Google Developer Days 2010に行ってきました
Google Developer Days 2010(以下GDDと略称)に行ってきました。今回のセッションではHTML5、Chrome、Android、Google App Engine、OpenSocial、Google Maps API、Google Wave、Goなどのセッションがありましたが、特に人気だったのがAndroidのセッションです。Androidのセッションはどれも満席でした。
特に秀逸だったセッションは、クリスさんのAndroidゲームプログラミングです。このセッションでは、OpengGLのテクスチャ処理をサーバ側で行うということをしていました。非常に興味深いのはAndroid本体にWebサーバを立てて、バックグラウンドで重い処理をしていることです。Androidはプロセス間通信が可能なので、上手な使い方をしていると感心しました。また、OpenGLのハマりどころなども解説してくれました。
GDDではセッション以外にもデベロッパーサンドボックスというデベロッパー参加型のブースがあります。今回はデベロッパーサンドボックスで特に目についたものを紹介したいと思います。
■Android Developers' Club(Android デベロッパー倶楽部 通称「デ部」)
Android Developers' Clubとは、ガチでAndroidアプリを作ることを目的としたAndroid開発者集団です。日本を代表するAndroiderが集結しています。今回の展示ではメンバーがマーケットに公開しているアプリを展示していました。GDDのためだけに、デ部アプリダウンローダを作成していました。その場でアプリのダウンロードができるのが特徴です。
アプリの紹介だけでなく、たくさんのAndroid端末を手にとって動かせるのも特徴です。Android中毒の人が集まったグループなので、日本では発売されていないレアな端末も多いです。一度、全員のAndroid端末を全部並べてみたいです。
■アールティ&ブリリアントサービス
会場に着いて最初に出迎えてくれたのは巨大ドロイド君ロボ「RIC android」でした。アールティさんのブースで、このロボットを展示していました。ロボットのメカ部分はアールティさんが担当し、ソフトの制御はブリリアントサービスさんが担当しました。
■本体
本体はAndroidを搭載したArmadillo-500 FXを使っています。
このロボット、動きます。しゃべります。どこを動かすかだけでなく、セリフもリアルタイムで変更できます。
頭を開けると小さなドロイド君がいました。
■コントローラ
コントローラは純粋なAndroid端末(Nexus One)で、Android to Androidなリモート操作を実現しています。
このようなイベントでは、講演や展示作品から得られる情報も多いと思いますが、何より開発者と直接話すことにより、情報共有や技術ノウハウが得られるのも魅力的だと思います。
私自身、去年のGDDはたくさんのAndroidエンジニアとの交流の場になり、GDDがきっかけでAndroidの魅力に夢中になりました。現在、Androidの仕事に携わることができたのは、GDDの影響が大きいと思います。GDDに限らず、その他のイベントに積極的に参加し、知識の共有とスキルアップをし、たくさんのエンジニアさんと知り合うことで得るものは多いです。
皆さんも、この記事を読んで少しでも共感していただけたらと思います。もしかしたら、何かの機会でお会いすることもあるかもしれませんので、その時を楽しみにしています。