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上昇志向の弊害

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私も二十代の頃は上昇志向でした。今振り返ってみると、上昇志向ですが何をやりたいのかはっきりしていませんでした。熱いけど方針が無いので、ただの鼻息が荒い人でしかありませんでした。IT業界に入っていこうとしたときもそうでした。パソコンに詳しいというだけで、IT業界で何をやっているのかよく分かりませんでした。その結果、illustratorやらPhotoshop、何を思ったのかCADの操作まで勉強していました。

いまでこそ落ち着いてきましたが、上昇志向というのは利点もありますが弊害もあります。よくよく考えてみれば、企業が欲しているのは上昇志向より仕事への意欲です。面接でも、上昇志向を語るよりも、具体的に何をしたいかを語る方が有効です。そもそも上昇って何でしょうかね。私は技術力の向上だと思っています。ただ、人に話を聞くと会社での地位だったり収入だったりと、ばらつきがあります。

上昇志向というのは人によって認識の差があります。ネットで意味を調べてみると、「向上心やハングリー精神などを持って、より高い次元を目指そうとする気持ちのこと。 」だそうです。なるほど、人それぞれ世界観が違うので、それぞれの世界観で高い次元をめざすのでしょう。それを認識せずに上昇志向という言葉だけ振り回すと話がかみ合わなくなりそうです。コラムを書く立場として注意しておきたいところです。

それぞれの世界観の違いを尊重した上で上昇志向を持てれば素晴らしいと思います。ただ、上昇志向を人に無理強いすれば世界観を押し付けることになります。相手の世界観をないがしろにすることになるので、これは大きな弊害が生じることでしょう。仕事の教育をする時に、上昇志向を無意識に押し付けて失敗することも多いのではないでしょうか。お互いにぶつかり合わないために、世界観とまではいかなくとも、相手を知ることは大事です。

あともう一つ心に留めておきたいのは、目的が無くなった時にどうなるかということです。競争に勝つことを目的にすれば、当然、実現できる人は限られます。また、目的は達成してしまえば目的でなくなります。失敗や達成で目的を失うと、上昇志向を持て余して負担になってしまいます。上昇志向だけで突っ走ると、目的を無くした時に大きな弊害を被ります。こういうことが、上昇志向の弊害ではないかと考えています。

Comment(4)

コメント

神戸

ここで言う上昇志向をもう少し深く教えてほしい。というのも、上昇志向があったから、イラレ、フォトショ、CADの勉強をしたってどういう因果関係があるのか理解できない。

私は仕事でバックエンドエンジニアをしていて、仕事関連の技術は好きってのもあって、土日も手を動かして色々するが、フォトショがどんなに素晴らしいプロダクトでも、やってみようと思ったことがない。

上昇志向ではなくて、ただ興味があったから手を出してみたが、触ってみると自分にはハマらなかったので辞めた。それだけでは

Horus

> 神戸 さん


> 上昇志向があったから、イラレ、フォトショ、CADの勉強をしたってどういう因果関係があるのか理解できない。
そうですか。説明しておきますか。


当時、IT業界といっても想像していたのは社内SEのような仕事です。ご指摘の通り、元々好きなのもありましたが、なんでもできることが優れていると思っていました。そんなことで、どのソフトも基本機能程度は全て把握しするくらいにはなりました。無論、ソフトが使えるというだけで、それがどう利用されているかという観点は抜けていました。


結果どうなったかというと、希望通り社内SEの仕事に就いてそれなりに楽しく仕事ができました。色々なソフトに知見があるというのが付加価値になりました。結果、自分の思う「優れている」を達成して、希望の仕事という成果を得ました。ただ、その後のことを考えていなかったので、リーマンショックの後くらいに苦労しましたねぇ。


単に色々知ってることが優れていると勘違いして、キャリアをろくに考えていませんでした。その時、自分の思う高い次元というのが、勘違いだったことに気づきました。同じ人間でも時間が経てば変わるし、ましてや立場の違う人が同じものを高い次元と見ているとは思えません。そういうのは人それぞれです。


神戸さんが理解できないのは、単に価値観が違うからです。そのことに良しも悪しもありません。ただ、それだけという認識です。

Horus

ーここからは独り言ですー


先に断っておきます。


先日のような迷惑コメントが来た場合、内容を掲載しません。議論を挑んでいるつもりかもしれませんが、ただの言葉遊びです。私も誰か顔も知らない人の妄想に付き合うほど暇ではありません。


時間は有意義に使いましょう。


> 神戸さん
貴方のコメントのことではありませんので、ご安心ください。こちも色々と大変なので、ご了承願います。

ゆう

horusさんと似た経験をしたので、非常に共感しました。

わたしも社内SEでした。
なんでも知ってる・出来る(と思わせた)人が優秀と勘違いしていましたし、
「情シスだからITのことは何でも分かるでしょ?」みたいなことを言われるのは普通で、
そういう人が幅を利かせていました。

そういう環境にいると、何でもイケるのが優秀と勘違いし、
ITのジェネラリストという幻想を追ってしまってました。

今でもこういう企業は割と残っているんじゃないでしょうか。
ちょっと違うかもしれませんが、中小企業の一人情シスなんかもそうかもしれません、、、

ただ社外では、専門性がないということになるので厳しい評価を受けます。

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