ビジネスパーソンとしてのエンジニアに必要なこと
初めまして、株式会社リーディング・エッジ社のエージェントの加藤です。今回、飛び入り参加させて頂きます。
職業柄、私の周りにはたくさんのエンジニアがいます。日々会話をする機会もあります。そのエンジニア達に、エンジニア視点から一歩離れて伝えたいことを書かせていただきます。
■私の気づき
まずは自分自身のことなのですが、「リーダーとして何が必要なのか」「どうすれば、得たい結果を得ることができるのか」といった内容を、ビジネス本やセミナーで学ぶ中で、いろいろな著者や講師の方々の考え方に触れています。初めのうちは惑わされることもあったのですが、言葉の使い方や手段・手法は異なっていても、基本的にはほとんど同じことを言っていると今は理解しています。目的を持って行動すること、原理原則に反してはいけない、矢印を相手では無く自分に向けること(他責では無く自責)が大切だということです。
■自分の将来って?
「将来どんなエンジニアになりたいですか?」時々、こんな質問をすることがあります。「SEになりたい」「マネージャを目指したい」、このような答えが返ってくることが多いのですが、時には「現在の仕事で精一杯で、具体的にはありません」と言う人もいます。目の前の目標の1つひとつはどうでも良いとは言いませんが、あくまでも目的達成の途中経過でしかありません。もっと遠い将来の自分や、大げさかもしれませんが、どんな人生をおくりたいか、ということに焦点を当てることが大切だと思います。明確な目的達成イメージを持つことが、自分にとっての成功を後押しするのではないでしょうか。未だ夢の途中だとは思いますが、スポーツ選手のイチローや石川遼などは、子供の頃に今の自分を言葉にしています。
■目に見えない大切なもの
私たちは、つい目に見えるものを追いかけてしまいがちです。エンジニアの方々は、日進月歩のこの業界に身を置き、資格を取得したり、新たなテクニカルスキルを身に付けていると思います。もちろん、それは大切なことです。ですが、目に見えない考え方の土台となる自分の「人格」の成長にも目を向けてみることが必要ではないでしょうか。「能力」と「人格」は、補え合えないものだそうです。確かに、どんなに仕事が出来る人でも、人格に問題を抱えていては信頼関係は保てませんし、一緒に仕事をしたいとは思えないですよね。
■仕事を面白く
やらされ感を感じて、つまらなそうに仕事をしている人がいます。それは、とてももったいないことだと思います。私たちは平日であれば大半を仕事の時間に使っています。仕事を「押し付けられた」と思い続けるか、最初は人に勧められたとしても、最終的には「自分で選択したもの」と思えるかで、仕事の質に大きな差が生まれるのはないでしょうか。さらに、「誰か(何か)の役に立っている」と思えれば、大きなやりがいを感じるでしょう。一日の大半・・・いえ、人生の大半を仕事の時間にしているのですから、自分で選んだ自分の仕事を面白く感じたいものです。