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長所を伸ばしたほうがいいのか?短所を克服したほうがいいのか?

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こんにちは、手塚規雄です。

最初に結論を言いますが、正解はありません。長所を伸ばしたほうがいい場合もあるし、短所を克服したほうがいい場合もあります。これだとありきたりな結論なので、ちゃんと考察してみたのが今回のコラムです。

そもそもなんで長所を伸ばそう!短所を克服しよう!と思っているのか?

ITエンジニアは日頃からスキルアップしたい!と言っている人がいますが、そのスキルアップの「スキル」は何を指していて、その人自身は長所なのか短所なのか想像以上にあいまいな状態で言葉を発しています。

そもそも何でスキルアップしたいのかもよくわからないです。もっと仕事が効率よくできるようになりたい、一人で多くの仕事をやりたい、給料を上げたい、転職したい、独立したい、などの目標を持っている人でも、スキルアップといっても長所を伸ばすスキルアップか短所を克服するスキルアップなのかもわからない場合が多いです。

そもそもその目標がどうやったら達成できるかわからないけど、ひとまず現状ではダメだから今の自分より成長する必要がある!ぐらいの意識なのだと思います。それは悪いことではないのですが、やっぱり結局何をやっていいのかわからないままです。

例えば給料UPを考えてのスキルアップを考えてみよう

給料を上げるためには上司からの査定で良い評価を受けることです。この良い評価というものが物凄くあいまいで絶対的な基準がないので難しいのです。

例えば誰もがスキルが高いが、コミュ力が低いAさんが居るとします。この人が高い評価を受けるためにはコミュ力を上げるのが一番早いと思いませんか?このコラムを読んでいる人の多くが直感的にそう考えると思います。これは短所の克服になります。

次に新人で平均的な能力だけど、その中でプログラミング能力ちょっと低いけど、業務仕様の理解が人よりちょっと早いBさんが居るとします。この人が高い評価を受けるためにはどうすればいいのか?というのは先程のAさんに比べて様々な案が出てくると思います。

それはプログラミングや業務仕様の理解だけでなく、他にも伸びしろが大きいからです。

つまり高い評価を受けるためには、例えば1年間で何かしら能力や実績で大きな変化を起こせた人だからです。短所の克服が評価アップにつながりやすいのはそのためです。でも長所についてもまだまだ伸びしろに余裕がある人に関して言えば長所を伸ばす事も評価アップに直結することになります。

転職の場合は長所を伸ばしたほうが有利なのか?

転職の場合、わかりやすい長所や飛び抜けたスキルがあると面接などは自分の強みがわかりやすくアピールできるので有利になるかもしれません。でも転職の目的は次の会社に就職することだかでなく、次の会社で自分が満足できる仕事をやって満足する給料を得るまでが目標のためです。それが達成できなかったら、転職した意味はないと思いませんか?

もし転職する時に面接で上手くごまかせても、会社で仕事をしていると化けの皮は1ヶ月も持ちません。即刻クビになるような事はないと思いますが、会社に居辛くなっていくのはなんとなく想像できると思います。結局はまた転職活動からやり直しになるので、面接が通りやすくなるだけではあんまり意味がありません。

面接が不得意で一芸で誤魔化したい!という人なら完全にマッチしているのでありだと思いますけどね。

特に今、目標がなければ無理に短所を克服せずに長所を伸ばしたほうがいい

これは明確な理由はありませんが、無理に短所の克服をするより長所を伸ばしたほうがいいです。これは単純にストレスが少ないからです。やっぱり苦手なもの、嫌いなものを克服するのは大変だからです。好きなもの、得意なものを伸ばしていったほうが楽しいのもあります。

今の私は短所を克服する必要があるのですが、なかなか大変だしできれば逃げ出したいのですが、それでは現状と変わらず困ってしまうのは私自身です。なので、今はしっかり努力して短所を克服しなければならない!と思っていますが、そう簡単に上手くいかないのが世の中の常ですね。

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Comment(1)

コメント

ハリコフ

確かに答えは色々とあるでしょうが、私は長所を8割、短所を2割程度で良いかなと思ってます。

短所を克服といえば聞こえは良いですが、その分野に適性がないからこそ短所となっているわけで・・・

仮に短所を克服できたとしても、もともとその分野の才能がある人には敵わないでしょうし、勝算のある分野に注力した方が良いと思ってます。

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