システムエンジニアがWebデザインの世界を体験 in“CSS Nite in FUKUSHIMA”後編
お久しぶりです。
仕事が多忙になってしまい、前回から時間が空いてしまいました。申し訳ございません!
仕事が忙しくなってしまった理由は、ちょっと前に話題に上がった「定額給付金」です。そのシステムを作ることになり、昨月より先週まで夜な夜なシステム構築を行っていました。「定額給付金」といえばSaaSで提供する企業なども現れてニュースになりましたね。今回はSaaSではありませんが、自信がもてるシステムになり、稼動が楽しみであります。
忙しいことはエンジニアにとって、とても嬉しくもあります。納期が厳しいシステムなどを任せられると、僕はけっこう、フツフツと闘志がみなぎってきます。「絶対成功させてやる!」って気になります。今まで培ってきた実力を試せる場所ですから、当然誰だって燃えますよね?!
さて、今回の記事は前回の続き、CSS Nite in FUKUSHIMAの体験記です。
■いざ会場へ
今回のセミナーは仲間4人と参加しました。同じシステムエンジニアやプログラマです。「何かを得たい!」という熱いじ思いを抱き、みんなで何かを探しにきたのです。予想はしていましたが、会場やセミナーの雰囲気は、僕が今まで経験したシステム関連のものとは違い、やはりカジュアルでした。とはいえ、年齢が僕以外のメンバーは20代前半だったこともあり、違和感なく溶け込んでいたと思います。
では、全4セッションあったその内容を、システムエンジニアの視点でレビューします。
●『春だ一番! 海外Webデザイントレンド2009 Spring/Summer』 原 一浩 氏
海外のWebサイトを元に、現在のトレンドを分析して紹介されており、とても参考になりました。僕たちエンジニアにとってデザインの勉強は二の次であったため、トレンドを一度に知ることができ、自分でデザインを考える際にも参考になる内容でした。
ボタン1つでもトレンドがあるとは、デザインの世界の懐の深さを感じたセッションです。
●『バランスのよいレイアウトを実現する「色テク」いろいろ』 矢野 りん 氏
色と色の組み合わせ。これも僕たちエンジニアにとっては普段あまり意識せずに、“直感”“バランス”“見た目の感覚”だけで設計をしていた部分です。どんなシステムでも、作る上で色のバランス、ちょっとした色の使い方で印象が変わることを教えられ、システム構築の際には活用したいと思わせてくれる内容でした。
●『ワイヤーフレーム/カンプ/プロトタイプ制作を加速するFireworks』 鷹野 雅弘 氏
Fireworksを使ったWebデザインの手法の紹介でした。これは僕たちが今まで一度も使った事がないツールであったため、僕らシステムエンジニアにとって一番難しい内容でした。しかし、Web製作の現場ではどういった手順で作られているのかを知るには、とても良かったと思います。
●『ライブラリを活用した、Webコンテンツのドレスアップ』 國分 亨 氏
地元、福島県の方がスピーカーを担当されており、一番ホッとした瞬間でした。理由は方言が福島弁だったからでもありますが、内容的にjQueryを活用したWebサイト構築だったこともあります。Visual Studioでも次期バージョンからjQueryがサポートされるニュースがありましたが、とても身近に感じた内容で勉強になりました。
■僕が感じたこと
なによりも強く感じたことは、“Mac”が大人気ということでした。僕たちシステム開発の現場ではWindowsやLinuxが主な話題にはなりますが、Webデザインの世界ではMacが主流であるということに、改めてその勢いを感じました。最近OSのシェアでMacが伸びているというニュースを見かけましたが、事実なのでしょう。
さらに、個人でやっておられる方が多い! これには驚きでした。僕たちが携わるシステム開発案件は、数人で半年や1年などのプロジェクトが普通であるため、1人でやっている方が多いのには驚きです。システム開発の現場で1人のプロジェクトなど数少ないものです。自由に生きている彼らから、何か元気をもらった気がします。
こういった地方での活動はどんどん続けていって欲しいと思います。僕もできるだけ参加したいと思っていますし、いずれは自分も……こういったものを企画してみたいですね。
■まとめ
システムエンジニアとして、これから“デザイン力”は大切な要素です。家電を買う場合、車を買う場合、性能はもちろんデザインでも物を選ぶのは当たり前ですよね? 当然、システムにも当てはまるのではないでしょうか。センスの良いシステムの方が、自分も使って気持ちいいものです。こういったセミナーに参加することで“デザイン力”を鍛えることはシステムエンジニアにとって絶対「アリ」だと思いますし、みなさんにもお勧めします。
最後に、懇親会にも参加してさまざまな人と話し、刺激をもらってきました。こういったつながりを大事にしていきたいです。エンジニア同士、分野は違うけれど、コミュニケーションを取るのはやっぱり大事だと思いました。
「エンジニアって職業は最高に面白い!」
コーヒーが最高でした!