成長していく後輩の姿に幸せを感じるエンジニアのひとりごと。もっと熱くなろう!

立ちはだかる壁

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 前回コミュニティの立ち上げ、そして勉強会の開催をお知らせしましたが、今回はその続編となります。

 勉強会開催が決定した12月初旬、すぐに僕たちはある"壁"にぶつかったのです。

■勉強会とは

エフスタ!!勉強会 Vol.1 ~ITをもっと自由に、もっと面白く~
日時:2010/2/6(土)13:00~17:00
場所:福島県郡山市駅前 ビッグアイ7階 市民交流プラザ 第1会議室
http://kokucheese.com/event/index/813/

その"壁"とは、勉強会の開催をお知らせする手段でした。

いったいどうすれば地元エンジニアに勉強会を知って貰えるのか、参加者を募集するにもまずはコミュニティを知ってもらえなければ始まりません。

 僕たちは最初に@ITのイベントカレンダーや、はなずきんさんの運営するIT勉強会カレンダーに勉強会の情報を掲載をしました。

 しかし地元の福島県では、今までで勉強会やセミナーの開催が非常に少ないのが現状でした。そのような環境にいるエンジニアが、そもそも福島県のイベントを検索する人が何人いるでしょうか? 僕自身が東京に出張に行く際に何か参加できる勉強会ないかな? と調べる程度だったのにです。

 知ってもらえるにはどうすればいいか、僕たちは必死に考えました。福島でコミュニティを立ち上げ、東京や仙台のエンジニアに協力していただき、自分たちが何もしないわけにはいきません。僕たちは勉強会を知ってもらえるために、“3つ”のことを実行に移しました。

1.知人のエンジニアに協力していただく

 これが一番効果的な方法だと思いました。自分と過去に出会ったことがあるエンジニアの方々に声をかけ、まずはコミュニティの成り立ちや、勉強会開催の思いを伝えました。協力してくれたエンジニアの方々には感謝の言葉しかありません。

 この時、エンジニアって“繋がりが大事”なんだなとあらためて実感することが出来ました。僕らエンジニアは一人ではありません、みんなでお互いを高めてこそ、それが成長できるのです。
 
2.メディアを活用する

 次に地元のフリーペーパー、地元紙、広報などにお知らせを出してみてはいいのではないかと考えました。コンビニやスーパーなど様々な場所で目にするメディアを活用できればと思ったのです。 

 幸いどこも窓口を準備していましたので早速連絡してみました。が・……! 返事が返ってきたのは意外に数少なく、返ってきても広告掲載料ということで費用が発生するものばかりでした。コミュニティは利益を求めるものではありません、有志による活動ですからもちろん広告掲載量など捻出することはできません。ということであえなくこの方法は“断念”したのです。
 
3.足で歩く

 最後の手段ですが、地道にIT企業や学校を訪問することにしました。もちろん相手は企業や学校であり、自分も会社員ですから土日は基本的にお休みです。有給休暇を利用して訪問するしかありません。そしてカーナビとiPhoneを駆使して県内を歩きました。現時点ではまだまだ県内企業の半分くらいしか回れていませんが、何かを"実感"できた活動でもありました。

 たいていは受付の方に説明してパンフレットをお渡しするだけですが、まれにエンジニアの方々と話せることもあり、こういったエンジニアの方々いるのか!こういった企業があるのか!など目新しい発見ばかりでしたし、手ごたえも感じられました。本当にやってよかったと思っていますし、今後もこの活動は継続していきたいと思っています。

 このコラムを読んでくれたエンジニアの皆さん、ぜひお伺いした際にはお話しましょう!

 幸い勉強会への参会者も少しづつ増えてきています。僕たちも参加者の皆さんとお会いできるのを楽しみにしていますし、もっともっと沢山のエンジニアの皆さんに参加していただくのが僕たちの"夢"です。

 何もしないでいても、その結果と自分に納得できないと思っています。自分なりにやるだけの事をやって初めて納得できると思えるから、僕たちは最後まで手を抜かずに走り続けます。

 最後になりましたが、コミュニティを運営することに賛同し一緒に活動しているメンバー、協力していただいている地元エンジニアの皆さん、スピーカーを快く受けてくださったエンジニアの皆さん、活動を許してくれている家族、みんなに“心から感謝”しています。

 その支えがあるからこそ頑張れるのですから。

A_3

 うわ!こ んなことで一喜一憂してしまう、「エフスタ!!」運営メンバーです。

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