IT業界にメンタル不調が多い根本理由

» 2020/12/21

勝ち逃げ先生さんがコラムに書いたテーマを、ダークな角度から見て書いてみました。

技術や知識が足りない人がITやってるとメンタルが病みます。もしくは、そういう人が蹴落としてでも自分の立場にしがみ付くので、多大な迷惑をばらまいて人のメンタルを壊します。その結果、IT業界にメンタルを病んだ人が増えたと考えます。「ITはもうかる」という煽りに乗ってITに向かない人がITをやるから、能力にそぐわない立場の人が増えたのでしょう。ITに向いてい無いからといって不幸になれとは思いません。それぞれにふさわしい立場で幸せになって頂きたいです。ただ、エンジニアとしては即刻退場をお勧めします。

そもそも、技術や知識が足りない本人が一番しんどいはずです。分からない技術を追いかけて、毎日言い訳に奔走していたら、それはメンタルを病んでも当然です。分からないものを分かると偽ると、ストレスは鼠算式で倍増します。もし、そこで開き直って、「自分が正義だ！」と立場で押し切るようなことをするようなら、それはもう仕事人として道理を外しています。エンジニアを名乗る資格も無い、ただの外道です。他のエンジニアのメンタルを直接破壊しにいきます。

当たり前ですが、技術が無いのにエンジニアをやっていればしんどくて当然です。技術の無い人が、後始末を他人に丸投げしていれば、周りの人がしんどくなります。そういうシンプルな話です。昭和の悪癖で、技術を磨かずに人脈やその場の無茶で結果を出し続けてきた反動です。どんなに素晴らしい人脈を持っていようと、今、必死に頑張っていようと、技術の無い人はエンジニアではありません。別の何かです。人脈やその場の無茶で出した結果は借金と同じです。それを自分の実力と勘違いすれば、ロクな結果にならないのは明白です。

ではどうすればいいのか？については、このコラムで書く気はありません。まず、外道なエンジニアもどきの数が多いので、話して納得がいく程度の方法で解決するのは無理でしょう。また、エンジニアとしてあぶれた人がたどる道については、社会的な福祉の話も絡みます。その福祉が成り立つかどうかも、私たちの考え方一つで覆ります。言ったところで誰も実感を持てないと思いますが、結局は私たちのものの考え方で決まります。実際、私たちがまともにものを考えられないから、技術に関心すらない外道がエンジニアとして振舞えるのです。

技術が無いなら、エンジニアとしての責務を果たせません。技術に関心すら無いのならエンジニアをさっさと辞めましょう。自分も不幸になるし、人に迷惑をかけます。技術も無いのに、どうやって技術で成果を出そうというのでしょうか。お金もないのに買い物をしようとするようなものです。そういう人が増えれば、当然、道理を覆す人が現れるでしょう。たまたまIT業界からお金の匂いがしたので、道理を覆すような輩がたかってきたのでしょう。IT業界に下衆が押し寄せたから、真面目な人がメンタルを病むというシンプルな話です。