じぇいく

>オジサン化する女性
これは深刻な問題で、女性が出世するためにはオジサン化するしかないという企業がまだまだたくさんあります。
「ウチで活躍するのはオッサンみたいな女ばかりで困ったもんやなガッハッハ」って、そういうカルチャーを作り出している張本人の一人であるオッサン達が危機感を持たずに笑っていたり。
コーポレートガバナンスコードの改訂など、日本にも人的資本や多様性への取り組みを開示、評価する機運が高まっています。
田代さんのような人も雨宮さんのような人も生まれない企業文化が日本に根付くと良いですね。

りっち

鳩貝さん?

KEI

ここ数週、月曜朝から憂鬱な展開が続いていたので少し溜飲が下がりました。

>その理由は田代さんが話しかけてきたことで明らかになった。

ここだけセリフでは無いのに、田代にさん付けなのが気になりました。

匿名

鳩貝さんはデジタルフォレンジッカーなので、こういったリアル人間関係は範囲外かと。

育野

>「陰でこそこそやって、人を陥れて、ドヤ顔して。私は私の信念を曲げようとは思いません。どいつもこいつも地獄に落ちればいい」
以前ネットで見かけた「悪口は自己紹介」という言葉を思い出します。
ご自分の策謀はまるっきり棚の上ですねぇ。
それともあれは堂々と大っぴらにやっていたという認識なのでしょうか。
最近ニュースになっているエコテロリストと同様
「目的が正しいならいかなる手段でも許される」といった傲慢さが
自分がどう見えるかという客観視する能力を奪うのでしょう。
ロシアが発する非難声明のように意識的にやっているのも含めてその手の独善的な言動が目立つ今日、
自分を客観的に見つめる冷静さと、自分がどう見えるかに気付ける想像力は持っていたいものです。

リーベルG

KEIさん、ご指摘ありがとうございます。
「さん」は余分でした。

SQL

過去の話読み返すと沼田はイズミが特殊能力を使うまでもなく〜、判断するくらいエース社員らしさを徹底してたんだな
当然イズミを欺くつもりはなかったんどろうけど

たむりん

沼田のセリフが嘘800のハッタリだったら、
読者全員が騙されていて面白いんだけどね。

匿名

押すなよ押すなよ。
このシリーズは決着がついたと思いきや、翌週どんでんがまっている事が多いからみんな安心するな。

匿名

> もう雨宮の理不尽な妨害はないだろう。明日は休みにしてある。無事に終わったら、名古屋の美味しいものを食べて歩こう。

この辺がフラグっぽい…

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