蘭の社内SE奮闘記 VM編(4)
私の名前は織田蘭です。社内SEの仕事をやっています!
武田先輩の仮想サーバ運用のお手伝いの続きです。
武田 「イメージバックアップを取ってみよう」
蘭 「やってみたいですね。別のLANだから昼間やっても社内LANに負荷はかかりませんから」
武田さんはイメージバックアップを開始させた。10分ほど待つとあっけなくバックアップが完了した。イメージバックアップサーバ用のディスクを覗いてみると、武田さんの作成したゲストOSのファイルと私が作成したゲストOSのファイルができ上がってました。
武田 「わざと仮想サーバのゲストOSを消してみて、イメージバックアップファイルから復元できるかどうか確認してみようぜ。織田さんの作ったゲストOSを復元させてみようか」
武田さんがマニュアルを見ながら、イメージバックアップからの復元操作を実行した。数分ほどで復元は完了しました。
武田 「織田さんゲストOSが立ち上がるかどうか確認してみて」
私はゲストOSをパワーオンしてみた。ログオンに成功し、コンピュータ名を確認するとちゃんと「ran」となっていた。感激した私は、今度は自分でイメージバックアップからの復元操作をやってみた。武田さんのゲストOSを復元しました。
武田 「これって便利だろう。アプリケーションインストールして動作が不安定になったら、イメージバックアップから復元させて、もう一度インストールをやりなおしてみたりすることができるし、復元先の仮想サーバを変えることもできるんだ」
結構、今まで武田さんがインストールの手順で苦労してきたのを見てきました。でも仮想サーバを使えば私でも簡単にサーバのOSやアプリケーションをインストールすることができそうです。いつもミーティングのとき伊達課長からサーバ移行の話がでると、ドキっとしてしまうのですが、今度は逆に実践で仮想サーバ上にゲストOSとしてサーバを移行してみたくなりました。
(続く)
この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。