Excel方眼紙？そんなのは好きにすればいい。
ちゃとらんさんのコラムを読んで、なんとなく反応してみました。
最近少しExcel方眼紙について見解が変わりました。使いたい人は自由に使えばいいと思います。なぜなら、それしかできないからExcel方眼紙を使うのですよね？Wordも使うスキルがない、長文を計画的に書けない、Excelで関数の使い方も知らない、何もできることが無くてたどり着いた手法が「Excel方眼紙」ですよね？それを否定したら、PCを触れなくなります。実際のところ、そういう人に話をするには、こちらも併せて方眼紙で書いてあげないと話が通じません。そのせいか、逆に方眼紙の対応スキルが上がってしまいました。皮肉なものです。
デメリットを伝えたとして、あなたは体系だったドキュメントの書き方の技術があるのでしょうか。Excel方眼紙を否定する人も、大してドキュメントが書ける訳でもありません。私たちのほとんどが文章を書きなれていません。仕事だからといって、いきなり体系だったドキュメントが書ける道理がありません。文章を書くということがどういうことか理解しているのは、執筆に携わる人か編集者さんくらいではないでしょうか。本当にまともなドキュメントを書こうと思えば、体系的な知識が必要です。それこそIT技術と同じで、自主的な学習をしなければ身に付きません。
最近気が付いたのですが、IT業界で残業が減りだした影響か、最近携わったプロジェクトではドキュメントの質が上がっています。Excel方眼紙で書いているので効率やメンテナンス性は低いですが、内容自体は必要な情報が具体的に記されているドキュメントが増えました。ちゃんと休息をとることで、思考する余裕ができてドキュメントの質が上がったのだと思われます。Excel方眼紙だからといって、内容まで腐りきっているかというと、そうでもない事例を最近みるようになりました。メンテナンスの工数では相変わらず死んでますが、内容を保てるレベルくらいにはIT業界も改善されたようです。
ただ、Excel方眼紙で書いている以上、メンテナンス性は格段に落ちるので、更新漏れの多さは依然と変わりません。また、ドキュメントをまとめる余力ができたせいか、最近、Excel方眼紙の亜種で「モザイク・パラメータシート」というバッドノウハウをよく見かけるようになりました。逆L字型に並べたセルに罫線を引いて、ツリー構造のデータを記録するときに用いられます。Active Directoryのグループポリシーの設定内容は、ほぼこの方式で書かれています。とにかくメンテナンス性が悪く、この記述方式で書いてあったら、必ず更新漏れがあると考えても過言ではありません。また、更新されていても、更新箇所を追うのは至難の業です。
問題なのは、Excel方眼紙やモザイク・パラメータシートというよりも、場当たりな対応を繰り返すことです。ドキュメントの作成やメンテナンスの工数はバカになりません。その工数の分、お金はかかっているのです。Excel方眼紙を使う人は、ドキュメントが書けないだけではなく、計算もデータの取りまとめの手法も知りません。だからああいう使い方を平気でやります。そもそも、データを表にまとめてどう整理するとか、そういう概念すらないでしょう。そういう人に何を言ったところで理解できません。Excel方眼紙の問題は、手法云々というより使ってる人のスキルの低さと思慮の浅さです。肯定するのは自由ですが、それは「私のスキルは低いです！」と公言しているようなものです。そういう自覚くらいはすべきかと思います。
コメント
ちゃとらん
＞ Wordも使うスキルがない
これは、微妙に当たってるかも。
Wordで『python』って打つと『Python』に勝手に変換してしまいます。ウッキー…と精神がいかれてしまいます。
勝手に番号振ったり、勝手に字下げしたり、勝手にXXXしたり････。俺にかまうな！ とちゃぶ台をひっくり返したくなります。
＞ Excelで関数の使い方も知らない
確かに、これもあまり使いませんね。
というか、EXCELで統計資料まとめたり、報告書作ったりしないです。使い捨てのデータを集計したり作業ワークとして使う程度です。（秀丸と併用ですね）
報告書とか、きちんとしたデータはデータベースに登録してWebシステムから見られるようにすべきだと思いますので、そもそもEXCELでデータ解析も行わないです。
- Horus -
Wordは歩み寄れるとよく言うことを聞いてくれる子です。コンセプトを理解したうえで、こちらが使い方を変えないとぶつかりますね。頑なでなソフトですよね・・・。
最近、仕事でのExcel縛りが強すぎて変にそっちのスキルが上がってしまいました。ファイルの分割やフローの整理で、けっこう複雑な処理もこなせてしまっています。
結局、データ処理のやり方を知っているか知らないかが決め手で、PythonでやろうがExcelでやろうが、できる人はできるという見解です。
ただ、Excelがデータ処理の最適解とは思いたくないですね・・・。
ふーん。そういう考え方？
文系の人はWordを使いたがりますよね。技術職の場合はWordに変な小細工するよりも主に計測データの取込み、解析、分析、報告、技術的プレゼンなんかはEXCEL方眼使ったほうがはるかに効率的ですよ。後々修正が楽ですし。いちいちWordとかパワポで書き直すとか時間の無駄ですし。英文ならスペルチェック程度は楽ですが中身の方が重要ですからね。何より若年層への引き継ぎも楽ですね。単に文書や論文書くだけならWordの方が便利ですかね。
- Horus -
個人的には、Excel で加工したデータを普通に Word に転記した方が楽です。変に一つのファイルにまとめようとするので、無駄な小細工が増えます。
Excel方眼紙が効率的というのは全面否定しておきます。単にそれしか手法を知らないので効率的と感じているだけかと。
ネタとして面白いので、別のコラムで掘り下げてみようと思います。
匿名
で・・何が言いたいの?
他人を罵って自分は偉いんだって言いたいの?
もう少し建設的なことを書こうよ
- Horus -
スキルを磨く努力もせずに、「肯定的」と銘打った自分に心地よいネタを求めるのはやめろと言いたいです。
自己都合ばかり求める人に建設的なことを言っても無意味です。
私個人としては、否定的な意見ともうまく付き合うのが賢いと思います。
匿名
隙あらば
- Horus -
ある程度の隙は許容しておかないと、硬直してそれが隙になります。
匿名
なんか頭硬い感。何を意地になってんのか。かわいそうに過去に相当嫌な思いをしたんですね。1セル1文字はいただけませんね。1つの文書作るのにWord、EXCELをまたいで複数で作成しちゃうとそれこそ使い捨てのファイルだらけになってしまいそうですね。ＩＭＳの文書管理上は記録文書なんかはPDF等で残せば良いでしょうが開発系のものだとフォルダやファイルだらけになりますね。肯定派の人はただ単に付加価値のついたワ−プロとして使っているだけ？
- Horus -
憐れんでいるつもりの上から目線がかなり痛いです。
凡な見解でポエムを書かれても、響くものが何もありません。独白なのか語りかけなのか分かりにくく、何が言いたいかくみ取れません。中途半端な見解をひけらかしたいならSNSでお願いします。反対意見であれ、超絶スキルで切り返してくるようなコメントであれば歓迎です。
一般受けを狙うような安直なコラムを書く気はありません。100人か1000人に1人のとがった人に刺されば成功というスタンスでコラムを書いています。つまり、あなたのレベルの人は最初から眼中にありません。なので、「不自然」「こいつおかしい」という感想が出ても自然だと思っています。