蘭の社内SE奮闘記 VM編(5)
»
私の名前は織田蘭です。社内SEの仕事をやっています!
またミーティングのでき事であります。
伊達 「また、一台サーバのハード保守が切れる。このサーバは仮想サーバに移行できないかね」
武田 「えっ、あのサーバですか、あれって20個ぐらいソフトインストールしてあって、しかも設定がめんどうなものが多いんですけど」
伊達 「だから一個ずつソフトの設定方法を覚えればいいでしょ」
武田 「そんな無茶な」
伊達 「武田君、また織田さんとこの件検討してみてくれないか」
ミーティングが終わった後……
蘭 「武田さんどうしますか?」
武田 「う~ん、こんなときは仮想サーバの導入業者の真田さんに相談してみるか」
武田先輩は真田さんに電話し、弊社に来てもらうことになりました。
真田 「P2Vソフトを使えばいいんです」
武田 「ぴーとぅーぶい?」
真田 「ええ、Physical To Virtualです。メーカーのサイトから無料でダウンロードできますよ」
真田さんは、それをダウンロードして、PCにインストールしてみた。ウィザード通りに指定していって変換がスタートした。
そして数十分後、なんと仮想サーバにゲストOSが移行されているのです。真田さんは、「あとは実機をシャットダウンして、このゲストOSを立ち上げれば移行できるはずです」と言い残して帰っていった。その夜、ユーザーがサーバを使っていないタイミングを見て、仮想サーバのゲストOSに切り替えた。なんてあっけないサーバ移行!
なんかソフトのインストール方法とか設定方法とか勉強しなくてできちゃったので、変な罪悪感があるのですが……
THE END
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません
SpecialPR