レインメーカー (27) 男と女
田代は言葉を切ると、フェイスシールドを外して、ペットボトルのお茶を飲んだ。イズミはクライマックス直前で、突如、休憩になった映画を観ているような気分になり、先を促した。
「その木内さんは、どんな用事だったんですか」
「どんな用事だったと思う?」
「ん、そうですね......」イズミは腕を組んだ。「ありがちな展開だと、東浦さんでしたか、その契約社員の人と実は付き合ってて、みたいな」
「いい線行ってるよ」田代は頷いた。「俺も、最初に想像したのはそれだった」
「でも違った?」
「違った」
「気になりますが、その前に、もう一つ気になることを訊いてもいいですか」
「いいよ、何?」
「前の会社のジェイビーって、何の略なんですか」
田代は呆気にとられた顔になり、次の瞬間、吹き出した。
「そこ?」
「はい。JB ですよね。どうしてJB なんでしょうか」
「えーと、確か、J は最初の本社が城東ってところにあったからで、B は初代の社長の名前が伴さんだったから、と聞いてるけど」
「ジェームズ・ボンドか、ジェイソン・ボーンか、そうでなければジャック・バウアーかなって想像してたんですけど、ハズレでしたか」
「......話を続けようか」
「お願いします」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
意外な組み合わせに、田代は発すべき言葉を探し出せないまま、パーティションで仕切られた向かいの席に座った。残暑ではうっとうしいマスクが、このときに限ってはありがたかった。ポカンと口を開けたままでも、それと悟られることがない。
オーダー用のタブレットに手を伸ばしながら、田代は二人を交互に見た。こういうときドラマだと照れくさそうに笑いながら「実は俺たち付き合っていて......」となるんだが、と思ったが、どうやらそのような展開にはなりそうもなかった。東浦の顔には笑顔のかけらすら浮かんでおらず、そもそもリオに目を向けるのを拒んですらいるようなのだ。職人気質の東浦は、給料分の仕事をしない人間を年齢や立場に関係なく軽蔑している。最近はともかく、以前の定時退社主義時代のリオには常に冷ややかな態度だった。
そのリオは、対照的に晴れやかそのものだった。田代が退職勧告されたことを聞いていないはずがないのに、後ろめたく感じる要素が何一つないようだ。アイスティーのグラスに挿したストローを、細い指でくるくる回しながら、オフィスで実装について頻繁に質問してきた頃と変わらない笑顔を田代に向けていた。
田代はドリンクバーをオーダーし、クラッシュアイスを入れたグラスに水を注いで戻ってくると、リオは不思議そうに訊いた。
「あれ、田代さん、アイスコーヒーじゃないんですか」
「ああ」田代は苦笑した。「まだ味覚障害が残ってるんだ。何を食べても味がしない」
「そっか、コロナだったんですよね、ってあたしもですけど」
「じゃあ、私はこれで」東浦が立ちあがった。「ここは木内さんの奢りだということなので、遠慮なくごちそうになります」
「え」田代は驚いた。「何か話があったんじゃ」
「話があるのは木内さんです。私は木内さんに頼まれて、田代さんを誘っただけです。では、失礼します。グルーに戻らないと」
そう言って一礼すると、東浦はさっさと背中を見せて去っていった。田代に隔意があるというより、リオと同席しているのを嫌ったのだろう。
「すいませんね」リオは悪びれずに言った。「でも、あたしが誘っても田代さんは会ってくれないんじゃないかと思ったんです」
確かにそうだったかもしれない。田代は頷いた。
「そりゃそうだ」嫌みっぽくならないように気をつけたが、どうしても悔しさがにじみ出る。「何しろ、木内さんにセクハラだかパワハラだかで訴えられたんだからな」
「あー、それですね。やっぱり。怒ってますか」
「怒ってないといえば、大嘘になるだろうな」
リオは答えず、田代を見つめたまま、ストローを口にくわえてアイスティーをすすった。グラスが汗をかいていないので、常温なのだろう。そういえばマスクを着けていないリオを見るのは久しぶりだった。
「実はですね」リオは昨日の雨の話でもするような軽い口調で言った。「あれ、そもそもあたしじゃないんですよ、最初にコンプラ窓口に通報したのって」
「なに?」
「あたしじゃないんです」リオは繰り返した。
「じゃあ誰が?」
そう訊いたが、リオの返事を聞く前に答えはわかっていた。
「雨宮さんです」
「やっぱり」田代はため息をついた。「おかしいとは思ってたんだよ。それぐらい、と言ったら怒られるかもしれないけど、パワハラやセクハラで退職勧告というのはちょっとね。だいたい部長は事なかれ主義な人だ。普通に考えれば、減俸とか戒告あたりでお茶を濁しそうなもんだ」
雨宮がエースシステムの社名付きで主張したから、うやむやにはできなかったわけだ。
「でも理由がわからんね。雨宮が俺を退職に追い込みたい理由が」
「あたしのためなんだそうです」
「は?」
雨宮は折に触れてリオに説いていた。女だからといって、雑用ばかりに甘んじることはない。それは間違っている。あなたには能力がある。もっと上のステージを目指すことができるはずだ。それができないのは、男どもが女性であるあなたのスキルを低く見積もっていて、それに固執しているからに他ならない。あなたは、こんな会社でプログラマなんかをやるより、もっと上流の企画や分析、設計などの業務に従事すべきだ。その気があれば、私の会社の人脈で、上流工程を主業務としている企業に紹介してもいい。
「まあ、確かにそういう道もありかな、と思って」リオは肩をすくめた。「会社で話すわけにもいかないので、外で会っていろいろ話を聞いたりもしてたんですけど」
それが「女子会」の正体か、と田代は納得した。
「でも、いつでしたっけ、なんかのトラブルをチームで解決したことがあったじゃないですか。あのときから、プログラミングも意外に面白いんだな、と気付いたんですよね。さすがにあたしもちょっとばかり反省して。転職するにしても、もうちょっとプログラマとしてのスキルを磨いてからにしたっていいかな、と思い直したりして」
「それを雨宮に言った?」
「言いました」
「雨宮はなんて?」
「ま、いろいろ説得しては来ましたけど」リオの唇に思い出し笑いが浮かんだ。「あなたは男どもに騙されてるだけだ、とか。特に、田代さんのことは、結構、ボロクソに言ってましたよ。ここで再現はしませんけど」
「好かれてるとは思ってなかったけどな」
「田代さんがコロナで休んで」リオは続けた。「あ、あたしも感染したことは別に気にしてませんよ。無症状だったし、田代さんから感染したとも限りませんしね。えーと、で、業務がちょっと滞って、スケジュールが遅れ始めてから、雨宮さん、急に来なくなったらしいんですよ。あたしも自宅待機だったんで、これは西久保の話ですけど」
「......」
「そのすぐ後、急に人事から連絡があって、電話であれこれ聞かれました。チームの中の話です。現況調査だとか何とか言ってましたけど、今から考えれば、パワハラ、セクハラの調査だったんでしょうね」
数日後、雨宮が嬉しそうに連絡してきた。田代に対して、パワハラ、セクハラで処分が下ることになったと。
「びっくりしましたよ。あたしが何か訴えたわけじゃないのに、そんな話になってるなんてね」
「で、木内さんは」田代は訊いた。「どうした?」
「もちろん、すぐ会社に連絡して、そんな事実はないって言いましたよ。でも人事課の人は、すぐにコンプラ窓口の方に転送しちゃったんです」
電話を替わったホワイトテラス法律事務所の人間は、終始、リオを被害者として扱うだけだった。もう何も心配はいらない。会社や上司から報復されるようなことはないと断言する。それどころか、二度と問題の上司とは顔を合わせることはない。もちろん、あなたが直接の謝罪を求めるのであれば別だが。勇気を出して告発してくれて感謝する。こういうハラスメントを少しでも減らしていくことが、女性進出の妨げになっているガラスの天井にヒビを入れるきっかけになる。堤防を決壊させる、アリの穴になるんです。
「それを聞いて、もう全部決まっちゃってるんだな、って。一応、部長にも話してみたんですけど、法律事務所の人と同じようなことしか言わなかったし。迫田さんや滝沢さんも同じで。まあ、あの人たちは、ちょっと田代さんのことを恨んでたみたいだから、ザマァ、ぐらい思ったのかもしれませんけど」
そんなところだろうな。田代は諦念とともにそう思った。迫田も滝沢も悪い人間ではない。田代が減俸でも食らえば、いい気味だとは思っただろうが、まさか、退職まで追い込むとは想像もしていなかったはずだ。
「事情はだいたいわかった」田代は水を飲んだ。「もう終わったことだから、木内さんを責める気はないから安心して。こうして会いに来てくれただけでも嬉しいよ」
「そう言ってもらえると助かります。あたしも、ちょっと気になってたんで」
「今は何をやってるの?」
「あたし、異動になったんです。ミノカモ精機のプロジェクトからは外れて。今は人事部付なんですけど、来月からは東京にあるSIer にしばらく常駐することになってるんですよ。職位も主任待遇とかになるらしくって」
「へー、そこで何を?」
「上流工程の経験を積んでこい、ってことらしいですね」リオはペロッと舌を出した。「これ、実は、雨宮さんの提案らしいんですけど」
「雨宮が?」
「そうです。あたしだけじゃなくて、女子ばっかり4 人、それぞれ別の会社に出向みたいな形で。女性の力をもっと有効活用すべきだ、と強く訴えたようですね。あたしとしては、会社からの、お詫び? みたいな意味もあるのかな、って考えてるんですけど」
少し違うだろうな、田代は苦笑した。いくら報復人事などはない、と保証されていても、社内でウワサになることは避けられない。形としては、リオが田代を退職に追い込んだことになるから「裏切り者」と後ろ指を指されることもあるだろう。それを避けるには、しばらく、当事者を社外に放り出すのが一番簡単だ。リオだけを出向させれば、それこそ報復人事だと新たな火種になりかねないので、他の3 名を道連れにしたのだ。
「あたし、今、ちょっと燃えてるんですよね」リオは目を輝かせた。「名目はどうあれ、これってチャンスじゃないですか。ほら、あたしって美人じゃないですか。だから今までは、それを有効活用して生きていけばいい、って思ってたんです。エステとかヨガとか岩盤浴とか、外見を磨くことばっかり集中してたんです。でも、もしかして、出向先でバリバリ仕事できちゃう女になったりしたら、ちょっとすごくないですか? ルックス抜群、性格もグレート、プラス、仕事もできちゃうって」
「前向きだな」
美人は生涯で3000 万円得をする、という都市伝説っぽい説を、田代は耳にしたことがある。リオを見ていると、そこには一片の真実が含まれているのかもしれない、と思う。
雨宮は多分にバイアスのかかったフェミニズムのために、リオを利用したにすぎないのだろう。田代がハラスメント事案で処分され、リオが昇格したことで、今頃は歪んだ満足感を肴に祝杯でも上げているに違いない。だが、もし、リオの容姿が並以下だったら、そもそも迫田と滝沢の諍いは発生せず、田代が介入することもなかった。雨宮も今回の計画を思いつかなかっただろう。リオにしても「自分磨き」とやらに精を出すこともなく、雑用ばかりをだらだらとこなすだけの毎日だったかもしれない。
リオが自他共に認める美人だったからこそ、結果的に昇格し、社内政治の帰着だったにせよ、チャンスを得ることができた。それは紛れもない事実だ。
「はい、あたし、これまでになかったぐらい前向きなんですよ」リオは朗らかに笑った。「どうします? 何年後かに、あたしがすごい実績をひっさげて、ジェイビーに凱旋して、女性初の課長とか部長とかになってたりしたら」
「そしたら」田代はつられて笑った。「俺を再雇用してくれよ。喜んで、木内さんの下で働かせてもらう」
「あ、それいいですね。こきつかいますからね、覚悟しておいていくださいよ」
それから少し話をした後、店を出た田代は、帰宅するため、駅に向かって歩き始めた。帰ったら妻に事の顛末を話さなければならない。転職活動も早速始める必要があるだろう。控えめに言っても、不安だらけの未来が先に横たわっている。しかし、田代の心は、会社を出たときとはうってかわって晴れやかだった。リオには輝かしいエンジニアの未来を、少なくとも、その可能性を与えることができた。それは素晴らしいことだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「え、それで終わりですか?」イズミは訊いた。
「俺の退職にまつわる件はね」
「......なんか、いい話で終わっちゃったみたいなんですけど、女性のプログラマを信用していない、って話にはどうつながるんですか」
「実は」田代はニヤリと笑った。「ここから本題なんだよ」
「......」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
幸運な偶然が重なった結果、田代は転職活動を開始してそれほど間を置くことなく、アリマツへの入社が決まった。過去は過去として、ジェイビーでのことはもう忘れ、新しい環境で前向きに進もうという気になっていた。
横浜への転居や、様々な届けなど、入社にともなって必要な手続きが一通り終わった3 月の終わり、田代のスマートフォンが震動した。通知された名前を見た田代は眉をひそめた。
「もしもし」
『迫田です』数ヶ月ぶりに聞く、元部下の声だった。『ご無沙汰しています』
「ああ、元気だったか」
『あまり元気ではないです』
「コロナの後遺症か?」
『え、あ、いえ、それは全然。無症状でしたし。微熱すら出ませんでした。長期休暇みたいなもんでしたから』
「そうか。仕事の方は?」
『まあ、それなりに』
すでに退職した人間に、プロジェクトのことなどを話せないのはわかっていたから、田代は具体的なことは訊かなかった。そもそも、そんな話で電話をかけてきたはずもない。
「何かあったか?」
『実は』迫田は躊躇いながら答えた。『木内さんのことなんですけど』
「ああ。東京のSIer に出向になったってのは聞いたが」
『退職しました』
一瞬、その言葉の意味が理解できず、田代は言葉を失った。
「え?」
『退職しやがったんです』迫田の声には怒りがあった。『今月末で。理由は何だと思います? 寿退社ですよ』
「......つまり結婚するのか」
『ええ、そうですとも。寿退社ってのは、結婚するために会社を辞めることですからね。相手は、そのSIer の社員らしいです』
「......マジか」
『うちの上の人間は、みんな苦い顔してますよ。昇格させて、事前に3 つぐらい研修受けさせて、東京までの転居費用、社宅としてのマンションの借り上げ、出張手当まで出して、会社として全面的にバックアップしてたってのに、あっさり寿退社ですから』
田代は希望に輝いていたリオの顔を思い浮かべた。
『しかも』迫田は怒鳴るように続けた。『報告もメールだけで、一度、帰ってこいって命令も無視したみたいです。もう関係なくなるからって。もちろんしっかり退職金は支給されます。年次が若いんでたいした額ではないでしょうけど、主任のテーブルですからね。今月はもう有休消化で』
「......」
『田代さんを退職にまで追い込んでおいて、自分はさっさと結婚しやがるって、どういう神経して......』
田代は電話を切った。迫田の声を聞いていられなかった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「そういうこと」田代はため息をついた。「今度こそ、これで話は終わり」
「それで女性プログラマを信用できなくなったんですか」
「わかるだろう?」田代はイズミを見ずに、天井を見上げた。「もちろん転職も退職も自由だよ。それはわかる。でも、一人のプログラマを育てるには、それなりの時間とコストがかかるのはわかるだろう。実際、入社3 年めぐらいまでは、収支はマイナスになることの方が多いんだよ。それをすぎて、ようやくコスト社員から、生産社員になるんだ。木内さんはコスト社員の期間が長かった。それで、ようやく投資に見合ったリターンを期待し始めたとたん、寿退社だからな」
「みんながみんな、そうじゃないと思いますけど」
「そうかな」田代の視線がイズミを突き刺した。「朝比奈さんだって、今は仕事に燃えてるかもしれないけど、もし、結婚か仕事かを選ばなければならなくなったら、結婚を選ぶんじゃないか?」
「共働きを選ぶと思いますけど」
「じゃあ出産は? 育児は? 保育園に預けて仕事を続ける? 新生児のうちは4 時間おきに授乳しなきゃならんから、そもそも仕事にならんだろう。保育園だって熱が出たら呼び出されるし、夜遅くまで預かってくれるわけじゃない。子供と仕事の両天秤だったら子供を選ぶんじゃないか。それが普通だ。違うか? 男女同権。いい言葉だと思うし、それが正しい姿だとも思ってる。でも今の日本じゃ、女性は結婚や出産や育児のために、離職しなきゃならんのが現実だろ。それがどんなに重要なプロジェクトの最中だったとしてもね。そりゃそうだよ。仕事なんかより、子供の方が大切だからな。プログラマの仕事って、定時で帰れるものじゃないのは、朝比奈さんだってわかってるはずだ。十分な交代要員を確保できるような幸運な職場じゃない限り、ピーク時には終電ギリギリまで仕事をしなきゃならん。正直なところ、俺は、そういうプロジェクトで、女性プログラマがメンバーにいてほしいとは思わないんだよ。俺が言っていることは間違ってるかな? 間違ってるというなら、そのジレンマをきれいに解決する方法を教えてもらいたいもんだ。男と女じゃ、やっぱり格差ってもんがあるんだよ。それが現実なんだよ。違うか?」
(続)
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。
コメント
匿名
そりゃ(職業人としての)女性不信になるよなぁというエピソードでクラクラしますよ。
匿名
想像してたよりはマイルドで良かった
匿名
いまの日本の男女平等論について強烈に皮肉ってますね。
いろんな人の意見があると思うけど、
自分は田代さんの意見に賛同かな。
男女平等についての思想は賛成するけれども、
男女で平等できない部分にまで平等にしようすることは
おかしいと思うしできないと思う。
匿名
途中まで同情してたけど
ラストで同情する気持ちが失せた
「そういうプロジェクト」にしないのが上の人間の責任
重要なプロジェクトでエンジニアを潰すような使い方をしたらアカンよ
しっかりと時間と金かけて作らんと
一読者
身につまされるお話ですね。
育休取った男性社員に対して、女性の上司が「お前の席はない」みたいなことを言ったニュースを見ましたが、個人個人に温度差があれど、"現実"ってそんなもんだよな、と考えさせられますね。
少なくとも仕事で作業割り振っているときに男女平等とか、
そんなこと全然考えてなくて(だって、関係ないからね)、
個人の空き具合とか能力とか見ちゃうよなぁって。
当事者の問題を第三者(社会的に)がどうにかしようかなんて、
おこがましいにも程があるんじゃないかなぁ、なんてちょっと思いました。
幕間の話でこんなに面白いんじゃ、本編が気になってしょうがない(笑)。
匿名
どこぞのTV局でもいたよね、将来を嘱望されながらも育休しこたまとって辞めたアナとか
田代の論に一理はあると思うけど、ただそれを言ってしまうといけない世の中になっちゃたからなぁ
(実際、夜遅くの女性の一人歩きは危ないから、終電間際のプロジェクトとかなら会社に泊めてやった方が安全まである)
匿名
一般論として、女性社員の寿退社の可能性を無視してるなんてことはガバナンス上ありえないだろから人事のミスですね。現在は寿退社は(男女問わず)どこの業界でも普遍にあり、それだけに対策も豊富です。
とはいえ最終段に示されるように、田口さんにはナレッジとして刻まれたということですな。
匿名D
リオ嬢については、上げて落とされたってのは理解できるが、
そこまでこじらせなきゃならない話なのかな。
昔から言われていたことをそのままなぞっているだけだし。
まあ、リオ嬢は最初から最後までリオ嬢だったということで。
俺としては、でたらめなコンプライアンスの方こそ問題だと思うんだが。
ろくなエビデンスもなしに物事を決めてかかる、
こういうロビー活動団の最も醜悪なところが余すところなく発揮されている。
これが、概要をなぞるだけでほとんどスルーされているのが解せないんだが。
まあ、物語の主要な幹に関わってこないと言われればそれまでなんだけど。
匿名
"十分な交代要員を確保できるような幸運な職場" / 社会や経営層が確保すべき、というのは正論なんだけど、それを声高に叫んだところで、目の前の"現場"の金や期限がいきなり増えるはずもなく。飯を食うために目の前の"現場"を回すしか選択肢がないという現実の中で、個人がどう振舞うのか、という難問。
匿名
>名目はどうあれ、これってチャンスじゃないですよね。
名目はどうあれ、これってチャンスじゃない”かと思うん”ですよね。
ここはチャンスだと肯定する形ですよね?(勘違いでしたらすみません)
ぶんぶん
いやいやジェームズブラウンだろ、普通、圧倒的に。聞くは一時のJBって、言わない?
匿名
つい最近ですが
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「批判覚悟ですが、私は、寿退社や産休や育休をされると困るので、若い女性は正社員として雇用してません」
@ensemble43530
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というツイートが話題になってましたね
匿名
色々な意見もあるが田代の気持ちもよくわかる
にんにん
そうなんですよね。
理念として正しいのはよくわかってるし、そうあるべきだとも思う。
ただ、現実問題として目の前の状況をどうにかしなきゃならないんだよね。
じぇいく
将来を嘱望されて厚遇を得ていた社員が予想外の寿退社なんて、突然事故や病気で働けなくなるとか元気だった親が突然倒れて家業のために退職とかと同じようなもの。
そういう突発事態と、妊婦や子育て中の人をどう活用して行くかって話をごちゃ混ぜにしちゃダメだ。
そして今、または今までダメだったからと言って、これからもダメだって諦めているなら、田代さんはPJTのリーダーは出来るのかも知れないけど組織のリーダーとしては未熟過ぎる。
リーベルG
匿名さん、ご指摘ありがとうございました。
肯定の言葉でした。
なんなんし
納得いかない人も多いみたいだけど
これは全部田代さんの昔語りでしかないので
典型的な叙述トリックである
信頼できない語り手の可能性も考慮しよう(´・ω・`)
匿名
雨宮氏はその後どうしたんだろう