【88】新人フリーランサーが知りたいこと
こんにちは手塚規雄です。
先日、某エージェント会社のエンジニア懇談会に参加してきました。そこで色々な方とお話ししたのですが、たまたま新人フリーランサーの方と多く喋りました。そこで今回のコラムでは新人フリーランサーが知りたい事、私自身が質問された事についてまとめたものとなります。
当然といえば当然ですが、どんな仕事があるのか?
自分のクライアント以外の仕事はなかなか知る機会がないので、一番知りたい事ともいえます。主に知りたいのは「開発?設計?運用?などの仕事内容」、「勤務地」、そして当然の「単価」です。やっぱりこのご時世はまだまだゲーム系が流行りで単価が高いというのが共通認識でした。まだまだ下がる気配はない。けどいつ終わるかわからないからこそ、バブルのように見えてしまっている。それでも年々上がっている感があり月80万円超なんてザラにあってスゴイのがゲーム業界の認識でした。一方ゲーム業界意外でも月60万円前後が一番多いかなという感想です。
そして私個人は重視していませんが、「勤務地」を気にしている人がけっこう居ました。通勤の面から○○駅周辺だけに絞っていますという方もいました。確かに遠いのは嫌ですが、満員電車を1分でも乗りたくない人もいれば、ある程度我慢できる人まで本当に個人差が大きい部分です。東京でも過半数が山手線内ですけど、その中でさらにエリアを絞っても仕事があるのだからIT業界のエンジニアにとってはまだまだ景気の良い状況のようです。
時期的なものもありますが、確定申告は気になる
第一声が「確定申告はやりましたか?」というのが多かったです。私は法人を持っていますが、個人事業主の方も多いので確定申告ネタは多かったです。特に今年が初の確定申告でちゃんと確定申告ができているか不安という方が多かったのが印象的でした。心配な場合はやっぱり税理士に頼むのが一番。でも、その税理士報酬部の出費を抑えたい方が自力で確定申告していました。
これは税理士の先生からの受け売りなのですが、確定申告で間違っていても多く納税している分にはあまり問題はありません。間違って申告して本来の納税額に達していない場合が問題になる。だから確定申告ではそれほど心配になる必要はないと思います。心配になってストレスになるくらいなら、それこそ税理士に頼みましょうよ!という話でした。
法人の場合は法人の決算があり、それはほぼお任せだし、法人は法人のメリット・デメリットがありますよーという話題も盛り上がりました。
エンジニア以外の仕事にも興味があるフリーランサー
意外かもしれませんが、副業についての話題がかなり盛り上がりました。私の得意分野の話でもあったのですが、エンジニアで稼ぐにはやっぱり年齢とともに難しくなるのはわかっている。だからこそエンジニア業意外でも稼げるようにしておきたいという人がそれなりにいました。すでに40代の方々はすでにやっていたり、大きなコネをもっていたり、すでにフリーで生き抜ける裏ワザを持っている人もいます。でも何もわからない新人フリーランサーは副業や投資などはやはり気になるようです。
あとはフリーランサーになって初めて知った、わかった事が多かった
サラリーマン時代には気が付かなかったけど、フリーランサーになって気がついた事、発見した事が多かったという話も多かったです。社員同士だとわからないけど、一歩引いた目で社員の姿を見ると今までわからなかった正社員のメリット・デメリットが見えるようになったというものです。
一般的に言われている事でも合っているものもあれば、ぜんぜん違う事もあり客観的に見ないと見えてこない面があるという事です。これはIT業界に限っての話かなと思うものもあります。それでも一番身にしみて理解できたのは、早くフリーランサーになればよかったという意見は多かったです。もちろん数年後には意見が変わる人もいるかもしれませんが。
会社を辞めてフリーランサーになる時に、色々なことを調べてから辞める人もいれば、勢いで辞めてしまって、実践しながら学んでいく人もいます。逆に言えばあんまり知識がなくても後から身につけようと思えば全然間に合うのです。もし今の生活が嫌で会社を辞めたいとおもっているのであれば、覚悟さえ決められるのであれば勢いでサラリーマンを辞めてしまうのといのも一つの選択肢かもしれません。
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